正月休み最終日の5日には、

『発信//板橋//2013 ギャップ・ダイナミクス』

と題された6人の作家による展覧会を観に、

板橋区立美術館まで行って来ました。

現代アートは苦手な分野ではございますが、

どの作家さんの作品も力があり、見応え十分でした。

この日が最終日だったのですが、途中NAVIが迷走しまして、

あまり時間がなく、ゆっくり見られなかったことが、心残りです。

大矢りか 立ち尽くす木

さて、その中でも今回、一番の目的は、

大矢りかさんの作品 『 立ち尽くす木 』 です。

朽ちることを表現しているこの作品に惹かれます。

大矢りか 立ち尽くす木 タテ

「廃墟ブーム」というものもありましたが、

朽ちていくその姿は多くのことを訴えかけて来ます。

それ故、皆、心を奪われるのではないでしょうか。

そして、日本人が、桜(ソメイヨシノ)をこよなく愛するのも

「散り際の美しさ」故、 似た感覚のような気がします。

朽ちることの魅力に気づくと、枯れることも素敵なことだと思えます。

松匠創美で建てる家は、いつかは地球にかえる素材を選び、

住まい手さんに愛され、朽ち果てるまで建ち続けていて欲しい

との思いで、設計をしています。

りかさん。いい刺激をいただきました。ありがとうございました。

来週から、今年度の木造住宅検定3級の講習会が始まります。

架構を踏まえた軸組構法の家づくりについての講習会です。

詳しくはこちらにございます。

まだ、講習会の申し込みを受け付けていますので、

ご興味を持たれた方は、是非一度、覗いてみて下さい。

申し込みは、こちらからになります。

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そして今日は、講習会の最終打合せのために、

芝浦工業大学まで行って来ました。

その際に乗った地下鉄の車両が新しかったため目に留まりました。

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さすがに、車内で写真を撮ることは出来ませんでしたので、

東京メトロのWEBサイトから写真をお借りいたしました。

そのため、ちょっと不鮮明な写真なのですが、

車両名は10000系、ちょっと未来的なデザインになっています。

そして、車両の連結部分は下の写真のようになっていまして、

これまでの連結部のイメージが一新されていました。

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日常的に電車を利用していない者にとりましては、

目が釘付けになる、斬新さでした。

つい昨日、米国のワシントンに日本製の地下鉄が選ばれたとの

報道を目にしていましたので、日本の鉄道車両の頑張りを

身を持って感じることができたような気が致しました。

今年も1月3日は、ニューイヤーコンサートへ行ってきました。

演奏は、ウィーン・フォルクスオーパ交響楽団で、

会場は、日本のホールの中では格の高さを感じさせる

サントリーホールです。

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照明の配置が何故?と思うような状態に

なっていたことは気になりましたが、

内容は曲目によって、バレエ団メンバーのペア2組によるダンスも加わり、

華やかなステージで、今回は2階中央前よりの席だったのですが、

演奏者お一人お一人の様子も良く見え、

1階席とはまた違った楽しみ方で堪能することができました。

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プログラム最後には、ヨハン・シュトラウス2世による

『美しく青きドナウ』を聴くことができましたし、

アンコールの最後には、念願かないまして、

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の

ニューイヤーコンサートでおなじみの

ヨハン・シュトラウスⅠ世の『ラデツキー行進曲』で、

「こんなきれいな手拍子聴いたことがない」と思うくらいの

指揮者が指揮する手拍子の美しさを体験することができました。

このために足を運ばれている方も多いのでは?と思うくらい、

病み付きになりそうです。