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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「取扱説明書と保証書の片付け」

【2】   家づくり雑記帖 「省エネ住宅の室内の空気環境 」

【3】   家づくりのいろは 「窓廻り―ウィンドウトリートメント―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「取扱説明書と保証書の片付け」

こんにちは、片付け好きの久保です。この間の日曜日、愛用の電動歯ブラシが動かなくなってしまいました。この電動歯ブラシは、昨年の1月に購入した物で、まだ2年弱しか使用していないため、修理を依頼してみることに。早速メーカーへ問い合わせますと、保証期間が2年間とのことで、現時点では補償の対象になるかもしれませんとのことで、購入日が分かるものを添付して本体を郵送するように説明を受けました。

そこで、保証書を保管している4冊のファイルから電動歯ブラシの取扱説明書と保証書を探します。すると、探している途中に既に手元にはないものの保証書などが、ちらほら目につきました。これまで使用していたものを買い換えた場合には、自然と入れ替えが行われますし、新しく仲間入りしたものの場合には、追加されます。ところが、手放したものや使えなくなり処分した物については、ついつい放置されることになるのです。

手放すときにも忘れないようにできることが一番いいと思うのですが、時々見直して、ファイルを片付けるようにすることも必要かもしれません。最近では取扱説明書がネットで閲覧できるようになり、取扱説明書は保管していないという方も増えているようですが、まだまだ、そこまで割り切れませんので、この機会に、すべてのファイルに目を通し、年内に保証書ファイルの片づけを行おうと思います。

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【2】       家づくり雑記帖 「省エネ住宅の室内の空気環境 」

こんにちは設計の田中です。
12月になり本格的な寒さを感じることもあり、仙台育ちの僕は炬燵が懐かしく思ったりもします。先月のメルマガでは、住宅の省エネルギー化の推進について書きました。省エネルギー化が進むと、これまでの住宅とは違う暮らし方というものを理解する必要があります。今日はそんな省エネ住宅の室内の空気環境について書いてみたいと思います。

省エネ住宅は、これまでの住宅と比べて断熱と気密の面で高い性能を持っていますで、給気や換気の面で注意が必要です。その性能と注意点を理解していれば、快適で環境負荷の少ない暮らしをする事が出来ますが、一方で、理解せずに暮らしていると、特に窓を閉め切りたい冬季には危険な状況になる場合も考えられます。

例えば、ガスファンヒーターや石油ストーブで、「開放型」と呼ばれるストーブの使用時が危険です。「開放型」とは室内の酸素を利用して燃焼し、発生した二酸化炭素を室内に放散するタイプの事で石油ストーブやガス栓に繋げるガスファンヒーターがそれです。このストーブの使用時には酸欠や一酸化炭素中毒を避ける為に多くの換気をする必要があります。昔ながらの感覚で暖気が逃げるといって窓を閉め切り、換気をしないでいると危険な事になるので、必ず注意をして頂かなければなりません。

酸欠や中毒についてはキッチンのガスコンロの使用時も同様で、燃焼して失われた酸素を室内に補充してあげなければなりません。キッチンには必ず給気口が設けられていますので、ガスコンロを使用する場合は換気扇を回すのと一緒に給気口を開ける事を忘れないでください。また、うっかり給気口を開け忘れてしまいがちなのが、卓上コンロを使う時ですので、その場合も注意して下さい。

それから省エネ住宅では、冬季でなくても、また火を使用していなくても、新築入居時は普段から換気を行うよう心掛けなくてはなりません。新築して間もない時期は、建材やクロス、新調した家具などから、ホルムアルデヒドなどの発揮性有機化合物の影響で、目や鼻や頭に痛みが感じられる場合があります。快適なはずの新築での暮らしが辛いものにならない様に注意したいところです。
それから油断しがちなのが、人が大勢集まった時の換気です。想像以上に酸素が失われていたり、汚れていたりするそうです。

最後に、空調設備機器の維持管理や追加工事についても少し知っておいてもらいたいと思います。今の住宅には換気扇だけでなく給気口が必ず設置されています。この給気口にもフィルターが取り付いていますので、掃除を行うようにして下さい。
それから、住み始めてからエアコンの設置をする時に新しく貫通孔を開ける場合は、工務店に一度相談してみて下さい。省エネ住宅の外壁には、気密性を高める為の施工がされていますので新しいエアコンの貫通孔が断熱や気密の欠陥とならないようにしたい所です。

省エネ住宅になると、火の温もりから少しずつ遠ざかっている気がしたり、今まで人気が高かった石油ストーブも活躍しにくくなったりと、少し寂しさも感じられますが、寒さで縮こまらなくてもいい暮らしは、やっぱり良いものだと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】家づくりのいろは 「窓廻り―ウィンドウトリートメント―」

こんにちは、千葉です。
我が家の子どもたちは、クリスマスツリーを飾り、外にも電飾を付け、サンタクロースに何をお願いしようか考える、楽しい時期を過ごしています。インフルエンザが少し流行りだしたそうですので、楽しくクリスマスを迎えたいですね。
今日の「家づくりのいろは」は、ウィンドウトリートメントのカーテンの役割について勉強していきたいと思います。
窓の断熱性能が悪かったころのカーテンは、室内に冷気が入り込まないようにするための大事な役割を果たしていたため、布にヒダ(プリーツ)をつけて布地の密度を濃くして、断熱効果を上げていたそうです。しかし、最近では窓の断熱性能がとても良くなってきたので、必ずしも厚手の布とレースやオーガンジーなどの透過性のある布の2重掛けをしなくてもよくなってきて、カーテン自体の役割が光の取り入れ方や目隠し効果などに変わってきたようです。更に、最近のカーテンはどちらかというと、装飾としての役割が大きく、そのため布へのヒダを必要としないものも出てきたようです。ノンプリーツと言ってカーテンを閉めた時には、1枚の布が掛けてあるようなカーテンもあるそうです。
また、カーテンはロールスクリーンやシェードと違って、カーテンを閉めたままでも、隙間から出入りが出来る良さや、窓を開け風が入り込んでもロールスクリーンやブラインドの様にカタカタと音がせずに閉めておける良さがあります。
これらのカーテンには、特殊な機能を備えているものがあり、遮光、防炎、ウォッシャブル、遮音、抗菌など様々なものがあるようです。
掛けるカーテン1つで、空間のイメージはずいぶん変わると思いますので、取り付ける場所や向き、窓の大きさなどによって、楽しく選ぶことができるといいですね。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。

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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「洗面脱衣室の片付け」

【2】   家づくり雑記帖 「加地邸をひらく-継承をめざして」

【3】   家づくりのいろは 「窓廻り―ウィンドウトリートメント―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「洗面脱衣室の片付け その2」

こんにちは、片付け好きの久保です。ここ数日、葉山辺りの山も色づき始めました。紅葉と呼ぶには及びませんが、全体に枯葉色の中にところどころ紅や黄色に色づいた葉がポツリポツリと見られます。それでもその山の移ろいは眺めて楽しいものです。

さて今回は、前回に引き続き洗面脱衣室の片付けについてです。平均的に洗面脱衣室は一坪ほどの場合が多く、決して広いスペースではないと思います。しかしこの空間は、洗面所であり、脱衣室であり、更には洗濯場の役割もあります。

洗面所としては、洗顔や歯磨き、メイクやヘアスタイリングが行われ、これらに関わる洗顔石鹸や髭剃り、歯ブラシに歯磨き粉、基礎化粧品やメイクセット、ヘアブラシやヘアスタイリング剤にドライヤー、コンタクトレンズなどもあるかもしれません。
脱衣室としては、前回取り上げましたタオルを始め、入浴剤、読書台など浴室で使用するもの、バスマットやヘルスメーター、洗濯カゴなども必要で、他にも綿棒や爪切り、ハサミなどのグルーミング用品、絆創膏なども湯上りに使用することが多いので、ここへまとめて置いています。
洗濯室としては、洗濯用石鹸やホワイトビネガー、漂白剤、干すためのハンガーやピンチハンガー、洗濯バサミなどと、アイロンや霧吹きもここにまとめています。
更には汚れやすい空間ですので、掃除道具類もここへまとめます。雑巾、ウエス、コロコロ、不精箒、ちりとりや掃除機用ゴミパックのストック、水垢取り用にクエン酸水のスプレーなども置いています。
また、多くはありませんがストック類もそれぞれ保管しています。

皆さんの家の洗面脱衣室には何が必要ですか。モノは、一番必要とされる所に置くこと。そしてそれぞれのモノには、落ち着ける居場所を用意してあげること。これが片付く第一歩ではないかと思います。
重なって取り出すことが難しかったり、使わなくなったものがいつまでも放置されていたりすることがないよう、大掃除前に、一度点検してみるのはいかがでしょう。

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【2】 家づくり雑記帖 「加地邸をひらく-継承をめざして 」

こんにちは設計の田中です。
久保のブログでもご紹介させて頂きましたが、先日、葉山に建っている加地邸の展覧会とそのシンポジウムに行ってきました。
とてもとても貴重な住宅で、開催は今月いっぱいです。今度の土、日曜日で最終になりますので、まだ行かれてない方は、是非足を運んでみて下さい。
という事で、今日は、加地邸について書きたいと思います。

加地邸は、建築家、遠藤新による設計で1928年に竣工した個人住宅です。
遠藤新は、近代建築の三大巨匠のひとり、アメリカ人建築家フランク・ロイド・ライトの日本における一番弟子の方でした。旧帝国ホテルの設計をしていたフランク・ロイド・ライトの設計事務所でライトの補佐をし、ライト自身が帰国した後も他の弟子たちと一緒に工事を完成させ、その後も日本でライトが基本設計したものを完成させ続けた人です。
後にライト自身が「弟子たちの中で、自分の設計手法を忠実に続けているのは遠藤新だけ」と評価していたそうです。

そんなライト建築、ライトデザインを継承している加地邸で、世代交代の準備として、建物に合わせてデザインされた家具や照明器具の詳細な調査が行われました。そして、これまでは建物の所有者の意向で、一般公開を一度も行わなかったのでしたが、近隣地域の方の協力もあって今回初めて一般公開される事となったのでした。

加地邸は、葉山町の山の中腹に建築されていて、歩いてしか行くことは出来ません。坂道を登って加地邸の門をくぐり、アプローチの石畳と階段に立つと、正面に現れる建物の姿は、正にライト建築そのものです。雑誌やテレビ番組、CMなどで、建築業界の方じゃなくとも、これまで目に触れる機会があったであろう世界がそこには広がっています。

石貼りの目地はライト建築独特な雰囲気で、石と左官と木材との絶妙なバランスは、安定感と優しい印象を与えてくれています。窓も加地邸に合わせて繊細にデザインされ、それらを雨から守る、板金も巧みにデザインされています。
庭に出て少し離れて建物を見れば、複雑な建物の形は合理主義とは、かけ離れたものです。背後の山の稜線より低く抑えられ、景色に対して謙虚さすら感じる屋根の形は、日本建築や浮世絵に学んだと言われているフランク・ロイド・ライトの特徴がハッキリ見て取れると思いました。

内部に入ると、更に驚きます。
家具からドアから暖炉から照明器具に至るまで加地邸の為のデザインが隅々まで施され、既製品と思われる物が殆どありません。全てが本物のモダンデザインです。
間取りは、敷地の傾斜に合わせて、上がったり下がったりですが、庭や眺望を楽しめるように計算されていました。

そして、久保と一緒に驚かされたのは、その建物の性能と機能です。
夏に屋根の熱を逃がす為の仕組みは、今現在、日本の住宅づくりで主流になってきている棟換気システムが使われていました。また、喫煙が盛んに行われていた時代でしたから室内の換気専用の窓も計画されていて、室内の換気能力の高さについてはシンポジウムでも話題になっていました。

松匠創美では、「丈夫な構造」と「良質な素材」以外に、「住まいの性能」も、とても力を注いできた部分でした。今回、86年前の建物がこれほど進んだ機能と性能を持っていた事に驚かされ、感動しっぱなしのひと時でした。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の
家づくりの考え方

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【3】家づくりのいろは 「窓廻り―ウィンドウトリートメント―」

こんにちは、千葉です。
前回、葉山町歌のお話をしましたが、葉山小学校の校歌も堀口大學作詞、團伊玖磨作曲で、とても元気の出る曲です。そして、この校歌には踊りまでついています。入学したら、まず校歌の踊りを覚えるというくらい伝統的なもののようです。入学式や運動会のときなどに踊るのですが、見ているこちらも元気をもらえます。

今日の「家づくりのいろは」は、ウィンドウトリートメントについて勉強していきたいと思います。ウインドウトリートメントとは、ウィンドウは窓、トリートメントは「あしらい」という意味で、カーテン、シェード、スクリーン、ブラインドなど窓装飾を総称して、そのように呼ぶそうです。今日はその中のカーテンについて勉強してみたいと思います。

カーテン
カーテンは、ドレープ、プリント、シアー(レース)、ケースメントという種類に分けられるようで、ドレープは厚手の布による重厚なカーテン、プリントは綿などの平織りプリントを施したもの、シアーは透過性のある薄い織物によるカーテンでレース的な使い方をし、ボイル(ガーゼのように平織りで薄地の布)、ジョーゼット(強いよりをかけた糸でちりめんのように仕上げたもの)、オーガンジー(透けるような薄地の平織り物)などが使用される、レースは透過性のあるたて編みのラッセルレースが主流で、ドレープと2重掛けすることが多いもの、ケースメントは透かし織りのカーテンで太い糸で粗く作ったものが中心で外部からの視線を気にしない場所に一重で掛けることが多いカーテンだそうです。
カーテンと一口に言っても、選ぶ内容がたくさんありますね。次回は、これらのカーテンの様々な形について勉強してみたいと思いますので、また読んで頂けたら嬉しいです。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。

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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「洗面脱衣室の片付け」

【2】   家づくり雑記帖 「住宅の省エネルギー化の推進2」

【3】   家づくりのいろは 「窓廻り―カーテンボックス―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「洗面脱衣室の片付け」

こんにちは、片付け好きの久保です。今年も残すところ2か月を切り慌ただしさが増してきました。更には、日も短くなり、一日があっという間に過ぎていくような気がします。例えば、今日の葉山辺りの日の出から日の入りまでの時間はおよそ10時間半ほどです。一日24時間は変わらなくても太陽が出ている時間が短いことでこんなにも違う印象なものかと、改めて感じています。

さて今日は、前回の浴室の隣、洗面脱衣室の片付けについてです。一般的な洗面脱衣室は、洗濯機と洗面化粧台が設置されていることと思います。そこで、洗濯用品、グルーミング用品、バス用品等々ものでごった返す空間になります。更には洗濯物が持ち込む塵や埃、髪の毛で汚れやすい空間でもあります。そこで、一番気をつけていることは、床にモノを置かないことです。床置きのモノがないと掃除がし易く、狭い空間ですのでこまめに掃除をする気になります。今は一つだけ、ヘルスメータが床置きになっていて、その周りに溜まる汚れがいつも気になっており、何とかしたいと思ってます。

二人暮らしの我が家のタオルは湯上り用のバスタオルが6枚、手を拭く用のハンドタオルが6枚、輪が手前に来るようにたたみ浴室ドアを開けると手が届く、オープン棚に積み重ねています。上から使用し、洗濯したものを下へ納めます。使用後の塗れたタオルは、浴室ドアに取り付けたフックに掛けて乾かし、乾いたら洗濯カゴの中へ。少数精鋭、早く乾く麻のタオルを使用しています。パリッとしたタオルが好きな方は、気持ちよく使用できるのでお勧めです。ふわっと派の方には向かないかもしれません。

浴室とは違うことで、汚れやすい空間の洗面脱衣室を清潔に保つためには、床にモノを置かないようにすると、日々のお掃除がし易くなるのではないかと思います。次回は今回取り上げたタオル以外の洗面脱衣室でごった返すモノの片付けについて書きたいと思います。

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【2】 家づくり雑記帖 「住宅の省エネルギー化の推進2 」

こんにちは設計の田中です。
前回、省エネルギー基準が今年の10月1日から改正されたことについて書かせて頂きました。この改正によって、基準以上の断熱性能と省エネ設備を設置した住宅・建築物を設計、施工していくことが法的に定められる事になりました。松匠創美では、以前から取り組んできた住宅性能に関することですので、今日は、省エネ化住宅の家づくりの際にどんな事が関係してくるのかについて書いてみたいと思います。

省エネルギー基準では、「冬暖かく、夏涼しい住宅」が求められています。その為には、冬は、暖めやすく、室内から熱をできるだけ逃がさないように断熱化や気密化を図り、夏は、逆に室内の熱を逃がして涼をとるように通風や排熱をする事が大切です。
このように日本の住宅では、夏と冬では相反する事が求められる上に、日本の南北に長く四季があるという自然環境の複雑さにも対応していく工夫が必要とされています。
新しい省エネルギー基準の改正では「冬暖かく、夏涼しい住宅」の計画として建築計画だけでなく設備計画に関する性能が定められ、この両方の性能をバランスよく計画する事で快適な住宅が建てられると考えられると思います。

例えば建築計画について考えると、外壁や屋根の面積に大きく関わる建物形状は、断熱性能に影響します。建物の形状が複雑になればなるほど、暖めにくく冷めやすくなりやすいのです。また、窓の面積やその方位も同様に断熱性能に関わります。従来の家の場合ですと、冬の暖房時に逃げる熱の48パーセントは窓から逃げて行ってしまっていたと言われ、窓の断熱性能や気密性能は省エネ化住宅では重要なポイントになっています。

設備計画の方でいうと、選んだ設備機器の性能や設置条件の違いにより、電気、ガスなどのエネルギーの消費量が変わってきます。
どんな冷暖房設備を設置するか、どんな換気扇を付けるのか、それらの効率性はどうなのか、給湯方式は、又、水栓器具の種類はどんなか、照明では白熱灯を使うか、調光やセンサーの有無、発電設備の有無やその方式等が問われてきます。
例えば、換気扇に頼った外壁に面しない窓の無いトイレなどはエネルギー消費が高くなる方向になります。太陽の日射や通風や換気など自然のエネルギーを併用する事がポイントになります。

近い将来、建築計画、設備計画ともに建築確認申請の手続き内で計算書を提出し基準以下にすることが求められるようになり、全ての住宅が満たさなければいけなくなります。
そのこともあって、今後の家づくりではイニシャルコストだけではなく、ランニングコストが今よりももっと注目されてくると感じています。

省エネ化住宅、高断熱高気密住宅は、夏は暑いとか、窓が小さくて息苦しい、設備に頼っているというイメージが付いてしまっていますが、間取りや、仕上げ材、窓の取り方でとても居心地の良い住宅を計画する事は可能です。
是非一度、松匠創美のモデルハウス兼オフィスで体験してみて下さい。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の
家づくりの考え方https://hayama-ie.jp/thinking

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【3】家づくりのいろは 「窓廻り―カーテンボックス―」

こんにちは、千葉です。
先日気がついたのですが、葉山町の5時のチャイムが葉山町歌に変わっていました。葉山には素晴らしい町歌があります。堀口大學作詞、團伊玖磨作曲で、昭和55年3月3日に町歌に制定されたそうです。メロディもきれいですが、歌詞も葉山の良さが出ていて、とっても素敵ですので、インターネットで調べるお時間がありましたら、是非一度ご覧になって下さい。

今日の「家づくりのいろは」は、カーテンボックスについて勉強していきたいと思います。
カーテンボックスの特徴として、まず冷暖房効果が上がるという点があげられます。カーテンとサッシの間に隙間があると、熱や冷気が侵入、放出してしまい外気からの影響を受けやすくなるので、カーテンボックスを設置すると、かなり冷暖房効率が上がるようです。また、カーテンの上部や横からの光の漏れ防ぐことができます。この他、カーテンレールやロールスクリーンなどの目隠しにもなり、お掃除しにくくホコリのたまりやすい、レールやロールスクリーン上部も壁付けのカーテンボックスならすっぽり覆ってしてくれるので、ボックスの上をサッと拭くことができます。そして壁付けの場合は、ボックスの上に飾り物を置くこともでき、カーテンボックスそのものも部屋のアクセントにもなるようです。
カーテンボックスの種類には、天井埋め込みタイプ、梁・天井直付けタイプ、壁付けタイプなどがあります。

ちばメルマガカーテンボックス 桜の家の写真
松匠創美で取り付ける際は、木で造作したカーテンボックスをお薦めしております。木で造作されたものは、色などの経年変化が楽しめ、新建材とは違う味わいがあると思います。事務所兼モデルハウスにも窓廻りについていますので、是非見学にいらして下さい。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
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出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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