昨日は検査に立ち会うために現場へと向かいました。

検査員より「特に問題ありません」とのことで無事合格です。

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この物件、2世帯でお住まいになる予定です。

そのため、親世帯の1階と子世帯の2階で

寝室が重なる部分があります。

そこで、今回は2世帯住宅用に防音の床組みにしました。

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1階で天井を見上げたときには梁がすべて見えて

敷き天井のように見えるのですが、

2階の床には石膏ボードの2重貼りに、根太を転がして、

床板を張りますので、床の厚みは随分と増します。

このようにするコトで防音性が高まります。

そして、根太の部分は、電線の配線スペースに利用できます。

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それでも電気屋さんにとっては、

しっかりと計画的に配線ルートを検討しなければならず、

頭を悩ませることにはあまり変わりないようでした。

今日は、現在建築中の住宅の中間検査でした。

検査員の方が、バスでの移動は時間が計れないので、

検査の予約時間が10時の所、30分前倒しにして欲しいとの

事前連絡が有りまして、9時30分に現場へと行きました。

すると、既に検査を終えて待ち構えておられる検査員。

書類にサインをすると終了でした。特に問題はありませんでした。

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その後は、電気屋さんと外壁に穴を開ける位置や

電線を通すことのできる部分の確認をしました。

松匠創美の家づくりでは、電気屋さんが大変です。

それは、2Fの床と、1Fの天井が同じ板でできているからです。

一般に敷き天井や踏天井などと呼ばれている工法です。

通常は、天井裏を電線が這っているものですが、

この天井裏空間が有りません。

そこで頭を悩ませて配線をしなければなりません。

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こんな所や、こんな所に。

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今日は電気屋さんに、この間、電線の経路を考えていたら、

「知恵熱が出ちゃいました」と言われてしまいました。

お手間、お掛けしております。今回もよろしくお願いいたします。

昨日は予定通りに、無事、上棟するコトができました。

クライアントからも、「やっと実感が沸いて、楽しみになってきた」と

言っていただき、ホッとひと安心です。

しかし、上棟に立会った後、事務所に戻りましたら、

丁度、計画停電が始まってしまい、

昨日はブログの更新をお休みさせていただきました。

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徐々に厳しい現状も、明らかになってきています。

材木屋さんから情報によりますと、

外壁の下地に貼る、針葉樹合板などは東北地方の太平洋岸に

工場が集中しているので、壊滅的な被害を受けたようです。

また、内装の下地に貼る、石膏ボードの工場や、

住設機器メーカーの多くも、東北地方に工場があり、

同様に直接的な被害を受けたようです。

間接的な被害につきましては、少し時間をかければ、

対応できることと思いますが、

クライアントとお約束した建物をきちんと完成させるために、

今後の動向を見極めながら対応を検討していくことが

必要になっているようです。