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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「手持ちのモノの指定席」

【2】   家づくり雑記帖 「省エネ住宅ポイント」

【3】   家づくりのいろは
「窓廻り―松匠創美のウィンドウトリートメント―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「手持ちのモノの指定席」

こんにちは、片付け好きの久保です。早いもので今日は立春。立春は冬至と春分のちょうど真ん中で、まだまだ寒いのですが、暦の上では今日から春と言うことです。そろそろ、お雛様を飾ろうかと思っています。

さて、部屋の片づけの基本はと言いますと、とても簡単で、不要なモノを処分し、必要なモノを指定席に戻す。実はこれだけのことです。とは言え、まず必要なモノと不要なモノを判断するだけでも、意外と難しく、これは思考の片付けですので、なかなか手強く、厄介です。

そこで、今日はもう一つの手持ちのモノの指定席の探し方についてです。これまでも部屋ごとにそこで使いそうなモノについて書いてきましたが、使う場所に近いところが、指定席の最有力候補です。しかし、以前も書きましたが、浴室のような場所はモノを置くのに適した場所ではありませんので、お隣の脱衣室が候補になる場合もあると思います。

次に誰が使用するのか、子供も使うものであれば、子供でも取出しやすい低い場所や、開け閉めのしやすい入れ物がいいですし、ペットに悪戯をされたくないモノは、目に触れない高いところに、毎日使うモノであれば仕舞い込まずに、すぐに手に取りやすい場所にと、そのモノの用途や使用頻度によって具体的な位置を検討してみると良いと思います。

その上で、インテリアとしての見せ方を加えると、片付き易くて心地よい暮らしができるような気がします。

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【2】       家づくり雑記帖 「省エネ住宅ポイント」

こんにちは設計の田中です。
既に久保のブログでもお伝えしましたが、先日、省エネ住宅ポイント制度の説明会に行ってきました。省エネ住宅を建てる際には、とても助かる制度ですので今回は「省エネ住宅ポイント」について書きたいと思います。

省エネ住宅ポイント制度は、「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」の一環として昨年の12月27日に平成26年度補正予算案として閣議決定したばかりの制度で、省エネ住宅の新築や省エネリフォームに対して色々な商品との交換や、工事費(1ポイント1円)に充てられるポイントを発行する制度です。
今年度で終了した林野庁で実施していた木材利用ポイントの場合は、国産材を利用する事でポイントが発行されましたが、今回の制度は、省エネ効果のある住宅の新築やリフォームをした場合にポイントが発行される制度で国土交通省が実施します。数年前の住宅エコポイントや復興支援・住宅エコポイントに準じたものとなっています。

「省エネ住宅ポイント」で対象となる物件は、自ら居住する新築の省エネ住宅、全ての省エネリフォーム、完成済新築省エネ住宅の購入です。ただし、閣議決定日の平成26年12月27日以降に契約し、その契約締結日から平成28年3月31日までに着工したものに限ります。また、契約日に関しては、着工以前の場合に限り変更契約も含まれる事になっています。

新築の省エネ住宅に求められる性能は、外壁、窓等の断熱性能と給湯設備や暖冷房設備等の建築設備の効率性についての総合的評価がトップランナー基準相当(木造住宅は等級4)である事で、30万ポイントが発行される事になっています。
リフォームの場合は、窓の断熱改修、外壁や屋根天井、床の断熱改修(部分断熱含む)、5種類のエコ設備(太陽光発電、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯器、節湯水栓)の内3種類以上の設置でポイントが発行され、これらのいずれかの工事と伴って行うバリアフリー工事やエコ住宅設備の設置、リフォーム瑕疵担保への加入や既存住宅の購入をする事で上限30万ポイントが発行されます。さらに、耐震改修を行う事で一律15万ポイント発行されますので、リフォームの場合は最大45万ポイント発行されます。

家づくりの計画では、図面から住み心地をイメージして打ち合わせを進めますが、高い断熱性能は計画段階でイメージするのが難しく、実際に住み始め、夏や冬を経験して解る住み心地です。是非、この機会に採用する事をお勧めしたいと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】家づくりのいろは
「窓廻り―松匠創美のウィンドウトリートメント―」

こんにちは、千葉です。
インフルエンザが大流行りですね。小学校では学級閉鎖になるクラスが出てきているようです。我が家の子どもたちは、まだかかっていないので、このまま頑張って、3学期も元気に登校してくれることを願っています・・・

今日の「家づくりのいろは」は、窓廻りの締めくくりとして、松匠創美のウィンドウトリートメントついて書いてみたいと思います。事務所の窓にはカーテンレールがついていません。あるのは木枠の上部左右に穴を開けて、木製の小さい突起棒が差し込まれ、その部分に一枚の布にループを設けて作られたものを引っ掛けて、窓枠部分に布が張られる感じになります。開け放しておくことが多い事務所では、片方の木製突起棒に布のループが二つかかり、一枚の生地が窓のどちら側に吊り下げられています。
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初めてこのカーテンを目にした時の感動は今でも忘れられません。なんてシンプルで、簡単で、取外しも洗濯も容易にできる優れものなんだろうと思いました。下げておくのが嫌な方は、必要なときだけ出してきて取り付ければいいので、窓廻りの邪魔にもなりません。以前、プロのカーテン屋さんが事務所にいらっしゃった時も、素敵ですね、素晴らしいですねと言って写真を撮っていかれました。
是非、ホームページからこの布1枚のウィンドウトリートメントの写真を貼付致しますのでご覧になって下さい。ご興味のある方は、事務所で実物を見にいらして下さい。
松匠創美の家づくりは、きっとこのウィンドウトリートメントのように、今まで知らなかった新たな発見が必ずあると思いますので、お気軽に見学にいらして下さい。

本日も最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「領収書の片付け」

【2】   家づくり雑記帖 「阪神淡路大震災の教訓」

【3】   家づくりのいろは 「窓廻り―プリーツスクリーン―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「領収書の片付け」
こんにちは、片付け好きの久保です。昨年末に久しぶりに大型書店に立ち寄りましたら、片付けに関するコーナーが広い面積を占めていて圧倒的な書籍の多さにびっくりしました。そんな昨今に、つたない内容ではございますが今年も片付け好きの体験をお伝えできればと思っております。
さて、今年最初の片づけは、領収書についてです。年が変わりもう少しで確定申告の季節がやって来ます。長い間、確定申告で大変な思いをしてきましたが、お陰様で今では、家計簿だけになり、気持ちがずいぶんと楽になりました。それでも、忙しくてなかなか領収書が片付けられず、溜めてしまうことがあります。年明けも溜まった領収書を3か月分まとめて処理し、やっとスッキリしたばかりです。
領収書のまとめ方は、確定申告を行う際には領収書が大切ですので、保管する必要がありますが、家計簿でしたら一箇所にまとめて置いて、月に一度家計簿に記載したら処分してしまって良いと思います。ただ、振込の領収書などは保存期間がありますので、期間内は大切に保管しておくようにしてください。
保管の方法は、家計簿の締め日ベースで、ひと月の期間を決めて、投げ入れられるくらいでザックリの保管方法ですと負担にならなくて、良いと思います。例えばA4サイズの封筒とか、クリアファイルでサイズを揃えておくと、溜めてしまった時にも分けやすいと思います。
家計簿は、2003年にエクセルで自作したもので、水光熱費、食費、雑費、交通費、交際費、趣味費、健康維持費、医療費、被服費、諸会費、保険料、住居費、貯蓄で分け、ひと月分の合計を記載するだけの簡単なものです。覚えておきたい事柄については、詳細を追記できるようにしてあります。
家計簿のような記録は、ある程度溜まってくると、一層利用価値が上がってくると思いますので、まだの方は、簡単家計簿、始めてみませんか。
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【2】       家づくり雑記帖 「阪神淡路大震災の教訓」

こんにちは設計の田中です。
先日の1月17日、阪神淡路大震災から20年が経ちました。あの衝撃的な出来事は、防災についての考え方、意識を変えるきっかけとなり、安全についての基準の見直しも必要となりました。という事で、今日は、阪神淡路大震災の教訓について書いてみたいと思います。

20年前の1月17日、早朝、神戸市を中心に震度7の激しい揺れが襲い、多くの死傷者、多くの建物が全半壊をしました。地震大国の日本は世界的に防災意識が高く、建築土木の安全基準も厳しいと言われていました。しかし、初めて経験した都市型大地震の被害は言葉を失うものでした。地震直後、街中では大規模な火災が発生し、高速道路は横に倒れ、ビルの1階はまるまる押しつぶされた様にペシャンコになり、または地面に沈んだり、折れて倒れたりしました。これらの被害状況の情報伝達は混乱し、救援物資は遅れ、最も効果を発揮したのは被災した当事者たちの共同活動と忍耐強さでした。
その後、約16兆円の復興事業が進められ20年で経済や人口は震災前と同じ程度まで回復しましたが、復興住宅での高齢化や孤独死などの課題は今も続いています。

これらの経験から、阪神淡路大震災以降の20年間で防災について多くの事が見直されてきました。全国には震度観測点は全国に強化され、震度階も人の感覚によるものから震度計に変わり地震速報が早くなりました。また、地震調査研究推進本部が総理府に設置されることにもなりました。

ビル建築や土木の分野では、防火、コンクリートの中性化、地盤の液状化が問題視される事になり、高速道路や橋、トンネルの点検や補強が積極的に進められ、倒壊により復興の際に重要となる道路を塞ぎそうな建物や公共建築物、老朽化したビルも耐震補強されていきました。住宅分野でも古い木造住宅について耐震診断方法が整備され、新しく建てる木造住宅は金物の補強が義務化され、検査を実施する行政も増えました。

当時、特に注目を集めたのは活断層でした。自分の住んでいる場所の近くに活断層はあるのか、新たに土地を購入するにも気になる情報でした。今では市町村でも活断層の情報が整理され、国土地理院では「都市圏活断層図」や「利用の手引き」などがインターネットで公開されるようになり、活断層の位置や危険性について把握できるようになりました。また、兵庫県西宮市や神奈川県横須賀市では活断層直上の土地の利用制限が条例でされるようになりました。一方、地震直後には余り話題になりませんでしたが、その後の調査の結果、活断層や震源地から離れた場所に関わらず激しく揺れて、被害が大きくなった場所がある事も解りました。
通常、地震の揺れは震源地から離れる程に揺れが小さくなりますが、都市部や埋立地、土砂が堆積した土地、斜面地に盛土造成した土地など、いわゆる軟弱地盤の土地では、震源地から離れていても大きな揺れになる事があります。特に斜面地を盛土した土地で完成から時間が経っているものは、正しく施工され行政によって検査されたものであっても安心できないという事で国土交通省が「わが家の宅地安全マニュアル」を作成しています。また、都市によっては「大規模盛土造成地」の調査結果を公表していますので、インターネットで検索してみると良いと思います。

これからは震災を知らない世代が社会に増えて行く事もあり、あの大災害、震災後を見てきた世代は、教訓を活かして行く役割も担っていかなければならないとも言われています。
松匠創美でも、絶対安全は難しいながらも100年住み続けられる住宅になるように、耐震については注意を払ってきましたので、今後も教訓を活かし続ける事で役に立てればと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】家づくりのいろは 「窓廻り―プリーツスクリーン―」

こんにちは、千葉です。
気持ちを新たに今年も皆さんに、よりわかりやすい、「家づくりのいろは」を書いていきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

今日の「家づくりのいろは」は、窓廻りのプリーツスクリーンについて勉強していきたいと思います。

ちばメルマガ2015_0121 写真-2
プリーツスクリーンは紙を蛇腹に折ったような形状をしており、ブラインドのような感覚で上げ下げする形のものです。ブラインドと違い1枚の生地が蛇腹になっているので、断熱性能も高いようです。
我が家では、プリーツスクリーンを使用しています。以前は、カーテンを下げていたのですが、子どもが小さいと昼間に汚れた手を拭いたり(?)、引っ張ったり、室内用のオモチャの車を乗り回して、引っ掛けてしまったりと困ったことがあったためと、雨戸がついていたので、夜もカーテンを閉めないことが多く、湿度が高い場所だったからか、カーテンの裾がカビてしまい、他のものに替えたいと思っていました。
そんな時、ちょうど私の実家で父がプリーツスクリーンに替えて、ブラインドより閉めていても採光が取れて便利そうだなと思い、調べたところプリーツスクリーンにはシングルタイプとツインタイプがあり、ツインタイプだと2種類の生地を1つのメカにセットして自由に切り替えることが出来ます。多くは不透明生地とシースルー生地の組み合わせをセットにし、カーテンの2重掛けをひとつのスクリーンでしてくれる優れ物です。
そして、2種類の生地を上下どちらにもってくるか選ぶことが可能です。
外からの目線が同じ高さ、または下方向からの場合は上部をシースルー生地にして採光を取り、下部を不透明生地にして視線を遮り、外からの目線が上方向からの場合は上部を不透明生地に、下部はシースルー生地にして視界を確保することが出来ます。
デメリットとしては、取外しするのは難しく、洗濯はできないので、ほこりをはらうくらいのお掃除しか出来ないということと、シースルーであっても、カーテンのレースのように、風通しは良くないということです。
この他、最近では和室などに障子をつけないで、プリーツスクリーンを付ける方もいらっしゃるそうです。障子だと必ずどちらかの窓に障子がかかってしましますが、プリーツスクリーンにすることで、上にすべて上げてしまえば、窓にかかるものがなくなり、景色が良くなるという利点があるからだそうです。
我が家の愛犬チョビスケと一緒にプリーツスクリーンを撮ってみましたので、ホームページからご覧になってみて頂ければ幸いです。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
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【1】   片付け好きの頭の中 「玄関の片付け」

【2】   家づくり雑記帖 「 雪対策 」

【3】   家づくりのいろは 「窓廻り―ローマンシェード―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「玄関の片付け」

こんにちは、片付け好きの久保です。今朝のコト、出掛けようとして既に玄関で靴を履いている松田から「2階に鍵ありますか?」と声がかかりました。2.3日に1度はあるコトなのですが、その都度、そこに居合わせた者は全員、今までしていたことの手を止め、鍵を探さなければならなくなります。これって、ちょっと傍若無人な行為ではありませんか。他にもメガネ・携帯・上着バージョンもあります。

そこで、玄関に置いておくと良いと思うものの一番目に鍵を上げたいと思います。鍵を開けて入ったらすぐに所定の場所へ置けば、出掛ける時まで家の中で使用することもなく、出掛ける際にはすぐに出掛けられます。うちのようにスペースを設けても置いてもらえないと意味がないのですが・・・。自分はとても便利にしています。

ということで、今日は玄関の片付けについてです。玄関は外と内の境界にあたりますので、汚れやすい空間ですが、一方で玄関は家の顔とも呼ばれる空間ですので、極力きれいにしたいところです。原則、汚れやすい空間には掃除がし易いようなるべく床に物を置かないこと。そこで、脱いだ靴は玄関の土間に放置しないようにすることをお勧めします。ほんのちょっとのことです。習慣にしてしまえば何の苦にもなりません。

玄関収納は、靴を納めることがメインで、他には靴磨きセットや、傘、印鑑も玄関にあると便利です。犬を飼っている場合、犬用の散歩グッツや足拭きタオルなども置きたいモノです。このように生活スタイルによって玄関に納めるものには幅があります。小さいお子さんがいらっしゃる場合にはベビーカーや3輪車などのちょっとした遊具まで納められると便利ですし、自転車やバイク通勤の場合レインコートなど濡れたものを掛けられるスペースが欲しいですので、シューズクロークのような空間が取れると玄関収納がより充実します。

最近では、うれしくないことですが、災害が頻発していますので、非常持ち出し袋なども避難経路のひとつ玄関に置かれることも考えられます。大掃除の際に、玄関収納に骨が折れて使えなくなった傘やサイズが合わなくなってしまったり、修理が必要になっている靴がないか、一度点検して見るのはいかがでしょうか。

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【2】       家づくり雑記帖 「雪対策 」

こんにちは設計の田中です。
12月に入り各地で大雪に見舞われ、雪とは無縁かと思っていた四国の被害状況にはとても驚きました。国土交通省では「異例の降雪に対する国土交通省対策本部」が設置され、この冬は常設するとの事です。思えば、関東地域に大雪が降り大パニックになったのも今年の2月の話でした。という事もあり、今日は、「雪対策」について書いてみたいと思います。

地球温暖化と言われていますが、一方で近年、寒冷期とも言われていて、豪雪、大雪が日本各地で増えています。
昭和時代の豪雪は数回記録されましたが平成に入り、しばらく豪雪記録はありませんでした。平成18年になると「平成18年豪雪」という大災害が発生し、平成22年以降は毎年各地で豪雪が記録されています。今年の2月には、関東でも大雪が記録されました。また、これらの豪雪や大雪では、転落死や屋根からの落雪による窒息死、関東では交通事故死と多くの人的被害を生みました。

建築でも被害が多く発生しています。今年2月の大雪では、積雪に対する備えが無い関東地方の一般店舗、駅のホーム、商店街アーケードの屋根、くまがやドームの屋根や中学校の体育館の屋根などが雪の重さに耐えきれずに崩落しました。
青梅市第三中学校や、彩の国くまがやドームの場合、行政指導されていた30センチの積雪量を考慮して設計していたそうですが、実際に崩落した時は想定を上回る約60センチの積雪量だったそうです。

住宅計画の場合で新しい雪対策というと、「無落雪屋根」です。その昔、久保と一緒に務めていた設計事務所でも関わらせて頂いた事がありました。雪が多く降る地方にも関わらず屋根を平らに計画し、雪を意識的に積もらせます。積もった雪は天然の断熱材となり冬暖かいという計画です。雪質が軽い北海道を中心に広がっています。その他、板金屋根を暖めて雪下ろしの手間を省く「屋根融雪」工法もあります。熱源は電気もガスもあるようで、少し大がかりですがリフォームで設置する事も可能です。
政府によると大雪の死亡事故の内、3人に2人は雪下ろし時の落下事故で、65歳以上の高齢者が多いので、高齢社会の寒い地方の家づくりには「無落雪屋根」も「屋根融雪」もお勧め工法ではないかと思います。
雪が殆ど降らなかった東京以南の場合の雪対策は、「雪止め」を屋根に取り付けるかどうか、という事になると思います。
豪雪地方では雪止めは付けず、雪が度々降る地方では取り付けて、雪が滅多に降らない地域は余り取り付けない。というのが一般的でした。
コチラで板金屋根の雪止めの画像をご覧になれます
豪雪地方で取り付けない理由は、雪の重みで雪止めが壊れる、雪下ろしの際は邪魔になる場合があるという事で、雪が度々降る地方で雪止めを取り付ける理由は、屋根の雪が、雪崩のように落ちてきた時に、樋が壊れる、近隣の庭や歩行者、自動車に対して危険という事が言われていました。東京以南の場合は「普通」や「常識」が無く、意見が様々なのが現状だと思います。

これからは、寒冷期で今まで雪が余り降らなかった地方にも雪が降る。異常気象による一時的な大雪も増える。住宅の高断熱化で屋根に積もる雪の積雪量が増すと言う事も言われています。雪対策としては、見通しがつけにくい、予測が付かない時期ではありますが、変わって行く環境や住宅事情を見守って行きたいと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】家づくりのいろは 「窓廻り―ローマンシェード―」

こんにちは、千葉です。
いよいよ年末の大掃除やおせち作りの時期がやってきてしまいました。一年があっという間に感じます。スッキリきれいに片づけて、気持ちを新たに新年が迎えられるといいですね。

今日の「家づくりのいろは」は、ウィンドウトリートメントのローマンシェードの役割について勉強していきたいと思います。
ローマンシェードは、生地を昇降装置に取り付けて、上下に開閉するものだそうです。カーテンは左右に開閉して、開けたときには窓の両側に生地のたまりができるのに対し、ローマンシェードは、上部にたまりができるという違いがあります。
シェードに使う生地は、ロールスクリーンのように加工しないため、ほぼカーテンに使う生地を使用でき、生地本来の風合いを楽しめるようです。
また、高さを調節して日差しや、隣の建物の上からの視線を遮るのに有効で、シェードの開いている下の部分からは、お庭などの見たい景色を直接楽しむことができます。
両開きのカーテンのたまりが邪魔かなと思われる方にはお勧めかもしれません。小さい子どもがいるお宅では、上にあげてしまえば触って汚すことがないという利点もあります。
今年の「家づくりのいろは」はいかがでしたでしょうか?文章を書くのが苦手な上に、勉強しながらお伝えするということは、とても難しいと感じています。
今年も最後までお読み下さりありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。
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今年も1年間「木の家を知る・建てる・暮らす」メールマガジンをお読みいただきましてありがとうございました。
スタッフそれぞれの視点、それぞれの角度から家づくりの事、皆さまにお伝えできたのではないかと思っております。
来年もなるべく分かりやすく、楽しめる内容をお伝えできるよう、頑張ってまいりたいと思っています。
それでは良いお年をお迎え下さい。来年も宜しくお願い致します。
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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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