こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。
【1】 こんな感じに過ごしています
「 ビール醸造所 ヨロッコビールさん 」
【2】 家づくり雑記帖 「 式年遷宮 」
【3】 家づくりのことば 「 セットバック 」
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【1】 こんな感じに過ごしています
「 ビール醸造所 ヨロッコビールさん 」
こんにちは 野上です。
ここ数日暑さがぶり返していた葉山ですが 時折通り抜ける風や空模様などは 秋を感じさせるほどスッキリと澄み渡っています。
そんなお出かけにぴったりな陽気の日曜日に 葉山のお隣・逗子の小坪漁港で 小さなビールフェスティバルが行われました。 主催は同じく逗子にあるビール醸造所「ヨロッコビール」さんです。 そのヨロッコビールさんが 醸造所+お店を始められて1周年の記念に「この地にクラフトビール文化が根付いてほしい」と言う思いからフェスティバルを開催したそうです。
ここ数年葉山周辺でも「地ビール」が人気で「鎌倉・横須賀・江の島・葉山・・・」と言った銘柄のビールを レストランやスーパーなどで見かけるようになりました。 そんな中でもヨロッコさんは 原料のホップを自家栽培しているほど ビール作りに熱い思いを持った醸造所で 市販されているビールにあるような喉の渇きを潤す軽い口当たりとは違った ずっしりと味わい深い喉越しに虜になった人が多いそうです。 そう言う私も初めて口にしてからは ちょっと自分にご褒美したい時や 友人へのお土産用にと利用させて貰っています。
そんなヨロッコさんの「樽生」が味わえると言う事で フェスティバルに友人数人と向かったのですが 私だけ体調不良ということで残念ながら口にすることは叶いませんでした・・・それでも楽しそうに順番待ちをする長い列や 丁寧に造り込まれたビールを味わう人達の満足そうな顔 そして 会場に流れる気持ちのいい音楽と 鎌倉・葉山など地元から参加している飲食店さんに加え 場内の電気をすべて太陽光発電でまかなうなど 自分で出来る範囲での物造りをしたいと言うヨロッコさんの思いを感じる事のできる素敵なイベントでした。
来年の「逗子小坪FISH PORT BEER FEST」を期待しつつ それまでは瓶ビールを味わいたいと思います。
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【2】 家づくり雑記帖 「 式年遷宮 」
こんにちは設計の田中です。
先日、伊勢神宮の「式年遷宮」のニュースをやっていました。式年遷宮とは20年に一度、御宮を造り替え神様もお引越しするもので、世界的にもとても珍しい文化だそうです。今日は式年遷宮について書きたいと思います。
冒頭に書いたように伊勢神宮では20年に一度、正殿を始め御垣内の建物を全て新しく造り替え、御神体を新宮へ遷す「式年遷宮」を西暦690年から戦国時代や第二次世界大戦時に中断はあったものの1300年もの間、変わらず行ってきました。元々は第40代天武天皇が決定し天武天皇の皇后だった第41代持統天皇が始めました。690年と言えば、古墳時代と奈良時代の間の飛鳥時代の後期で、世界最古の木造建築、法隆寺と同時期になります。今回の式年遷宮で62回目になるそうです。
式年遷宮では、正殿、計65棟の殿舎のほか、鳥居、御垣、それに装束、神宝、宇治橋なども造り替えられます。この20年に一度、造り替える事の意義は、伊勢神宮にも資料が残っていない為、正確には解らないそうです。20年に一度は、神明造りという建築様式の尊厳を保つ為に丁度良い期間とも、技術の伝承にも良い間隔とも言われているそうで、通常の再建と違うのは、資料を元に再建するのでは無く、この人から人への伝承で繋がっている所だと思います。人間国宝の方々も多く参加して行われています。
式年遷宮に使用される木材は、樹齢200年の檜で、中には樹齢400年以上の巨木も使用されます。茅も10年以上かけ集められます。これらの用材は伊勢神宮の背後の山で調達されます。30以上の式年遷宮における祭事で最初に行われる山口祭は、この山の神様を祭る儀式で、今回の場合は平成17年に行われました。また、住宅工事でもお馴染みの地鎮祭は11番目の祭事で平成20年に行われ、上棟祭は平成24年、先日の10月2日に行われた式年遷宮のクライマックスと呼ばれる遷御(せんぎょ)は御神体の引越しの祭事で最後から5番目になります。
松匠創美で造る家は、100年住み継いで欲しいと思っています。その意味は60年から100年と言われる森の循環サイクルに関係しています。伊勢神宮は20年というサイクルで造り替えますが、200年後の式年遷宮に備え植林し、また、解体された旧殿の材料は全国の神社で再利用されているそうです。
最後に、1300年前に建てられ現存する法隆寺と、1300年前と変わらない新築の姿を残す伊勢神宮。この二つが見られるなんて本当に凄いことだと思います。
設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方」
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【3】 家づくりのことば 「 セットバック 」
不安定なお天気が続いていて、秋晴れが恋しい千葉です。
今日は、不動産の広告などでよく目にする「セットバック」について勉強してみたいと思います。
先ず、建築基準法には、「セットバック」ということばの定義はないので、一般的にセットバックと言われている「みなし境界線」という言葉を教えてもらい調べてみました。
建築基準法上、建築物は幅員4メートル以上の「道路」に2メートル以上接していなければならないと定められています。ところが、4メートルに満たない道路はたくさんあり、そこに家を建てる際にはどうすればよいかというと、幅員が4メートルとみなせる位置まで道路境界線を後退することで、建築を認められるようになります。この後退が一般的には「敷地のセットバック」といわれています。
具体的には、敷地の前面道路の幅員が4メートル未満で「法42条2項道路」に指定されている場合、道路の中心線から水平距離で2メートルの位置まで敷地を後退させなくてはならないようです。
道路中心線から両側に2メートルずつ振り分けた線を道路境界線とみなすことにより、将来的に4メートルの幅員を確保しようとするもので、向かい側の敷地においても同様にセットバックしなければなりません。ただし、その向かい側の道路が中心線からの水平距離が2メートル未満で、がけ地、川、線路敷地、その他これに類するものの場合においては、向かい側の境界線から水平距離で、4メートルの位置まで一方向に敷地を後退させなければならないそうです。
セットバックが必要な敷地は売買対象面積にセットバック部分が含まれます。しかし建ぺい率や、容積率を算定する際の敷地面積には含むことができません。また、セットバック部分は道路とみなされるため、ここには家はもちろんのこと、塀や擁壁を作ることはできず、玄関のドアなどを開けたときに、その部分へはみ出るような配置も認められないそうです。不動産の広告などに「セットバック有」と表示されていましたら、注意して見てみて下さい。
では、次回も皆様の豆知識として、少しでもお役に立てるように頑張りたいと思います。
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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆
出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美
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