葉山地方、昨晩はもの凄い風が吹き抜けました。

小心者の空(クウ)は、風で建物が揺れるたびに

立上り、ウロウロと落ち着きをなくしていました。

また、野上から聞いたのですが、葉山の一部では、

その風の影響で停電して、たいへんだったそうです。

一転、今日は朝からとてもいい陽気でした。

004空、お気に入りの公園の山桜は高いところで花を咲かせ、

足元では、草花が緑のじゅうたんを敷き始めています。

そんな中、今週末には完了検査の予定が組まれております。

その新築の現場に、今日も様子を確認に行ってきましたが、

もう一息、先が見え始め、ちょっと安心しました。

069

一方クライアントさんもお引越しの準備が佳境です。

写真は、そんなクライアントさんと、

お手持ちのモノで利用できるものは、新しい家で利用しようと、

現場で寸法を確認しながら

収納計画について打合せをしたときのモノです。

今日は、先週末で解体工事が完了しました敷地の

地盤調査を行いました。

調査に立ち会うと共に、更地になりました敷地の大きさを

確認したいと思い、朝から行ってきました。

003

この敷地、おおよそ四角い整形の土地で、

二辺が擁壁によって保護されている傾斜地の上側にあります。

40年近く前に谷あいを造成してできたそうです。

そんな話を聞いておりましたので、

地盤のデータも気になるところだったのですが、

植栽や既存建物があったり、斜面地故に

これまで正確な敷地寸法を把握することが難しかったため、

計画した建物が実際の敷地に納まるのか、不安でありました。

005

既存樹木の寒緋桜が建物の一部と干渉てしまいそうです。

この部分の検討が必要な事が明らかになりました。

上の写真でピンク色の花を咲かせているのが寒緋桜です。

沖縄で花見と言えばこの寒緋桜だと、

クライアントさんから教えて頂きました。

昨日に引き続き、この春、建て替え予定の住宅のお話です。

今回は、これまで大切にお住まいになっておられた建物を

解体しての新築計画です。

昨日は、この建物がご家族から大切にされてきた様子を

書かせていただきましたが、そのつづきです。

016

時代が良かったと言うことなのでしょうか、

障子の桟木は目が積んでいて、ほとんど狂いがみられません。

今でもピタッと隙間ができることなく納まっています。

また、本棚に使用されていたラワン材は、

厚さが30ミリもある、しっかりとした材でしたので、

お父様が丁寧に釘一本まで外して下さいました。

新しい家ではこの材を使用して、再び本棚を造る予定です。

036

こうして書いておりますと、この建物は、

なぜ建て替えなければいけないのかと思ってしまいそうです。

でもそこには理由もあって、例えば階段は、

昼間でも暗く、かなりの急こう配で急ぐと転げ落ちそうだったり、

断熱材があまり入っていませんので、

冬は寒く、夏は暑い温熱環境だったり、

給排水設備は老朽化し、電気設備も更新されていませんので、

コンセントの数は極端に少なく、不便になっています。

この辺を改善した上で、建て替えた家もこれまでの様に

愛される家になるように努力したいと思います。

10年程前に施行されました
「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」
通称「建設リサイクル法」により、建築物を解体する際には、
分別解体及び再資源化が義務付られました。
法制定以前は、重機でガサッと壊していたのですが、
法制定後は、写真にありますように、アルミサッシは
アルミフレーム、ガラス、パッキン材とそれぞれ分別処理されます。