引き続き、今日は太陽光発電システムについてのお話です。

昨日、「4,565円/月 が太陽光発電による減額分と

考えることができると思います」と書きました。

そうしますと、4,565円×12ヶ月=54,780円/年、

10年でも、547,800円のメリットしかでないことになります。

初期設備設置費用が170万円掛かっていますので、

これでは費用対効果を感じることが出来ません。

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では、一般的に「10年で導入費用の回収ができます」

と言っているのはどうしてか考えてみました。

先ずは、これも昨日書きましたが、

1.8kWの太陽光パネルによる1年間の発電量は、

2,261kWでした。この発電された電力は自己消費せずに、

買取価格が以前の倍になっていますので、全て売電するとします。

すると、2,261kW/年×48円=108,528円/年になり、

10年でおよそ1,085,280円の売上となります。

現在は、補助金が15万~25万程度下りますので、

これを補填し、お得な夜の電力を有効に利用すると、

おおむね10~12年位で回収できそうです。

電力は運ばれるうちにドンドン目減りしてしまうことを考えますと、

発電した所でそのまま使用するコトが一番効率が良いのですが、

経済性を優先して考えるのならば、発電分は売電し、

使用分は購入する方が良いとも言えます。

明日は、再生可能エネルギーについて書きたいと思います。

 

 *今回の内容は、あくまでも、個人的に利用した結果から

   推察した、ひとつの考え方です。

今日は引き続き太陽光発電と、その電気料金についてです。

昨日、直近の2009年10月から2010年9月の1年間での

電力使用量は4,874kW、売電量は406kWと書きましたが、

太陽光パネルによる年間の発電量は、2,261kWでした。

その内406kWは売電しておりましたので、

残りの1,855kWを自家消費分として、

松匠創美の年間総電気使用量は、

4,874kW+1,855kW=6,729kWと

考えて良いのではないかと思います。

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そこで次に、電気使用料金についてですが、

仮に上記の総使用量を全て、電力会社より購入したとして、

電気料金22円/kWで計算しますと、

6,729kW/年×22円/kW=148,038円/年

12,337円/月になると考えることができます。

実際に電力会社へ支払った

電気使用料金は、111,895円/年で、

売電分の売上として入金があったのは、18,626円/年です。

と言うことで、実質の電気料金は、

148,038円/年-111,895円/年=93,269円/年、

7,772円/月でした。

電力会社より全て購入した場合から

実質の電気料金を差引すると、

12,337円/月-7,772円/月=4,565円/月

が太陽光発電による減額分と考えることができると思います。

事務所ではデスクトップパソコン4台とノートパソコン1台が

常時稼動している状態で、カラー複合機も1台ありますので、

これだけでおよそ月額5,000円程度の

電気料金がかかる事を考えますと

パソコンの使用分くらいは、自家発電で生み出した電力で

賄えていると考えることができそうです。

今日は昨日のつづきで、電力使用量と

太陽光発電による売電量の推移について書きます。

先ずは、太陽光発電システムを設置する以前の

2006年10月から2007年9月の

年間電力使用量は、4,621kW(月平均385kW)でした。

この時、松匠創美の事務所で働いている人数は2名です。

そして、太陽光発電システムを設置した

2007年10月から2008年9月の

年間電力使用量は4,143kW、売電量は680kW。

この時も、事務所で働いている人数は2名です。

使用量は478kW減り、680kW余剰電力を生みました。

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そして、2008年10月から2009年9月の

年間電力使用量は4,196kW、売電量は479kW。

ここで、事務所で働く人数が一人増えて3名になります。

使用量は殆んど変化は有りませんが、所員が1名増えたことで、

昼に発電した電力を使用する量が増えたため、

余剰電力は減りました。

また、この年は天候にもあまり恵まれていなかったという

記憶が有ります。

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つづく、2009年10月から2010年9月の1年の

電力使用量は4,874kW、売電量は406kW。

更に、事務所で働く人数が一人増えて4名になっています。

それでも、2006年-2007年に比べますと、

電力使用量は微増で、売電をしている分を差し引きましたら、

電力消費量は、しっかりと減っていることになります。

更に明日は、実際の電気料金の推移を見てみたいと思います。