住宅の基礎工事では、コンクリートを打設する前に、

水道屋さんもしておくことがあります。

それは、給水、給湯そして排水を通すために

先行して配管を設置しておくことです。

通常、住宅の給排水管は床下(基礎の中)を通り

外部の地中を抜け、道路の配管へとつながっています。

そのため、基礎の中と外を配管が通り抜ける必要があるからです。

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そして、基礎は鉄筋コンクリートで造らなければなりません。

写真を見て頂いても判ると思うのですが、

この鉄筋は、かなり密に入っています。

そのため、ここに後から穴をあけて配管を通すとすると、

この鉄筋を切断しないで穴を開けることは

かなり奇跡的なことだと思われます。

そこで、配管は予め鉄筋を避けて入れておくようにします。

万が一の点検のために設ける人通口を配管が

横切ってしまったりするようなことがないように

床下をどのような経路で配管が通るのか検討して

穴を開ける位置は決められます。

今日は、天気予報で気温がグッと低くなるとの予報でしたので、

寒さには滅法意気地のないわたしは、

朝から外構工事の打合せに出かけるのに、

随分と警戒をして出かけましたが、

次第に陽も出てきて昨日とそう変わらない陽気にホッとしました。

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そしてもう一つ、日本列島黄砂に覆われるとの記事を読み、

近隣の洗濯物状況を観察してみましたところ、

洗濯物を外に干している家が全然見当たらなかったため、

断念したのですが、余り実感なく、

予報に振り回されたような気がしなくもないのですが、

実際はどうだったのでしょう。

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さて、出掛けて行った現場では、

外構が終盤の土間工事の段階になりました。

道路が傾斜していてますので、上手に水が流れるようにしたいため、

レベルを確認しながら、糸を張って検討し、勾配を決定しました。

しっかりと水はけ良く、土間のコンクリートが仕上がりますように、

明日は、朝からコンクリートの打設です。

よろしくお願い致します。

今日から本格的に工事が始まりました三浦の現場へ、

遣り方出しに立ち会うために、行ってきました。

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到着すると、既に遣り方が組まれていて、

準備万端の状態になっていました。

早速、隣地境界線の確認から、

今回は、新しく区画された敷地とは違うため、

境界を明確に記している杭などがありません。

そのため、既存のブロックや擁壁をたよりに、確認します。

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境界が確認できましたら、次に建物の配置を決めます。

隣地からの離れを各面ごとに確認し、総合的に判断します。

決まりましたら、遣り方に建物の位置を出していきます。

004建物の配置が出ましたら、確認のため対格線の長さを図って

矩(直角)が出ているか確認します。

間違いがなければ、最後に基準となる高さを決めます。

今回は2面が高低差のある敷地ですので、

この判断が一番難しいものでした。

無事、遣り方が出ましたので、

これから順次工事を進めていくことになります。