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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】 こんな感じに過ごしています  「 カフェ P&Gさん 」

【2】 家づくり雑記帖  「 東京駅 」

【3】 家づくりのいろは  「 木 -スギ- 」

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【1】 こんな感じに過ごしています 「  カフェ P&Gさん 」

こんにちは 野上です。

事務所からも近い森戸神社の参道沿いに Paradaise Alley(パラダイスアレイ)とgriot(グリオ)の共同店舗カフェ「P&G」さんがあります。ここは元々2012年の夏まで 料理家・有元くるみさんの経営するカフェ・グリオでした。

余談ですが 有元くるみさんとは以前勤めていた会社が同じでした。料理研究家・有元洋子さんの娘さんで 社内でも人気者だった彼女とは数回話しただけですが 退社後同じ葉山に住んでいる事に親近感を覚えつつ 顔を合わせるのが気恥ずかしくて お店に足を運ばないまま・・お店が閉店してしまいました。 人づての話では お店の枠に囚われず外に飛び出して色々なことに挑戦したいと言う事で一旦お店を閉めたのだそうです。

しばらくして鎌倉で人気のパン屋さん「パラダイスアレイ」とのコラボレーションでカフェを再開すると言う話を聞き ほっとしつつも月日が過ぎて・・ようやくP&Gさんにおじゃまする事ができました。 店先に大好物のパラダイスアレイさんの食パンが並んでいたので お土産用として購入しました。店内に足を運ぶと モロッコとインドが好きと言う有元さんのセンスが散りばめられた内装に キョロキョロと目が行ってしまいました。落ち着いたところで カラフルなモロッコタイルが貼られたカウンター席に腰を降ろしました。

KさんとOさんというカップルがお店を切り盛りされていて パンを中心としたランチや オリジナルブレンドのコーヒーにお手製の酵素ジュースなどなど 身体にも心にも嬉しいメニューが揃っていました。 古い3階建てのガレージ部分を改修した店内は 天井がやや低めで それが不思議と落ち着きます。テーブル席にいた近所のお馴染さん親子とOさんとの程良い距離感の会話も居心地良く モロッコもインドも行った事がありませんが こんなお店が現地の町にもありそうだなぁ?と旅した気分になれる不思議な空間でした。

異国気分を満喫した後一歩外に出ると 神社の参道にそびえ立つ赤い鳥居が目に飛び込んできて そのギャップにつくづく葉山って面白い町だなぁと思うのでした。

IMG_0056(写真は森戸神社脇の砂浜で遊ぶ子供達です。)

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【2】 家づくり雑記帖  「 東京駅 」

こんにちは設計の田中です。

昨年11月に建設当時の姿に復元する工事が完成した東京駅をちょっと前に久保と見てきました。これまで通学、アルバイト、通勤などで東京駅を利用していた時期もあったことで興味がありましたので今日は東京駅について書いてみようと思います。

東京駅は、当時既にあった新橋駅、新宿駅、上野駅を結ぶ中央駅として1884年に計画案が持ち上がりました。シンボルとなった煉瓦造りの駅舎の設計は日本の建築界の第一人者、日本で初めて建築家を名乗ったと言われる辰野金吾氏です。 駅全体の計画は、元々は通信省技術顧問だったドイツ人のパルツァーの設計により行われ工事も進行していましたが、駅舎の和洋折衷なデザインが採用されず、1904年に辰野金吾が引き継いで設計を担当する事になりました。当初は小規模の計画だったのですが、日露戦争に勝ち、新興国家にふさわしい駅舎をとの官僚の意向や、当時の最新技術のコンクリート造にすべき、等々の議論の中で変更が繰り返され、1914年に完成しました。

その完成した東京駅の駅舎は、2431坪、全長が334.5m、2つのドームの高さは34.8mの煉瓦積み鉄骨造、3階建となりました。印象深い二つのドーム部分は奈良の大仏がすっぽり収まる大きさです。当時は皇室専用の施設が駅舎中央に設けられ、日本初の駅付設のホテルや、近接する中央郵便局との地下連絡通路もこの時、既に造られていました。 そして、いつ見ても驚くのはその全長です。334.5mと言えば、東京タワーの高さ333mに匹敵する長さです。長いです。

東京駅は、完成後まもなく関東大震災にあいますが、被害は少なく避難所としても活躍しましたが、第二次世界大戦の東京大空襲では屋根と3階部分が焼失してしまいます。戦後間もなく焼け焦げた部分を覆い隠す様にして応急的な工事しますが、その後40年以上もの間、取り壊し、一部解体、高層ビル化が検討され続けます。市民による解体反対運動も起こり、1988年、遂に保存が決定し、1999年には復元も決定、2003年に国の重要文化財に指定されます。

煉瓦造りの復元工事では、当時と同じ仕様の煉瓦を使って3階部分を復元したそうです。装飾部分は、覆い隠していた部分から出てきた当時の装飾から直接型を取って復元し、完全に消失している部分は写真を元に復元していきました。屋根材の天然スレートは一度解体し、産地の宮城県石巻市雄勝町に保管していたところ、震災の津波に襲われてしまいますが、7割近くを再利用し不足した分はスペイン産のスレートで補ったそうです。 一方、地下部分では近代化工事が進められていました。駅舎を仮杭で浮かし地下2階が増築され、免震ゴムと揺れを抑えるダンパーで地下部分と地上部分が接続されています。

東京駅には大理石や高級木材が使用されデザインからも高級感が感じられることも魅力的ですが、実は煉瓦を積む技術も高い職人技です。特に煉瓦の目地は、覆輪目地(ふくりんめじ)と言って綺麗なかまぼこ型に膨らんだ目地です。日本独特の技法で技術の伝承も出来ていませんでしたが、今回の工事では職人さんが試行錯誤の末に復元したそうです。覆輪目地は駅構内の柱で見る事が出来ますので、100年近く駅を支えた日本の技術を通り掛けに是非見て下さい。

見学した際には、隣の中央郵便局に保存された局長室からも東京駅を眺めて見ました。その時、本当に解体されなくて良かった。復元されて良かったなと、しみじみと感じてしいました。

設計:久保歩美・田中伸二

松匠創美の 「家づくりの考え方

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【3】 家づくりのいろは 「 木 -スギ- 」

少しずつ遅い紅葉が始まって、きれいな木々に秋を感じる季節になり、わくわくしている千葉です。

今日は「家づくりのいろは」第1回目です。素敵な家づくりのはじめの一歩として「木」をテーマに決めました。「木」は日頃サンプルなどで手にしますが、私には匂いを嗅いでその違いを楽しむことぐらいしか出来ず、その「木」がどんな特徴をもち、どんなところに使うのが適しているのかよく判らずに過ごしてきました。そこで、匂い以外の違いについても勉強していきたいと思います。

今回は、実際に生活する上で常に肌に触れるところである床材として使われる「木」から入ってみたいと思います。松匠創美では無垢の床材を使用しますが、なかでもおすすめの床材「スギ」について書いてみます。

針葉樹である「スギ」は、国内で最もポピュラーな樹種の1つだそうです。スギの特徴については「松匠創美の家づくり 良質な素材」 にわかりやすく書いてありますので、読んでみて下さい。

「スギ」の床材としての長所は、やわらかく足触りが良いこと。まだ足の裏の骨が完成されていない子どもにとっては、ジャンプしたり走ったりするのに安心です。また、膝の悪い方などは、一日中歩き回っても疲れにくく、室内のペットも滑りにくいので、人にも動物にも優しい素材のようです。また呼吸率(調湿機能)に優れているので、ジメジメ感がなく、敷布団などで寝汗をかいてもさらっとしています。濡れ雑巾で拭いてもすぐに乾き、そのあとのサラサラ感はとっても気持ちが良いです。そのほか、断熱性があるので寒い冬場でも裸足で触れても冷たくありません。

我が家は押入れの敷き板にスギを使用していますが、湿気を吸収してくれるんですね。その上とっても良い香りがしていつも、癒されています。我が家も床材をスギにすれば良かったと後悔しています・・・

反面スギの短所として、とてもやわらかいと言うことがあります。その分傷がつきやすいのですが、復元率が高いので、少々のへこみは、メンテナンスも可能です。ただ、柔らかい無垢の床材を使用する場合には、へこみを気にしない気持ちも大切です。

松匠創美でもスギはいろいろなところに使われていますが、「まちを一望できる家」では、すべての部屋がスギの無垢フローリングとなっていますので、是非ご覧になって下さい。

本日も最後までお付き合い下さりありがとうございました。

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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】 こんな感じに過ごしています

「 2013 ビックハヤママーケット 」

【2】 家づくり雑記帖  「 新国立競技場  」

【3】 家づくりのことば  「 お知らせ 」

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【1】  こんな感じに過ごしています

「 2013 ビックハヤママーケット 」

こんにちは 野上です。

心配された大型台風の影響もなく すっきりと晴れた10月最後の日曜日。事務所から歩いて数分の森戸神社の境内広場で 年に一度の「ビックハヤママーケット」が開催されました。 このマーケットは「葉山らしさ」をテーマに 地元の漁師さんご自慢の釜あげしらすや新鮮魚貝類と 農家さんが朝一番で収穫した野菜など特産品を並べたブースを中心に 町内外にあるレストランや雑貨屋さんなどバラエティに富んだお店の人気商品を並べたブースが 約60店舗ほど軒を連ねた大きなイベントで 葉山町と姉妹都市関係にある群馬県の草津町からも 温泉饅頭やきのこうどんを扱うブースが出ています。

IMG_0053

会場の目の前が海という事もあって 6人乗りヨットを展示販売していたりとちょっとした変わりダネもありますが このマーケットに来れば 葉山で生活している人達がどのようなお店で何を買って暮らしているのかが伺えます。 とは言え十数年暮らしている私でも こんなお店や特産物があったのか!と毎回新しい出会いもあって 町民や出店者にとってもありがたい情報発信・収集の機会となっています。

朝の9時半から3時頃まで開催されるのですが 地元、近隣から沢山の人が朝早く出掛けてくるようで 私と友人が訪れた11時頃には いくつものお店で人気商品はほぼ完売状態でした。 老舗高級店のお弁当やお菓子がお手頃な値段で買えるこのチャンスを逃してしまい ちょっと残念な思いもしましたが 沢山のブースを巡っていると あちらこちらから「美味しいよ~食べて行きなよ~」とささやく様な魅力的な匂いに誘われ 直ぐにテンションもあがります。

迷いに迷いながらお昼ご飯にと選んだ魚介のブイヤベースと丸パンのお弁当を持って 境内脇の砂浜まで足を運ぶと 海を眺めながら様々なお弁当を美味しそうに頬張る人達がいて「穏やかな波間に浮かぶヨットやカモメを見ながら こんな休日が過ごせるのも葉山ならではだなぁ」としみじみ感じることが出来ました。 そして お土産もしっかり買い込み 神社の神さまにお礼をした後 「来年はもう少し早めに来ようかな・・でも起きられるかなぁ」と笑いながら家路に着いたのでした。

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【2】 家づくり雑記帖  「 新国立競技場  」

こんにちは設計の田中です。

先月の話になりますが、2020年のオリンピックの開催地が東京に決まりました。決定から1か月半が過ぎ、最近そのオリンピックのメイン会場となる予定の新国立競技場に関するニュースが目立ちますので、今日は新国立競技場について書いてみたいと思います。

新国立競技場の計画は、今のオリンピックの基準を満たしていない現国立競技場を取り壊して同じ場所に建て替える計画になっていて、そのデザインはコンペによって昨年11月に決まりました。現在は基本設計に向けての前準備で条件整理をしている段階ですが、2019年3月の竣工を目指して進められています。

新国立競技場のコンペの目的は「デザイン案」の募集でした。審査講評に書いてあるコンペの課題は大きく分けて3つで、第一に8万人収容できる会場を狭い敷地に無理なく納めること。第二に、重層的なプログラムに対応した臨場感あふれる観客席が求められる一方で文化的な活動に対応した可動式の屋根、芝生のメンテナンス等の技術が必須。第三に建設スケジュールだったそうです。また、キーワードとなっていたのが、単純な施設拡充以上の社会へのメッセージ、新しい時代のシンボルとして「地球人にとっての希望の象徴となるデザイン」だったそうです。

このコンペで優秀賞を受賞したのが、イギリスの建築事務所でイラク出身のザハ・ハディトという女性建築家です。曲線が印象的な作品が多く、「建てた建築よりも、実現しなかったプロジェクトの方が有名」とも言われているそうです。

受賞に際して評価されていたのが、構造と内部の空間表現の一致、都市とのつながりがシンプルで力強い、可動屋根も実現可能なアイデア、大胆な建築構造、圧倒的な造形性等々で、特にその構造は、現代日本建設技術の粋を尽くすべき挑戦だそうです。

しかし、プロジェクトが進む一方で、カブトガニとか自転車のヘルメットの様に見えるその先進的で斬新なデザインにより「威圧感がある」「神宮外苑の景観を損なう」「巨大すぎる」など有名建築家を含む有識者からは反対意見が挙がる上に、建設費が大幅に増える事も解り、正に侃々諤々になっています。また、過去のオリンピックスタジアムの床面積と比較して最大規模とする必要性や、大会後の運用問題、ロンドン五輪会場に学んで縮小工事可能な計画とすべき等、国民からも不安の声が挙がっています。

新国立競技場だけに、国家プロジェクトとして日本で最大のスタジアムでありたい。世界に誇れなければならない。技術は最先端でなければならない。という誇りを持ちつつも、震災後の行動や自然との共生、長寿や日本食で世界に高く評価されている日本文化だからこそ生まれてくる価値観を世界に発信できたら良いのに、と思ってニュースを読んでいますが、何より国民の憧れの舞台として愛されるスタジアムであって欲しいなと思っています。

設計:久保歩美・田中伸二

松匠創美の 「 家づくりの考え方

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【3】  家づくりのことば  「 お知らせ 」

季節外れの台風もやっと通り過ぎ、紅葉が待ち遠しい千葉です。

今日は、勉強から離れ、私の個人的な話から始めさせて頂きます。 私は、20年間専業主婦をしてきたのですが、自宅の建て替えを機に家づくりに興味を持ち、インテリアコーディネーターの資格取得を決意し、家づくりの勉強を始めました。全くの素人でしたので苦労しましたが、資格取得後には運良くこの松匠創美に勤めることもでき、はや1年が過ぎました。そんな中で、もっと自分の家を建てる時に勉強をしておけば良かったな、知っていれば良かったなと思うことが多く出てきた自分に気がつきました。

そこで、皆様とこれから家づくりに関する様々なことを一緒に勉強しながら、私が家づくりで経験したこと、感じたことをお伝えしていきたいと思い、そのためには家づくりのことばに限らず、家づくり全般にわたって発信できたほうが良いのではないかという考えに至り、これまで長く続いてきた「家づくりのことば」から「家づくりのいろは」というテーマにさせて頂くことにしました。

次回から、皆様の素敵な家づくりのためのお手伝いができるよう頑張りますので、「家づくりのいろは」をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】  こんな感じに過ごしています

「 ビール醸造所 ヨロッコビールさん 」

【2】 家づくり雑記帖 「 式年遷宮 」

【3】 家づくりのことば  「 セットバック  」

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【1】   こんな感じに過ごしています

「 ビール醸造所 ヨロッコビールさん 」

こんにちは 野上です。

ここ数日暑さがぶり返していた葉山ですが 時折通り抜ける風や空模様などは 秋を感じさせるほどスッキリと澄み渡っています。

そんなお出かけにぴったりな陽気の日曜日に 葉山のお隣・逗子の小坪漁港で 小さなビールフェスティバルが行われました。 主催は同じく逗子にあるビール醸造所「ヨロッコビール」さんです。 そのヨロッコビールさんが 醸造所+お店を始められて1周年の記念に「この地にクラフトビール文化が根付いてほしい」と言う思いからフェスティバルを開催したそうです。

ここ数年葉山周辺でも「地ビール」が人気で「鎌倉・横須賀・江の島・葉山・・・」と言った銘柄のビールを レストランやスーパーなどで見かけるようになりました。 そんな中でもヨロッコさんは 原料のホップを自家栽培しているほど ビール作りに熱い思いを持った醸造所で 市販されているビールにあるような喉の渇きを潤す軽い口当たりとは違った ずっしりと味わい深い喉越しに虜になった人が多いそうです。  そう言う私も初めて口にしてからは ちょっと自分にご褒美したい時や 友人へのお土産用にと利用させて貰っています。

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そんなヨロッコさんの「樽生」が味わえると言う事で フェスティバルに友人数人と向かったのですが 私だけ体調不良ということで残念ながら口にすることは叶いませんでした・・・それでも楽しそうに順番待ちをする長い列や 丁寧に造り込まれたビールを味わう人達の満足そうな顔 そして 会場に流れる気持ちのいい音楽と 鎌倉・葉山など地元から参加している飲食店さんに加え 場内の電気をすべて太陽光発電でまかなうなど 自分で出来る範囲での物造りをしたいと言うヨロッコさんの思いを感じる事のできる素敵なイベントでした。

来年の「逗子小坪FISH PORT BEER FEST」を期待しつつ それまでは瓶ビールを味わいたいと思います。

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【2】   家づくり雑記帖   「 式年遷宮 」

こんにちは設計の田中です。

先日、伊勢神宮の「式年遷宮」のニュースをやっていました。式年遷宮とは20年に一度、御宮を造り替え神様もお引越しするもので、世界的にもとても珍しい文化だそうです。今日は式年遷宮について書きたいと思います。

冒頭に書いたように伊勢神宮では20年に一度、正殿を始め御垣内の建物を全て新しく造り替え、御神体を新宮へ遷す「式年遷宮」を西暦690年から戦国時代や第二次世界大戦時に中断はあったものの1300年もの間、変わらず行ってきました。元々は第40代天武天皇が決定し天武天皇の皇后だった第41代持統天皇が始めました。690年と言えば、古墳時代と奈良時代の間の飛鳥時代の後期で、世界最古の木造建築、法隆寺と同時期になります。今回の式年遷宮で62回目になるそうです。

式年遷宮では、正殿、計65棟の殿舎のほか、鳥居、御垣、それに装束、神宝、宇治橋なども造り替えられます。この20年に一度、造り替える事の意義は、伊勢神宮にも資料が残っていない為、正確には解らないそうです。20年に一度は、神明造りという建築様式の尊厳を保つ為に丁度良い期間とも、技術の伝承にも良い間隔とも言われているそうで、通常の再建と違うのは、資料を元に再建するのでは無く、この人から人への伝承で繋がっている所だと思います。人間国宝の方々も多く参加して行われています。

式年遷宮に使用される木材は、樹齢200年の檜で、中には樹齢400年以上の巨木も使用されます。茅も10年以上かけ集められます。これらの用材は伊勢神宮の背後の山で調達されます。30以上の式年遷宮における祭事で最初に行われる山口祭は、この山の神様を祭る儀式で、今回の場合は平成17年に行われました。また、住宅工事でもお馴染みの地鎮祭は11番目の祭事で平成20年に行われ、上棟祭は平成24年、先日の10月2日に行われた式年遷宮のクライマックスと呼ばれる遷御(せんぎょ)は御神体の引越しの祭事で最後から5番目になります。

松匠創美で造る家は、100年住み継いで欲しいと思っています。その意味は60年から100年と言われる森の循環サイクルに関係しています。伊勢神宮は20年というサイクルで造り替えますが、200年後の式年遷宮に備え植林し、また、解体された旧殿の材料は全国の神社で再利用されているそうです。

最後に、1300年前に建てられ現存する法隆寺と、1300年前と変わらない新築の姿を残す伊勢神宮。この二つが見られるなんて本当に凄いことだと思います。

設計:久保歩美・田中伸二

松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】   家づくりのことば  「 セットバック 」

不安定なお天気が続いていて、秋晴れが恋しい千葉です。
今日は、不動産の広告などでよく目にする「セットバック」について勉強してみたいと思います。
先ず、建築基準法には、「セットバック」ということばの定義はないので、一般的にセットバックと言われている「みなし境界線」という言葉を教えてもらい調べてみました。
建築基準法上、建築物は幅員4メートル以上の「道路」に2メートル以上接していなければならないと定められています。ところが、4メートルに満たない道路はたくさんあり、そこに家を建てる際にはどうすればよいかというと、幅員が4メートルとみなせる位置まで道路境界線を後退することで、建築を認められるようになります。この後退が一般的には「敷地のセットバック」といわれています。

具体的には、敷地の前面道路の幅員が4メートル未満で「法42条2項道路」に指定されている場合、道路の中心線から水平距離で2メートルの位置まで敷地を後退させなくてはならないようです。
道路中心線から両側に2メートルずつ振り分けた線を道路境界線とみなすことにより、将来的に4メートルの幅員を確保しようとするもので、向かい側の敷地においても同様にセットバックしなければなりません。ただし、その向かい側の道路が中心線からの水平距離が2メートル未満で、がけ地、川、線路敷地、その他これに類するものの場合においては、向かい側の境界線から水平距離で、4メートルの位置まで一方向に敷地を後退させなければならないそうです。

セットバックが必要な敷地は売買対象面積にセットバック部分が含まれます。しかし建ぺい率や、容積率を算定する際の敷地面積には含むことができません。また、セットバック部分は道路とみなされるため、ここには家はもちろんのこと、塀や擁壁を作ることはできず、玄関のドアなどを開けたときに、その部分へはみ出るような配置も認められないそうです。不動産の広告などに「セットバック有」と表示されていましたら、注意して見てみて下さい。

では、次回も皆様の豆知識として、少しでもお役に立てるように頑張りたいと思います。

 

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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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