こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。
【1】 片付け好きの頭の中 「モノと向き合う」
【2】 家づくり雑記帖 「日本の林業と森林破壊-4」
【3】 家づくりのいろは「造作家具―ウォークインクローゼット―」
――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――
【1】 片付け好きの頭の中 「モノと向き合う」
こんにちは、片付け好きの久保です。今年も残すところ2か月を切りました。年末へ向けて忙しさが増す前に、今年中に済ませておきたいことで忘れていることがないか、チェックし、悔いの残らないようにしたいと思います。
さて、今日は15年以上前の話になりますが、今のように片付けがブームではございませんでしたが、それでも収納でお困りの方はいらっしゃって、収納が足りなので収納計画をして欲しいとの依頼を受けたことがあります。
1間半の押入にぎっしりと詰まったモノを効率的な収納方法に変えることで、捨てることなく、出し入れし易く、ゆとりのスペースを生み出すことはできました。しかし、この時に思ったことは、このゆとりスペースはあっという間にモノで埋まってしまうに違いない・・・ということでした。
片付けは、器の問題よりも思考の問題の方がはるかに大きいのです。
片付けについて書かれた本や雑誌を手にすると、便利な片付けグッツなどが、いろいろと紹介されていますが、収納グッツを購入する前に必要な事は、モノと向き合いそのモノの役割を知ることのような気がします。そして、その役割を終えたモノは処分してもきっと後悔することはないのでは、と思っています。
――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――
【2】 家づくり雑記帖 「日本の林業と森林破壊-4」
こんにちは設計の田中です。
日本の林業と森林破壊も今回が最後になります。歴史の中で繰り返し行われてきた森林資源への需要の高まりと森林破壊ですが、現在では新たな問題が起きようとしています。今回は、日本の林業の現在と、新たな問題について書いてみたいと思います。
高度経済成長期、日本では木材の需要が高まる中で、木材の輸入が自由化され、安価な輸入材が増えていきます。また、同時に、公害、環境破壊への関心の高まりによって、国産材の需要が減り、供給量も減って行くことになりました。やがて公害問題が回復に向かう頃、新たに別荘地やゴルフ場等の開発で生まれた土壌汚染、治水機能の悪化で自然保護の意識が更に高まりを見せる事になります。同時に円高による欧米志向の影響もあり国産材の需要は減り続け林業は衰退していってしまう事になりました。
バブルが崩壊後し、1997年になると「気候変動に関する国際連合枠組条約」で「京都議定書」が採択されます。そこで、日本は温室効果ガス排出量を6パーセント削減する事が定められる事になります。
この排出量の計算では、適切に経営されている森林については、温室効果ガスの吸収量に加算できる為、衰退していた日本の林業と森林に大きな責任がかかる事になりました。
国は林業への助成を進め、公共建築、ビル、個人住宅、都市の憩いの場での国産材の利用が進み、間伐材利用の大切さも広まり、日本の林業は少しずつ回復に向かう事ができました。
世論調査の国民が森林に期待する役割でも、1999年では9位と最下位だった「建材、家具、紙などの原材料となる木材を生産する働き」という項目が、2011年では「貴重な動植物の生息の場としての働き」を抜いて6位にまでになりました。
しかし、日本の林業はまだまだ自力では経営できなく問題が山積みです。例えば、現在、住宅を建てるのに適齢期のスギが山には沢山ある一方、二酸化酸素吸収量が多い若いスギは少し少なめです。適齢期のスギを使い若い木に世代交代しなければ、森林が人間社会同様に超高齢社会となり、このまま放置され続けると、スギが土に分解される過程で出る二酸化炭素の排出や、微生物の大量発生などによって予測できない事態へと陥る可能性も指摘されています。
循環型の日本の林業では、木を伐り使うことは未来を築くことです。
ことわざの「木を見て森を見ず」のようにならないように、林業が抱えた問題は、社会全体の問題として考えて行けたら良いと思います。
設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方」
――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――
【3】 家づくりのいろは「造作家具―ウォークインクローゼット―」
こんにちは、千葉です。
紅葉のきれいな季節になりました。今月は家族で葉山の山をハイキングしながら、紅葉を楽しみたいと思っています。
今日の「家づくりのいろは」は、ウォークインクローゼットについて勉強していきたいと思います。
私が子どものときは、「納戸」や「押入」はありましたが、ウォークインクローゼットという言葉は、聞いたことがなかったように思います。ウォークインクローゼットとは、人がその中へ入っていけて、収納の出し入れができる程度の広さのある収納スペースという意味のようです。
このウォークインクローゼットは、一般的なものを見ると、引出しや棚、ハンガーパイプなどが造り込まれていることが多いようです。空間の広さによって形状も様々で、片側に収納でもう片側が通路、両サイドが収納で中央に通路、この他コの字、L字の形の収納などあるようです。
また、ウォークインクローゼットは一般的に暗くなりがちのようですが、鏡を取り付けることで、身なりを整えるためのものだけでなく、クローゼット内に明るさをもたらす効果があるそうです。
松匠創美では、お施主様の住んでいらっしゃるお宅を訪問させて頂き、収納の仕方や、癖など実際の暮らし方を見せて頂き検討していきます。その際、なるべく普段の生活をそのまま見せて頂くことにより、出しっぱなし、置きっぱなしのない収納への改善策を考えることが出来ます。
そして、家族ひとまとめの収納にするのか、各々の個室収納にするのかで、その収納を管理していく人が、最も使いやすいものを提案させて頂くよう心がけています。何より造り込まず、ハンガーパイプや、枕棚などは配置させて頂き、お施主様の持っていらっしゃるタンスや収納ボックスなどに合わせてウォークインクローゼットが造られます。
――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――
☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆
出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美
https://hayama-ie.jp
▲身近な写真と共にブログ更新中
〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内785-4
Copyright (C) 2014 松匠創美 All rights reserved.