今年3月に完成していたにも拘らず、

ご紹介まで随分と時間が経ってしまいましたが、

WEBサイトの「松匠創美の建てた家」に

真南を向いた斜めの家」をアップいたしました。

そこで、ブログでもご紹介をさせて頂きたいと思います。

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葉山の風致地区内に在るこの敷地は、区画整備されたものです。

既存の町並みに住みたいと、ずっと土地を探されていた時に、

新しく区画整備されたこの土地と出会ったそうです。

探していた既存宅地ではありませんでしたが、

それ以外の部分で、条件を満たしていたこともあり、

こちらの土地に決めたそうです。

最初に土地を体感しに出かけた際に、

そのお話を伺っていたこともあり、整然と立ち並ぶ

住宅街の景色にならないような計画にしたいと思いました。

そこで、土地に対して斜めに建物を配置した計画を

提案させて頂きました。

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そうすることで、建物の長辺が南向きになることも

プラス要素としてあり、また、既に建っていた

隣地建物との空きも確保することができそうでした。

その分、玄関の位置は少し奥まりましたが、

ご主人たってのご要望、アイアン製オリジナルポストぐちと

ハンドルが、良いアクセントになっています。

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このポストぐち、内部側では

投函された郵便物を受けられるようになっています。

次回は、内部をご紹介いたします。

今日は、葉山に新築中の家で、完了検査の立会いでした。

おかげ様で無事、検査を終え、

いよいよお引渡しが近づいてきました。

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今回は、久しぶりに畳のお部屋があります。

今日、検査の少し前に敷き込みが完了しましたので、

イグサの香りがいっぱいに広がっていて、

ついつい畳室へと引き寄せられてしまいました。

最近では、バリアフリー仕様で、

写真のように薄畳を使用するコトが多くなっています。

 *本畳:床の部分を全て稲藁で作っている畳

 *薄畳:床の部分を稲藁などではない素材を使用して

   厚みを薄くした畳

ご要望によって、本畳の敷き込みをすることもありますが、

積極的には、お勧めしていません。

それは、自分がカビにたいへん敏感に反応してしまう体質の為、

日常的に使用する部屋以外の畳は、

カビが生えやすいという心配ゴトがあるためです。

本畳は踏んだときの感触がとても良く、

ゴロゴロするのに最適ですから、

設置場所を考えながら、ご提案をしていきたいと思っています。

今月中に完成予定で、葉山に建築中の新築の現場は、

現在、施主自ら、壁の漆喰仕上げ工事をされています。

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天井から壁の全てをご自身で施工された方は、

これまでいらっしゃいませんでした。

実は松匠創美では、その大変さから、

施主自主施工をあまりおすすめしてきませんでした。

しかし今回、クライアントさんとお打ち合わせを重ねる中で、

この方ならば、やり遂げられるのではないかと思えましたので、

お申し出を受け入れてみました。

実際、毎日通われて、施工されている姿には

とにかく頭が下がる思いでいっぱいです。

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いい味が出ているだけでなく、

現場へ行きましても、空間が既に

クライアントさんのエネルギーに満ち満ちていて

それは、感動的です。

あと一息、よろしくお願いいたします。