今日は、今年の初めに着工し、
先週お引き渡しを終えたマンションリフォームの
ご紹介をしたいと思います。
こちらのマンション、一般的なマンションのように
四方を住戸に囲まれているタイプではなく
傾斜地に建つ雁行型の為、階下は住戸ではなく地面で
外気に面する壁が多く、窓も比較的沢山ついています。
その分、結露に悩まれて居られる住戸も多いとのことでした。
今回は、解体時に壁の中に結露水が溜まっていた南の壁には
杉の無垢板を貼り、それ以外の壁、天井は
すべて漆喰仕上げとし、床にも杉の無垢板を貼ることで、
全体的な室内の調湿能力を高めました。
加えて、床下から壁体内に流れ込む冷気を抑えるため、
床下へ隈なく断熱材を充填し、開口部廻りの隙間にも
断熱材を付加しました。
施工後、温度センサーで室温を確認したところでは、
床面と天井面の温度差も以前より狭まっていましたので、
効果が出ることを期待して見守りたいと思います。
次回は、ビフォーアフターをご紹介いたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。