今日はリフォームのご相談をいただきまして、

都内大田区へ行ってきました。

車で向かいましたので、道中が暑いことは予想しておりましたが、

アスファルトの照り返しは、本当に厳しいものでした。

154

お邪魔させて頂いたお宅は、昭和の香りたっぷりの建物で、

窓が大きくとられており、風の通りが良く

エアコンなしでも、思いのほか涼しく感じました。

ご相談内容は、親子3世帯4世代が玄関は一つでも、

各世帯ごとに暮らしを営めるようにしたいというものでした。

114

95歳で最年長のおじい様は、これまでの暮らしは、

あまり変わらないように、少しだけ使いやすく。

60代の親世帯は、老後に備えこれまでよりコンパクトにして、

出来たスペースに、30代の共稼ぎの子世帯が、

2人目のお子さんが間もなく生まれるますので、

親世帯の力を借りながら、子育てできるようにと。

そんな思いを伺ってきました。

こちらの建物は、平屋から増築し一部建て替えたりと

その歴史は長く、ご家族と共に成長し、

みんなに愛されてきましたので、

これからも愛していただけるように、

知恵を絞って計画を立てたいと思います。

以前ご自宅の新築をさせいただいたクライアントさんから

昨年末、ご実家を相続したので、その耐震診断をして欲しい

とのご依頼を受けました。

そこで耐震診断を行いましたところ

診断結果はかなり深刻なもので「倒壊の恐れあり」でした。

そのため早速、耐震補強計画を立て、予算組みをして、

今日は天井の一部を解体して、詳細の確認をいたしました。

012

新耐震以降の建物とはいえ、阪神淡路の大震災以前の建物、

まだまだ、おおらかな時代だったのでしょう、

火打ち梁(写真の1本だけ斜めに入っている材)には、

一か所としてボルトが留められていません。

016

柱と梁にカスガイ金物も打たれていなければ、

筋違いにも、筋違い用の金物は取り付けられていませんでした。

設計上、既に「倒壊の恐れあり」の建物で、

更には、最低限の施工もされていないという

状況を目の当たりにして、

これまで何事もなく、良かったと思うしかありません。

この建物一部店舗のため、時間を余りかけられないのですが、

来週から、本工事に入ります。

知恵を絞って、耐震性を向上させ、

安心して暮らせるように、努力をしたいと思います。

昨日は、先月末に住宅部分の全面リフォームを終えた家へ

これから行う、店舗部分の工事の打合せに行って来ました。

住宅部分を工事した際に、施主自主施工ということで、

一部の壁を下地の状態でお引渡しをしていました。

2012_0128AJ

昨日、お邪魔してみますと、その部分が見事に完成していました。

2012_0226AX

とても賑やかな仕上りで、空間が明るくなった感じです。

リフォーム工事中、猫の実衣ちゃんは、

クライアントさんご家族と、すぐ、ご近所へ引っ越していたため、

ストレスから、ちょっと太ってしまい、困っていたそうなのです。

でも、工事が終わって、リフォームしたお家には、

美衣ちゃんが楽しめるところが満載の為、

ストレスがなくなったのか、体重が落ちてきたそうです。

と言うことは、猫にとっての、

健康住宅リフォームになったのかもしれません。

クライアントさんの美衣ちゃんに対する愛情のなせる業です。