2016年10月9日(日) に放送されましたNHKスペシャル

『あなたの家が危ない ~熊本地震からの警告~』

ご覧になられましたか?

中々あの短時間で伝えきれるものではないですが、

大げさではなく、伝えていたのではないかと思いました。

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番組では、あまり触れられていませんでしたが、

現在の家づくりは、設計者が間取りを決め、

プレカット工場へ図面を渡すとプレカット技術者が

構造計画をし、入力された加工図を基に、

機械加工された木材が現場へと搬入され

大工さんが組み立てるといった、流れになっています。

このことからも分かる通り、日本の木造住宅は、

プレカット工場によって支えられているのが現状です。

松匠創美では、設計者が計画の段階から軸組みを考え、

伏図や軸組図を作成し、プレカット技術者と

プレカット加工図をまとめ、加工を行っておりますが、

ユアホームでプレカット技術者の方々とお話しすると、

多くの設計者の作成した伏図は、

寧ろないほうが安全な計画ができると言われる始末です。

また、ユアホームの調査でみられるものに

「構造計算をしてるので大丈夫」という物件にも

実際には問題点があり、その問題点を補う手立てを打つことなく、

計算値だけ満たす対策で建てられた建物は、

残念ながら安全とは、言いにくいということもありました。

このような現状を何とかしたいとの思いで、

アホームでは、直下率を踏まえた設計手法を

「安全な架構の住宅設計の手引き」としてまとめ、

講習会等を行ってきたのですが、

設計の自由度が狭められるように思われてしまうのか、

中々広く普及せず、苦戦しております。私自身は、

日々、ユアホーム基準で設計をしているのですが、

不自由を感じるというよりは、できることが明確になり、

構造設計者に頼ることなく、自分で考えて

設計ができる自由を得ていると思っています。

様々な考え方がある中のひとつとして、

木造軸組住宅の直下率が利用していただけるよう

ユアホームとしては、これからも伝えていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日は、Takara standard の横浜ショールームが

システムバスのフルモデルチェンジに伴い、

全面的にリニューアルをしたとのことで、

新製品の確認のためオープンフェアへ行ってきました。

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システムバスは、これまでと比較するとあか抜けて、

デザイン性が感じられるものに変わっていました。

ショールーム全体としましては、

マンションリフォームに対応した製品の展示が

多くなっている印象でした。

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タカラさんの場合、これまでもシステムバスの

サイズオーダーは可能だったのですが、

洗面化粧台やキッチンもシリーズは限られますが、

サイズオーダー可能になりました。

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これは、マンションの場合には新築時に

特殊サイズで製作していることがほとんどである、

という事情に対応するためのようです。

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また、コンクリートの建物ならではの

梁の出っ張りなどに対応できるレンジフードや

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システムバスの展示もされていました。

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また、システムバスは、配管経路が分かるように

配管が接続された状態で見る事が出来、

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システムキッチンも同様に配管施工例があり、

どれも興味深い内容でした。

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最後に最新のキッチンシンクの展示も確認しました。

とても機能性があるシンクなので、実際に使ってみないと

使い勝手が良いのか、寧ろ面倒なのか

判断が難しそうなシンクでありました。

秋分の日も過ぎ次第に夜が長くなってきます。

どうぞ良い週末をお過ごしください。

今日はまるで夏が来たかのようなお天気の葉山でしたが、

朝から地盤調査の立ち合いに行ってきました。

現在設計を進めております高台に建つ2世帯住宅は、

これまでお住まいだった建物を解体しての建て替えです。

先週、既存建物の解体が終わりましたので、

いよいよ地盤調査ができることになりました。

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調査結果は予想通りの良好地盤とのことで、何よりでした。

また、更地になり計測しやすくなりましたので、

今日は、正確な敷地のレベルも計測しました。

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上の写真、帽子をかぶっている私の前にあります三脚には、

360度水平を保ち回転する単眼鏡のようなものが

取り付けられていて、これを覗くと計測したい部分の

高さを1ミリ単位で測定をすることが可能です。

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敷地は、平坦なのですが、周囲の道路と高低差があり、

道路と敷地の関係を明確にします。

上の写真は擁壁の角度を計測しているところです。

午後は事務所に戻り、測定した数値を元に敷地を整理し、

最終的な配置計画をまとめました。

おおむね計画通りに収まることが分かり、

ホッとすることができた1日でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。