以前、ショールームの見学にお越しいただき、

その後、ずっと土地探しをされていたというクライアントさん、

中々ご希望にかなう物件が見つからず、

今回、中古住宅付の土地購入を検討しているので、

建物の状況確認をして欲しいとのご依頼をいただきました。

連休中にその建物調査へ行って来ました。

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DIYがお好きな現オーナーさんによって手入れされ、

愛されている感じがする建物でした。

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国交省は今年10月23日に長期優良住宅のリフォーム版

認定基準案を示しています。

劣化対策、耐震性、維持管理・更新の容易性、

省エネルギー性などについての認定基準が示されたことで、

今回調査した築40年の建物を長期優良住宅として

認定を受けることは、なかなか困難なことかもしれませんが、

評価基準となり、見える化がし易くなりますので、

うまく利用ができればと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

少し前の10月のことになりますが、

お庭に立派な松の木が建ち並ぶお家の屋根が、

老朽化により雨漏りをするので見て欲しいとのご依頼で、

状況を確認するために行って来ました。

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雨漏り箇所を拝見しますと梁が腐って落ちる寸前でした。

一般的には屋根の瓦をおろし、梁を架け替え雨仕舞をして、

瓦を葺き直すところですが、ご希望は、

なるべく姿を変えることなく、一日も長く今の状態を保ちたい

との事でしたので、応急的補修を行う方向で進めています。

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その状況を確認に伺った際、屋根の上の様子を見るため

2Fバルコニーに上がらせて頂いたのですが、

屋根の形状に合わせて2段になった木製のバルコニー、

こちらも相応に老朽化はしているのですが、

手の込んだ、とても丁寧な造りになっており感心いたしました。

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木材と木材の継ぎ手の部分などは銅板でカバーされいます。

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その素敵なバルコニーから見えたのは、

普段、あまり目にすることのない、まだ緑色の松笠です。

たわわになっていました。

*写真はひと月ほど前に撮影したものです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

昨日は、増築を含む改修工事のご相談で、

15年前に設計させて頂いたお宅へ行って参りました。

私にとっては住宅設計初期のとても思い出深い建物ですので、

こうして時を経て、改修のご相談を頂けることは、

大変に光栄で、幸せなことです。

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今回のご相談は、お二人のお嬢さんが独立され、

この春、お孫さんが生まれたことを機に、

ご長女ファミリーとのご同居を検討されていて、

2世帯で暮らせるように改修したいとのご要望です。

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1枚目の写真の主寝室は、

勾配天井の空間を活かして親世帯のリビングに、

2枚目の写真は読書家でおられるご主人の書庫ですが、

今回ここを整理することとし、親世帯の水廻りにしたいなど、

大まかなご要望はいただきましたので、

法的、構造的に問題はないかなど検証した上で、

詳細設計を進めて行きたいと思っています。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。