今日は、2015年9月に完成をしました

『乗務員室のある家』の完成写真ご紹介の6回目、

乗務員室の中へ入っていきたいと思います。

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乗務員室は2部屋あります。

写真左側、南に面した明るい乗務員室は奥様のお部屋。

写真右側、北に面した乗務員室は、

コレクターのご主人のお部屋になります。

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先ずは、奥様のお部屋からご案内いたします。

乗務員室の扉を開けて中へ入りますと、

正面の壁には、窓を囲むように造り付けの本棚、

南面には掃き出しの窓と木製バルコニーがあります。

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振り返りまして、乗務員室の扉の横には狭間があり、

吹き抜けの窓が開閉できるようになっています。

梁の上で2階ホールやロフトとつながっています。

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続きましては、ご主人のお部屋をご案内いたします。

コレクションを納めるため壁面にはグルっと

造り付の棚を設けました。

しかし、先日お伺いすると驚くことに

棚は、既に物で埋め尽くされ、床を侵食していました。

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奥様のお部屋とは違い、屋根に達するまで棚を設け、

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鉄道模型を収納するコレクションボックスも

ご要望に合わせて、造らせていただきました。

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乗務員室の扉側も屋根に達するまで棚になっています。

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乗務員室の扉の上も現在は棚になっています。

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棚が取付けられていない壁面は北側の窓上だけですが、

この面は、奥様のご希望もあり空間が維持されています。

こちら、ご主人のコレクションルームは、

計画当初より北側をご希望されていまして、

その理由としましては、コレクションが日焼けしないように

との配慮からでした。

西に面した壁に窓を設けましたが、通風を目的としたもので、

日が差し込まないようにして、ご使用になられています。

最後に、今回コレクションルームの様子を

ブログへの掲載させていただくことを快くご了承下さった

クライアント様に心よりお礼申し上げます。

ありがとうございました。

また、最後までお読み下さった皆様、

ありがとうございました。

梅雨入り間近の貴重な晴れの週末、

どうぞ有意義にお過ごし下さい。

乗務員室のある家のご紹介は、もう少し続きます。

今日は、2015年9月に完成しました

『乗務員室のある家』の

完成写真のご紹介、5回目になります。

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前回ご紹介をしました2階の主寝室の

入口引き戸の横にある小窓をアップにしてみますと

実は、結構凝った造りになっています。

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写真の撮り方でパースが掛かっているわけではなく、

お城好きという奥様のアイデアで、狭間の雰囲気にしています。

この狭間、何のためにあるかと言いますと

2階ホールの窓を開閉するためです。

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手を差し込む角度を考慮し、実物大模型を作り

現地で実際に開け閉めして取付高さなど決めました。

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狭間のある2階ホールには、1畳分の吹き抜けがあります。

その吹き抜けの手摺には、富士のプレートを取付、

鉄道博物館で見た下の写真のデザインを真似てみました。

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鉄製の手すりと木製の手すりの違いは否めませんが・・・

鉄でリアルに再現していないくらいが、程良いかと思います。

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そして、2階ホールを挟んで反対側には、

この家を象徴する乗務員室が2つ並んであります。

コレクターで居られるご主人が手に入れられた

実際に使用されていた乗務員室のガラスを利用し、

一般的なドアよりも一回り小さくすることで、

乗務員室の扉のイメージに近づけました。

次回は乗務員室のご紹介をしたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日は、2015年9月に完成しました

『乗務員室のある家』の

完成写真のご紹介、4回目になります。

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2階のご紹介の前に今日は、1回目で触れました

キッチンのその奥にあるパントリーのご紹介を致します。

パントリーの勝手口は、ほとんどヒトの出入りではなく、

モノの出し入れに使用するとのことでしたので、

土間などの沓脱スペースは設けず、

段差なくキッチンのフローリングを貼り伸ばしました。

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重たい物を置くことも多い、パントリーの棚は、

固定式のオープン棚です。

フレキシブルなモノの増減に対応が可能ですという意味では、

空間として、ざっくりと物が置けるスペースがあることは便利です。

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それでは続いて、2階のご紹介です。

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階段を上りまして東側に主寝室があります。

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左手には大きな扉の収納があります。

この収納の奥には、

下屋の天井裏を利用した収納が隠されています。

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キャスター式の収納ボックスが入れられるようになっています。

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収納の横にあるRの壁は、ベットを置く際に

収納への動線を考えますと、壁の角が少々気になるため

棟梁をさんざん悩ませましたが、Rの壁にすることにしました。

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上部はロフトが貫通し、吹き抜けで空間がつながっています。

この辺りはまた改めまして、ご紹介は次回へ続きます。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。