そろそろ仕上げの工程に入って来ましたリフォーム工事です。

今回は壁を左官で仕上げますので、

その仕上げ方(パターン)につきまして、先週末に、

実際の壁に塗って確認をしていただきました。

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事前にクライアントさんのイメージをお聞きして、

何パターンかのサンプルを造って見て頂いていたのですが、

実際、壁に塗っていただくと、その説得力が違います。

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今回パターンをつけるための道具を

いくつか用意してくれていたのですが、

その中でもクライアントさんのご希望に合わせて、

職人さんが手を加えてくれたオリジナルの櫛を使った

パターンをすぐに気に入って頂くことができました。

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パターンが決定しましたので、

あとは、仕上がりまでどうぞよろしくお願い致します。

現在、葉山で進めております改修工事も

そろそろ終盤に入って来ました。

今回の改修工事、一番の目的は『断熱改修』になりましたが、

もう一つの大切な目的が浴室の改修でした。

最近では、建物への負担などを考えて

浴室はシステムバスを導入することが多くなっています。

しかし、今回は改修前同様の在来浴室が

絶対に外せないご希望でした。

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これまでも在来の浴室だったらなぜ改修が必要なのか、

それは、これまでの浴室が0.75坪で少し小さかったため、

改修をして、1坪の浴室に広げたいとのご希望でした。

そこで、先ずは既存の浴室を解体撤去します。

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そして1坪に広げて下地を作ります。

そこへ防水下地を左官屋さんに塗ってもらいます。

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しっかりと養生期間を置きましたらFRP防水を塗布します。

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次はFRP防水の上にタイル下地をつくります。

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今日は、排水金物のセットもしました。

バスタブが入荷しましたら、バスタブを据えて

仕上げの石を貼っていきます。

仕上がりましたら、改めてご紹介したいと思っております。

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今日は、現場でクライアントさんと大詰めの打合せをしていました。

そこに急遽必要になった資料を千葉が届けてくれました。

今回千葉は事務所の自転車に初めて乗ったため、

鍵の締め方が判らず、鍵を付けたまま入口に停めました。

役目を終え帰ろうと自転車を見ると鍵がかかっています。

???

辺りを探しますが、鍵はどこにもありません。

鍵が付けっぱなしだったので乗って行かれてしまったのならば、

なくもない話なのですが、鍵をかけ持って行ってしまったのは

一体、どういうことなのでしょうか?

結局、事務所までスペアキーを取りに戻り、

事なきを得ましたが、ちょっと不思議な出来事でありました。

現在葉山でリフォーム工事中の木造住宅は、

昭和61年完成ですので、築27年の建物になります。

住宅の断熱性能を測るものさしとして、

木造住宅のための住宅性能表示制度のなかで、

定めている温熱環境基準で示しますと、

(数値が大きいほど高い性能をを表示します)

等級4は、次世代省エネルギー(平成11年)基準程度

等級3は、新省エネルギー(平成4年)基準程度

等級2は、旧省エネルギー(昭和55年)基準程度

等級1は、等級2に満たないもの

とあります。

工事中の建物は、建設時としては先端の旧省エネ基準で

しっかりと断熱材が充填されていましたので、等級2になります。

2009年のデータではありますが、既存戸建住宅の

約75%は、等級1と2が占めています。

では、等級2の建物と4の建物でどのくらい差があるのでしょうか。

外気温が0℃の時の非暖房室の作用温度で比べますと、

等級2では約5℃程度、等級3では7℃程度、

等級4では10度弱くらいの差になります。

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日本人には清貧の思想があり、家中を暖かくすることに、

罪悪感を覚える傾向がみられます。

そんな背景を考えても、温熱環境に関する等級を上げることが、

新築はもちろん、リフォームでも大切なことだと考えています。