住宅の基礎工事では、コンクリートを打設する前に、
水道屋さんもしておくことがあります。
それは、給水、給湯そして排水を通すために
先行して配管を設置しておくことです。
通常、住宅の給排水管は床下(基礎の中)を通り
外部の地中を抜け、道路の配管へとつながっています。
そのため、基礎の中と外を配管が通り抜ける必要があるからです。
そして、基礎は鉄筋コンクリートで造らなければなりません。
写真を見て頂いても判ると思うのですが、
この鉄筋は、かなり密に入っています。
そのため、ここに後から穴をあけて配管を通すとすると、
この鉄筋を切断しないで穴を開けることは
かなり奇跡的なことだと思われます。
そこで、配管は予め鉄筋を避けて入れておくようにします。
万が一の点検のために設ける人通口を配管が
横切ってしまったりするようなことがないように
床下をどのような経路で配管が通るのか検討して
穴を開ける位置は決められます。