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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「衣類の片付け たたみ方編」

【2】   家づくり雑記帖 「戦後日本住宅伝説-4」

【3】   家づくりのいろは 「窓廻り―引き違い窓―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「衣類の片付け たたみ方編」

こんにちは、片付け好きの久保です。8月末に急に涼しくなったと思えば、10月になってもまだまだ暑い日があったりと、近年は季節の移行がスムーズに進まないことが多くなり、衣替えのタイミングを計ることが難しくなりました。しかし、10月からは学校を始め官公庁、オフィスなどでは冬服に衣替えになました。

そこで今日は、衣類の片付け たたみ方編として、私が衣類を片付ける際に気をつけていることをご紹介いたします。
ひとつ目は、見渡せることです。手持ちの衣類が扉を開けた時や、引出しを開けた時に、中に入っているモノが見渡せるようにたたむことです。そうすることで、コーディネイトもしやすいですし、何より死蔵品を生みにくくできます。

もうひとつ気をつけていることは、取り出しやすさです。何枚も積み重なっていると、下のモノを取り出す際に上のモノが崩れてしまったり、ぎゅうぎゅうに詰め込んであると、衣類がしわになったり、一枚だけ取り出したいのに、隣のモノまで出て来てしまい、たたみ直さなければならなくなったりすることを避けるためです。

最後のひとつは、取り出す側は『輪にする』ことです。これは、小学生の頃、毎年夏のキャンプで訪れていたキャンプ場の指導員のお兄さんに、毛布のたたみ方として教わりました。それ以来ずっと気をつけていることです。

以上3つのことに気をつけて手持ちの器に合わせ、たたみ方のルールを決めます。器と衣類との組み合わせで、いろいろな方法が考えられますので、基本ルールを作っておくと、揃ってきれいに納まると思います。

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【2】 家づくり雑記帖 「戦後日本住宅伝説-4」

こんにちは、設計の田中です。
ながらく続いた、埼玉県立近代美術館で開催されていた「戦後日本住宅伝説-挑発する家・内省する家」展のお話も今回で最後にしたいと思います。今回紹介するのは1970年代の住宅で今、大活躍中の建築家の設計した住宅が登場し始めます。

1960年代から70年代前半に渡って、日本は世界に対して公害大国のイメージを残してしまった事もあって、住宅の造り方にもひとつの大きな特徴が現れてきたそうです。それは、外に閉じつつ採光や通風を効果的に取れるように窓を設けるという事だそうです。また、それとは別に僕が感じた特徴は、建築家それぞれの個性が建物にハッキリと現れてくる時代でもあるということでした。

1974年に完成した、原広司さんの自邸は南北に長細い家です。その南北を段状に突き抜けるように2階吹抜のホールが計画されています。ホールの中央にはメインストリートも言える廊下があり、その左右にシンメトリの形状でリビングやキッチン、個室、水廻りが連なる小屋のように計画されています。そのホールの景色はシンメトリで幾何学的ではありますが、まるでイタリアの集落のようでもあります。原さんは、人が集まって暮らす秩序を集落を通して研究された方で、後にその手法で京都駅も設計されます。

1975年に完成した幻庵という別荘(茶室)は、石山修武さんのデビュー作で、通常はトンネルなどに使う鋼板製のパイプ(コルゲートパイプ)を使った筒状の住宅です。それまでもコルゲートパイプを使った住宅はありましたが、石山さんの幻庵では、一見してロボットの顔のようなデザインが大変なインパクトで、ふざけているかの様ですが、ドア、窓、階段、照明など細部に渡って鉄で造られ、職人さんの技が活かされた工芸品のようなところが、石山さんらしいと言えるのではないかと思います。

1976年に建てられた住吉の長屋は、メディア露出度No1の安藤忠雄さん設計です。ウナギの寝床と言われる間口が狭く奥行が長い「長屋建築」をコンクリート打ち放しで造りました。なんと言っても、その特徴は中庭です。元々長屋建築では中庭から光を取り入れる間取りになっていますが、安藤さんの中庭は家を二つに分断させてしまいました。雨の日にトイレに行くにも傘をささなければならない住宅として大変話題になりました。決まり事を壊す大胆な発想と、それを完成させてしまう安藤さんの代表作中の代表作です。

1976年に完成した中野本町の家は新国立競技場の反対立場で話題の伊東豊雄さん設計です。大きな中庭をぐるっと一周できるその建物は外から見ると白い壁の塊です。ところが中庭に対しても窓が沢山ある訳ではありません。伊東さんは洞窟をイメージしていたようでスリット窓から所々差し込む光は有難味を強く感じます。排気ガス問題などの時代感が現れているのかのような、常に新しい素材や表現にチャレンジし続ける伊東さんらしい住宅なのだと思います。

今日まで個性豊かな住宅を紹介してきましたが、その殆どが現存していますし、取り壊し決定しているものや、いくつか取り壊された住宅も、今でもとても惜しまれています。また、会場にも沢山の人が来ていて皆さん熱心に見ていました。
そんな展示を見て、あらためて思い入れある家づくりをして行きたいなと思いました。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方https://hayama-ie.jp/thinking

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【3】家づくりのいろは 「窓廻り―引き違い窓―」

こんにちは、千葉です。
秋は運動会や遠足、ハロウィンなど、子どもには楽しい行事が多いですが、親はお弁当作りなどで忙しくなりますね。季節の変わり目ですので、体調管理をしっかりしていきたいと思います。

今日の「家づくりのいろは」は、「引き違い窓」について勉強したいと思います。

引違窓

引き違い窓は、今まで勉強してきた窓の中では、皆さんもよくご存じの形状ではないかと思います。
引き違い窓は、2枚以上の窓ガラス戸をそれぞれ異なるレールにはめ、滑らせて開閉する窓で、住宅などでは最も一般的に採用されているそうです。
開閉が楽な半面、窓を全開にしても、最低1枚分は窓が建具内にとどまるため、滑り出し窓のような開き窓と比較すると開放感が少ないという一面があるようです。
近頃では、引き違いテラス戸というふうに言われていますが、少し前は取り付け位置により、掃き出し窓(床からの窓)や腰高窓(腰の高さからの窓)や肘掛け窓(床に座った時に窓枠に肘が掛けられる窓)と呼ばれていました。私はこちらの呼び方の方が好きですが、あまり使われなくなっているようです。
引き違い窓を施錠するときの鍵をクレセントと言って、窓と窓の召し合わせ部分についているものが普通でしたが、最近は戸先錠という鍵が引手に装備された引き違い窓もあり、デザイン性にも優れる上、防犯にもなるということです。
引き違い窓を考えられる際は、是非、戸先錠仕様のものもご覧になって見て下さい。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。

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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「紙類の片付け方」

【2】   家づくり雑記帖 「戦後日本住宅伝説-3」

【3】   家づくりのいろは 「窓廻り―天窓―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「紙類の片付け方」

こんにちは、片付け好きの久保です。早いもので、今日から10月です。今年も残すところ3ヶ月となりました。秋らしい風が吹き始めましたので、年末に向けて片付けを始めるのには良い時期かもしれません。

さて、そんな本日は、前回の小さな紙の片付けに引き続き、紙全般の片付けについて触れたいと思います。世代的には、旧世代に属しておりますので、基本、紙媒体が好きです。多くの本は一度読んだら手放してしまうため、電子書籍にすることも考えますが、未だに踏み切れずにおります。また、この原稿は元より設計を行う際には今でもCADではなく、手書きで行っています。

そんなこともあり、日々多くの紙が手元にあります。これらの紙をどのように片付けているかなのですが、一番気をつけていることは、とりあえず取って置くことをしないと言うことです。郵便物にはなるべく早く目を通し、要不要を決めて、不要な紙は個人情報部分を取り除きリサイクル箱へ、必要と判断した紙は何のために必要なのかによって、穴を開け各バインダーやファイルへ綴じます。

対応が必要な書面については、毎日必ずチェックをする1冊を決めこれにまとめて置きます。また、判断に迷ったときにはこのファイルに一旦収めます。そこで、気をつけなければならないのは、放っておくとこのファイルに不要な紙が積もって行ってしまうことです。そうならないために、この1冊は日々目を通し循環させることが大切です。

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【2】 家づくり雑記帖 「戦後日本住宅伝説-3」

こんにちは、設計の田中です。
今回も、先月に埼玉県立近代美術館で開催されていた「戦後日本住宅伝説-挑発する家・内省する家」展に行ってきた話の続きです。
前回は、戦後10年が経った頃に建てられた、コンクリート造の自由度を活かしたデザインやコンクリートの耐用年数を活かし設備や間取りを更新していける機能をもった、新しい時代の住宅を紹介しました。今回は同じ戦後10年が経った頃に建てられた住宅ですが、木造ならではの新しい住宅の紹介です。

1957年に建てられた「新宿ホワイトハウス」は、日本の世界的建築家の一人磯崎新さんの設計です。この建物は、美術家の吉村益信の小さな住居兼アトリエとして新宿区百人町に建てられました。ホワイトハウスの由来は白いモルタル塗から来ているそうです。当時は、まだまだ戦後のバラック建築が多く建ち並んでいたので白い建物は目立ったようです。
3間角の正方形の1階平面にはアトリエと水廻りが設けられ、2階は大きな吹抜とそれに手摺壁で区画されただけのオープンな寝室です。建坪9坪と小さな住宅兼アトリエですが、芸術グループのネオダダの活動拠点でもあったことで、沢山の人が出入りし、集まったそうです。眠くなればオープンな寝室へ転がり込み、時には盛り上がった勢いでその寝室から吹抜へ飛び降りる人もいたとか。人が集まるワンルーム形式の住宅らしい思い出話が沢山つまった住宅だったそうです。

今日もう1つ紹介したいのは、篠原一男さん設計の「白の家」です。白の家は1966年に建てられ住宅で、現代和風の先駆け的な住宅です。1辺が10mの正方形平面に1.5m軒がでた方形屋根と呼ばれる四角すいの屋根です。幾何学的な外観ですが柱が見える漆喰の外壁に瓦屋根。
内壁は柱が見えない漆喰の壁に障子の窓。1階プランは大きく分けて二つに区切られています。一方はLDKと水廻り、もう一方が個室です。家の真ん中に立つ大黒柱が広いLDKにシンボリックに存在して見えるように間仕切り壁は中心からずらした位置に設けられています。2階はLDKの吹抜け上部と個室です。シンプルでモダンでありながら和風でもある計算された綺麗なデザインで、特にリビングは静寂が似合いそうな雰囲気になっています。

「白の家」は生活感を感じさせない住まい好きな方にお勧めの住宅で、最初に紹介した「新宿ホワイトハウス」は、個室よりも家族の空間を大事にする家づくりをしたい方にお勧め住宅だと思います。実は、「新宿ホワイトハウス」は、現在カフェアリエというお店になっています。今度行ってみたいなと思っています。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】家づくりのいろは 「窓廻り―天窓―」

こんにちは、千葉です。
最近、週末の休みごとに、片づけに夢中になっています。片づけものやお掃除をするにはいい季節ですので、寒くなる前に家中の整理整頓できるよう頑張りたいと思っています。

今日の「家づくりのいろは」は、「天窓」について勉強したいと思います。

ちばメルマガ天窓写真 小原台の家より no__0150-1
天窓は、トップライト、ルーフ窓(ルーフウィンドウ)とも呼ばれ、建物の屋根部分(上方)に取り付けられる窓を言います。
採光のみを目的とする、はめ殺しにしたものと、採光と換気の両方を目的とする、開閉式の天窓があるようです。
開閉式の天窓には、手動式と電動式があり、手動式には手元で操作するタイプ、棒状のフックのようなもので開閉操作できるタイプ、電動式には壁付けのスイッチやリモコンで操作するものがあるそうです。雨が降ると自動で閉まるセンサーが付いているタイプ、設定温度に対して自動に開閉する温度センサー付きのタイプなどの優れ物もあるそうです。
素材は、アルミ、樹脂、木製などの通常の窓と同様なものがあり、ガラス部分は複層ガラスや遮熱複層ガラス、合わせガラス、網入りガラスなども取り入れることが可能のようです。その他、専用の網戸やブラインド、スクリーンや遮光スクリーンなども揃っていて、これらにも手動タイプ、電動タイプがあるようです。
特徴としては、壁面に設けられる同じ大きさの窓と比べて、3倍の採光効果が得られること、開閉式では、家全体に新鮮な空気を取り入れることができることなどがあり、通風、換気の面を考えると固定式より開閉式のほうがいいようです。
注意点としましては、天窓は屋根に穴を開けて取付けますので、雨漏れのリスクはあります。日常的に点検をするなどの必要はあります。
松匠創美の事務所にも、開閉式の天窓がついていますが空間の広がりを感じることができ、時折ガラスにお月様がすっぽりおさまり、太陽の光だけでなく、月明かりも入ってきて、とてもきれいです。ご興味のある方は、是非見学にいらして下さい。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。

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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「思い出の片付け方」

【2】   家づくり雑記帖 「戦後日本住宅伝説-2」

【3】   家づくりのいろは 「窓廻り―縦すべり出し窓―」

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【1】 片付け好きの頭の中 「思い出の片付け方」

こんにちは、片付け好きの久保です。すっかり秋めいてきた葉山です。そこで、今回は芸術の秋にちなんだ片付けについてです。現在の趣味は『月一ライブ』、月に一回、生の芸術を鑑賞することです。美術大学の学生だった時には、展覧会に行く機会が多く、映画鑑賞も好きで、多い年には年間100本くらいの映画を映画館で観ていた名残です。

そして、当時の鑑賞チケットはデザインに力の入ったものが多く、鑑賞記念に大切にとっていたものです。それが味気なくなった現在でも続いています。一番古いものは、1974年5月12日(日)国立モスクワ芸術劇場バレエ『白鳥の湖』全幕のチケットです。当時のバレエの先生が取って下さったものです。

これに始まり、バレエやフラメンコなどのダンスやシルクドソレイユなどのパフォーマンス、野球、バスケット、サッカー、F1も含むスポーツ、映画は高価なロードショーをほとんど見ていないため少ないのですが、展覧会のチケットは素敵ものが沢山あります。音楽のチケットは入手する際の苦労が懐かしく思い出されるものも多くあります。

これらチケットのようにサイズにバラつきのあるものを片付ける際は、入れ物のサイズを揃えると整理しやすくなります。私の場合、元々はこの入れ物をB5版のバインダーにしていたのですが、時代がA版へ移行したのを受け、大は小を兼ねるで現在では、A4のバインダーにすべてチラシやフライヤーも含めて、スクラップしています。

私にとっては、大切な思い出のバインダーの3冊です。
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【2】 家づくり雑記帖 「戦後日本住宅伝説-2」

こんにちは、設計の田中です。
今日は、先月に埼玉県立近代美術館で開催されていた「戦後日本住宅伝説-挑発する家・内省する家」展に行ってきた話の続きです。前回は、水平ラインが綺麗に見える日本の建築の美意識がまだ残っている時代の住宅。今回は戦後10年経った頃の新しい時代を感じる住宅です。

戦後10年が経った頃の日本と言うと、政治では国際連合に加盟するなど国際社会に復帰を果たし、経済は順調に成長していき「もはや戦後ではない」と呼ばれていました。
そんな時代の1958年に完成した「スカイハウス」は、菊竹清訓さん設計の自邸です。正方形の平面プランの住宅が5m浮き上がったデザインです。初めて目にすると、何のために浮いているのか疑問に感じたりもしますが、実はスッカラカンの建物の下部は生活の変化に応じて増築できるようになっていて実際に増築されたそうです。完成当時のまるでツリーハウスか宇宙船のようなデザインや発想には大胆というか迫力を感じました。
東孝光さん設計「棟の家」は1966年に完成した東さんの自邸です。郊外で庭も造れる広い土地を選んで住むよりも、都心の6坪という狭小の土地を選んだという住宅で、コンクリート造による地上5階、地下1階です。展示では実物大に拡大された図面があり、その狭さには驚かされました。恐れる事を知らないという感じを受けました。狭小住宅の先駆けで、伝説的であり一番有名な建物です。
丹下健三の弟子の黒川紀章さん設計の「中銀カプセルタワービル」は、個室性の高いカプセルを積み上げたデザインの集合住宅で1972年完成です。そのカプセルが一つの住居になっていて、一見すると近代らしからぬ非効率なデザインで、遠い未来の建築という感じですが、時代の変化に合わせてカプセルごと部分交換ができるようにと設計してある点では変化への対応と効率を模索していた様子が良く現れているのだと思いました。また、カプセルが積み重ねられた形から、電気や水道や排水はどうなっているのだろうか疑問に思っていましたが、こちらは実験によって効率的に計画されているのだそうです。
パソコンもない時代に大変な建物を完成させたんだと言うことが良く伝わる展示でした。

1つ目の「スカイハウス」と3つ目の「中銀カプセルタワービル」は、部屋や設備など、社会の変化や技術の進歩に追随できるように設計されていて、どちらも新陳代謝する建築として有名です。現代のサスティナビリティの考えとも無縁じゃないと思います。また、社会全体の雰囲気を感じ取ってか上昇志向を感じたりもします。

次回は、今回紹介した3つと同じ時代に完成した家ですが、落ち着いた雰囲気の家を紹介したいと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
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【3】 家づくりのいろは 「窓廻り―縦すべり出し窓― 」

こんにちは、千葉です。
夏休みが過ぎ去ったと同時に夏もどこかへ行ってしまい、セミの声から秋の虫の音に変わってきましたね。体調を崩されないようお気をつけ下さい。

今日の「家づくりのいろは」は、前回の「横すべり出し窓」に続き、「縦すべり出し窓」について勉強していきたいと思います。

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縦すべり出し窓は、前回お話した横すべり出し窓と同じく、ガラス面が外に向かって直角に開くものをいい、その軸が垂直方向にあるものを言います。サッシの開口面積を最大限に開放できること、全開時には90度まで開くため、壁と平行に流れる風を取り込むことができるという特徴があります。風の向きによっては、角度を変えることにより、風の入り具合も調整できます。

横すべり出し窓のハンドルは、窓の下側にありますが、縦すべり出し窓は、取り付ける場所によって、右開き、左開きと選ぶことができます。隣の家の窓が近い場合、その窓が見えない方向の開きにすると、視線よけにもなるようです。
ただ、横すべり出し窓のように、ガラス面が庇代わりにならないので、雨の日は注意が必要です。

縦すべり出し窓は、ガラス面が外に開くので、引き違い窓や上げ下げ窓のように、外側に網戸を取り付けることができません。そのため、窓の内側に上げ下げ式や、ロール網戸を取り付ける場合が多いようです。
最近では、外側のガラス面もお掃除しやすいようにできているそうです。

横すべり出し窓、縦すべり出し窓、それぞれの特徴を少しでもおわかり頂けましたでしょうか?
壁から外に向かって出ている窓を探してみて下さい。さて、横すべり出し窓でしょうか?縦すべり出し窓でしょうか?
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。

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