外は予報通りの嵐です。車で出かけていたのですが、

車ごと飛ばされてしまうのではないかと心配になるくらいの

強風でしたので、「自転車を押して帰る」と言う田村を

なんとか思いとどまらせました。

012空(クウ)が最近とっても気に入っている公園の山桜です。

写真は今朝撮ったのですが、ここ数日で、ずいぶんと咲きました。

一方、椿は散り始め、足元が華やかになっています。

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今日は、介護保険について。

介護保険は、自分で申請することで

介護サービスを利用できることになるため、

母は、寝たきりになった時に要介護認定の申請をしました。

介護度が決まり、サービスを利用するためには、

一つのサービスを利用する度ごとに、契約が必要になります。

しかし、高齢者は契約書に慣れていないことが多いせいか、

契約時の説明は、ずいぶんとおざなりで

「とりあえずサインをして、ハンコを押してくれればいいです」

的なことになっています。

こんなことなら、いっそのこと、もう少し簡略化できたら好いのに・・・

元気な私でさえ、一人の人間に対する手続きとは思えない程

細分化された手続きには、閉口してしまいます。

病院もそうですが、循環器の先生は心臓のことだけ、

脳外科の先生は脳のことだけ診察するため、

足に水疱ができていても「この病院には皮膚科がないので、

別の病院へ行って下さい」と言われます。

一人の人間をトータルで診ていただくことができないということが、

とても、はがゆく感じられる今日この頃です。

今朝、散歩から帰ってくると、お隣の菜園に

朝日が射し込んできて、とってもきれいでした。

来週は春分、随分と日が長くなりました。

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突然ですが、昨年9月に母が歩けなくなり、寝たきりになりました。

更に、ひと月ほど前には、動脈瘤乖離で緊急入院。

医師の説明によりますと、動脈瘤乖離の場合の治療は、

通常、手術により動脈瘤を切除するのが一般的な治療法

とのことですが、年齢や現在の体調を考慮すると、

手術は難しいとのことで、今後は、動脈瘤が破裂しないように、

血圧を低く抑えて日常生活を送ることになるということです。

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爆弾を抱えた状態ではありますが、それでも、

お見舞いに行く度に、体調はどんどん安定し、

今では、上の写真のように沢山つながっていた管も全て外れ、

自力で食事が出来るまでに回復しました。

そこで、これから少しづつ、現在、体験している、

高齢者介護ということについて、触れて行きたいと考えました。

初めて体験する介護は、想像をはるかに超え、

本当に厳しいものでした。

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ちょうど3年前、母が脳出血で倒れました。

お陰様で大事に至らず、ほんの少しの麻痺が残る程度で

今は経過を見ながら、元々あった持病の治療を続けています。

元来、病院嫌いで頑固な母、本当は病院に行きたくありません。

それでも4週に1度、渋々ながら病院へ通っているのは

娘が病院に付き添って行くからだと思っています。

そして、今日もその病院の日でした。

珍しく病院が短時間でスムーズに終わり、

実家は桜ヶ丘と言う、街道沿いに桜並木が続くところに近いので

病院の帰りに少し遠回りをして車の中からですが

お花見をするコトにしました。

八分咲き位でしたが見ごたえが有り、

母とのいい時間を過ごすことができました。

 *写真は病院の駐車場から撮ったものです。

 

□ 松匠創美 設計 久保歩美
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