週末のお天気は、久しぶりの晴れでした。

葉山は夏が来た!と、町がざわめいていました。

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6年前に松匠創美で全面改修をさせて頂いた古い家があります。

実は4年前に住まい手さんが海外へ転勤することになり、

その間、この家は貸し家になっていたのですが、

今年、住まい手さんが日本へ戻ってこられて、

賃貸契約も完了し、再び住み始めることになりました。

そこで、念のための点検のご依頼とその他にも細々とした補修や

追加工事のご要望を伺うため、土曜日に尋ねました。

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開口一番、田中と私を見て、全く変わっていないと、

奥様に笑われてしまいました。

喜んでいいのか、悲しむべきなのか・・・複雑です。

当時、生まれたばかりだった娘さんと

まだ、お腹の中にいた年子のその妹さんの二人、

すっかり成長した姿に、その歳月を実感しました。

お話を伺っている途中、

改修の際に設けたロフトで楽しそうに遊ぶ姉妹を見ながら、

「だから、子供たちが小さい内に、この家で子育てをしたかった」

と奥様に言っていただき、

そんな風に思っていただけることをうれしく思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日は良いお天気を期待していたのですが、

3時過ぎにはポツリ、ポツリ、雨になってしまいました。

今年の春は、いつになく天気が安定してくれません。

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写真は、先週のやっと晴れた日に、

お寺さんへ採寸に行って来た時のものです。

今回、本堂の正面に外廊下を設けたいとのご要望で、

このような機会は数あることではございませんので、

誠意努力させて頂きたいと思っています。

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残念ながら詳細な図面がないため、

実際の寸法をあたり、図面を起こすところから始めます。

採寸をしていますと、細かいところまで

大工さんが気を使っている様子が随所に見られ、

なかなか楽しいものでした。

今回は、住職の居住スペースのリフォームも合わせて

行う予定です。その様子はまた。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

今から15年前の平成12年3月に完成した家があります。

こちらのお宅では、完成から数年後に、

ご家族のお一人が車いすを使用する生活になり、

それによって床はタイヤで酷使され続けて来ました。

この度、娘さんがご結婚、お孫さんの誕生で

床の汚れが気になるとのご相談を受け、

状態を確認させていただきに伺いましたところ、

床は、まだまだ貼りかえる必要があるとは思えない状態でした。

将来はリフォームをして、二世帯同居も考えているとのことで、

今回は、灰汁洗いと汚れ落としを行うことにしました。

一昨日は、その様子を確認に行って来ました。

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床材は信州のカラマツが使用してあります。

灰汁洗い液を塗布し汚れを浮き上がらせてから、

水で汚れを洗い取っていきます。

かなりの汚れが床板に付着していたことが分かります。

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左側が汚れ落とし前の状況です。

中央の濡れている部分が薬剤の塗布後に洗っているところで、

右側は洗いが終わり、少し乾いてきたところになります。

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乾きますと、写真右上の様に明るい色に戻ります。

すべてを洗い終え、水分の蒸発を待ってから、

後日、桐油を塗布して仕上げます。

今回使用した灰汁洗い剤は、身体への負担が少なく、

喉が焼けるようなこともなく、シッカリと汚れを落としてくれました。

汚れを溜めこまないことが一番ですが、

溜まってしまった汚れは、取り除くことが可能です。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。