今日は晩秋と言うよりは、まるで冬、本当に寒い1日でした。

空もどんよりと曇り空で、ここ一カ月の太陽光パネルの発電量は

非常に低く、如何に日照時間が少ないかがよく判ります。

太陽が恋しいです。

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この間の日曜日は、今月末に着工予定の

新築住宅の打合せがありました。

そろそろ、いろいろな部分の仕様を決定しまして、

工事の手配を始める段階に入ってきました。

そこで、この日は外部のカラーの検討を行いました。

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ご希望の色を伺いながら、立面図に着色をしまして、

いろいろな組合せを比較検討していただきました。

選ばれた色は5色でしたが、屋根と外壁の組合せだけでも

10通りくらい考えて居られました。

今回選ばれた5色は、大きな色味の違いではなく、

ビミョーな色の差違いです。

ビミョーな色の違いなだけに、

決定することがより難しいものと思われます。

そこで、着工までじっくりと悩んで頂くことになりました。

どんな色の組み合わせに決まるのか、楽しみです。

現在葉山でリフォーム工事中の木造住宅は、

昭和61年完成ですので、築27年の建物になります。

住宅の断熱性能を測るものさしとして、

木造住宅のための住宅性能表示制度のなかで、

定めている温熱環境基準で示しますと、

(数値が大きいほど高い性能をを表示します)

等級4は、次世代省エネルギー(平成11年)基準程度

等級3は、新省エネルギー(平成4年)基準程度

等級2は、旧省エネルギー(昭和55年)基準程度

等級1は、等級2に満たないもの

とあります。

工事中の建物は、建設時としては先端の旧省エネ基準で

しっかりと断熱材が充填されていましたので、等級2になります。

2009年のデータではありますが、既存戸建住宅の

約75%は、等級1と2が占めています。

では、等級2の建物と4の建物でどのくらい差があるのでしょうか。

外気温が0℃の時の非暖房室の作用温度で比べますと、

等級2では約5℃程度、等級3では7℃程度、

等級4では10度弱くらいの差になります。

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日本人には清貧の思想があり、家中を暖かくすることに、

罪悪感を覚える傾向がみられます。

そんな背景を考えても、温熱環境に関する等級を上げることが、

新築はもちろん、リフォームでも大切なことだと考えています。

ジャパンホームショーは、今年で35回目になる

住まいに関する建材・部材・設備・サービス等の専門展示会です。

毎年この時期に東京ビックサイトで開催されるため、

極力時間を取って出掛けるようにしています。

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心配された台風も少し反れてくれそうということで、

午後から見て回ったのですが、

いつも馴染みのメーカーさんから、お電話でのやり取りしか

したことのなかった営業さんと直接お会いすることができたり、

初めて拝見する材料など、新鮮な出会いも多く、

今年は、見応えを感じることができました。

残念ながら、半分ほど見たところで

時間切れとなってしまいましたが、

今後に生かせるように、急ぎ足でみて回った内容を

しっかりと精査したいと思います。