今日から数回に分けて、昨年の秋に完成をしました

『3層吹抜けのある家』のご紹介をして行きたいと思います。

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『3層吹抜けのある家』は、3階建ての建物の

中央部分を貫くように設けられた吹抜けによって

すべての内部空間が繋がっています。

1枚目の写真は、1階から屋根を見上げたところです。

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2枚目の写真は、逆に3階から1階を見下したところです。

かなりの高さがあり、慣れないとちょっと怖い感じがします。

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建物の一番高い部分には、

夏場の熱気を排出できるようにハイサイド窓を設け、

吹抜けの上部にはシーリングファンを設置し、

夏だけでなく冬場も上昇してきた暖気を

緩やかに循環させて、1階から3階の

温度差が小さくなるように計画しています。

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また、大きな吹抜けがあることが構造的欠陥にならないよう

バランス良く耐力壁を設け、柱や壁の直下率も上げて、

住宅性能表示制度の等級3を担保しています。

次回からは、各部屋をご紹介したいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も少し前のことになりますが、1月22日(日)に

よこすか芸術劇場で鑑賞した舞台

観世善正プロデュースの蝋燭能「草子洗小町」について。

予てより狂言を観てみたいと思っておりまして、

よこすか能という昭和62年より今回で30回目の

イベントの演目の一つが野村萬斎さんによる狂言と知り、

出掛けてみました。

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この日の演目は、

観世流 素謡 「神歌」

観世流 仕舞 「蘆刈クセ」

観世流 仕舞 「白楽天」

和泉流 狂言 「業平餅」

観世流 蝋燭能 「草子洗小町」

最初の素謡「神歌」は、パンフレットによりますと、

能の代表曲『翁』を謡だけで上演するもので、

この日演じられる能・狂言の儀式性を高めるとありました。

仕舞は各演目のクライマックス部分を謡のみで演じるもので、

アシの名所、難波を背景に夫婦の情を歌う「蘆刈クセ」と、

唐の白楽天と住吉明神が和歌のやりとりを描く「白楽天」。

ここまでは、なかなか謡が聞き取れずに苦戦しました。

続いての狂言は、大衆娯楽というだけあって分かり易く、

会場に笑いも起こり、楽しい雰囲気で舞台が進みました。

豪華な衣装も見応えがあり、目も楽しみました。

最後の能は、200本の蝋燭の灯りによる幻想的な舞台の上で

繰り広げられる和のミュージカルといった感じでしょうか。

謡のみでなく、お囃子や舞も加わることで華やかになり、

事前に物語を知っていればより一層楽しいと思いますが、

知らなくても十分に楽しめました。

能もですが、特に狂言は機会があれば

また観てみたいと思うものでした。

明日の立春は、暖かく3月頃の陽気になるとのこと。

どうぞ、良い週末をお過ごし下さい。

インフルエンザに罹る前、打ち合わせと打ち合わせの合間に

少しだけ時間が出来ましたので、行きたいと思っていた特別展

『世界遺産 ラスコー展~クロマニョン人が残した洞窟壁画』

に行ってきました。

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ラスコー洞窟は、フランス南西部の郊外、

モンティニャック村を見下ろす丘の上にあります。

1940年に地元の少年らによって発見されたのですが、

その芸術性の高さから見物客が押し寄せたことで、

一気に劣化が進んでしまい、

保全のため1963年に閉鎖されてしまいました。

今では、研究者ですら入ることが難しくなっている洞窟の壁画を

今回は実物大で再現した展示で見ることが出来ます。

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また、壁画を描いたクロマニョン人の芸術性の高さを

その道具などに刻まれた彫刻などから見ることが出来ます。

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とてもおしゃれでセンスが良い人達だったと想像できます。

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洞窟の1/10模型の展示もあります。

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何故、実際には真っ暗な洞窟に火を灯してまで、

絵を描こうと思ったのか。

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這いつくばらないと通れないような狭い空間にも

壁画が描かれていたり、謎は多いようです。

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上野公園内にある国立科学博物館は、

特別展は有料ですが、常設展示は無料です。

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常設展示の中には、マンモスの骨を利用した住居があったり、

かなり充実しており、1日中楽しめますので、

お時間がございましたら特別展は今月19日までで、

少々混んではいるようですが、出掛けてみてはいかがでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。