今日は現在建築中の事務所の現場へ

緊結金物の検査に行って来ました。

柱と横架材(土台や梁、桁など水平に使用する材のこと)が

地震などで大きく揺さぶられた際に外れてしまわないように

その接合部に取付けるよう義務付けられた金物があります。

これらの金物が適切に取り付けられているか

断熱材などが充填されて見えなくなってしまう前に

検査をして確認します。

この作業、ひとりで行うとかなり時間が掛かるため、

通常、田中と二人で行っているのですが、

今日は初めて千葉に手伝ってもらいました。

IMG_1151

これまで、工事中に現場へ一緒に来る機会がなかったので、

検査の後には、照明やコンセントが実際現場で

どのように配線されているのかとか、

仕上がると見えなくなってしまうところに

いろいろな工夫がされている板金のことなど、

具体的に見ながら説明できる、いい機会になりました。

事務所に戻ってから、千葉も喜んで居りました。

家づくりは、完成すると見えなくなってしまう部分が

分かって来ると楽しさが倍増すると思うので、

これからも時々は、一緒に現場へも

足を運べるように出来ればと思いました。

中々事務所の建築について、ご紹介することが出来ませんが、

少しずつ進んでおります。

また、時折ご紹介出来れればと思っております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

先週末は、映画『パッション・フラメンコ』を観に

シネマ・ジャック&ベティまで行って来ました。

この映画は、2015年9月のシルバーウィークに

日本で公演が行われましたサラ・バラスの

『ボセス・フラメンコ組曲』を公演の準備段階から

ツアー最終公演まで追ったドキュメンタリーです。

日本公演の時のことは、こちらで少し触れています。

IMG_1119

フラメンコの先生に伺ったところによりますと、

タブラオで行われるフラメンコ公演は、即興的と言いますか、

その時のライブ感を大切にするもののようなのですが、

今回のようなホールなどで行われる公演の場合には、

綿密につくり上げ、高みを目指すとのこと。

まさに「努力しない者には我慢が出来ないの

さっさと消えて欲しいわ」と言うサラ・バラスのストイックさが

そこにかかわるすべての者にいい影響を及ぼしていて、

「才能がないのではなく、努力することで才能が花開く」と、

「自分はどんな仕事に就いたとしても、

世の中を良くするために完璧に仕事に取り組んでいるだろう」

「私がウエイターならカウンターはぴかぴか。

私がタクシーの運転手なら車の中はいい香り。

アーティストだけが特別ではない。

誰もが特別な存在で、何かを成し遂げることが出来る。

あとは挑戦するかどうかだけ」と言い、

レット症候群(神経系を主体とした特異な発達障害)の

病と闘う多くの家族たちの支援活動も行っています。

もちろん映画の中にはサラが踊るシーンもふんだんに

納められており、その素晴らしさから、映画と言う事を忘れて

うっかり拍手をしそうになり、抑えるのに苦労しました。

エンディングでは、オレ!とスタンディングオベーションを

送りたくなる映画でした。

明日から3連休の方もいらっしゃることと思います。

どうぞ良い連休をお過ごし下さい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日は、昨日に引き続きまして、9月18日に

日本建築専門学校で開催されました

木造耐力壁ジャパンカップ決勝トーナメント第3戦目の話です。

第3戦目も予選4位通過対予選6位通過の対戦と言う事で、

好勝負を期待したいところです。

IMG_4062

写真左、予選6位の壁『グレコ』は、

少し前に校舎を見学に伺いました、

ポラス建築技術訓練校のチームです。

短時間に施工可能で金物を使用していない壁は、

仕口にそれぞれ工夫を凝らしているとのこと。

写真右、予選4位の壁『紬~Final~』は、

久しぶりにエントリーのアキュラグループ+

東京大学木質材料学研究室+篠原商店のチーム匠です。

金物や接着剤を一切使わず、国産針葉樹材を用いた壁は、

縦貫材をギッシリ並べ、力の分散を狙ったとのことです。

最終回と言う事で、帰って来た大横綱チーム匠に対して、

ポラス建築技術訓練校チームがどこまで対抗できるか

金物を使用していない同士の壁対決楽しみです。

IMG_4065

結果は、『グレコ』の柱が破断したことで、

『紬~Final~』の勝利です。

やはり斜材の接合部が厳しかったようです。

IMG_4069

第2戦では、縦横の格子壁が

面材をビスで固めた堅い壁に敗れましたが、

第3戦では、縦横で紡いだ壁が

斜材の入った堅目の壁に勝利しました。

こんなことも楽しいところのひとつです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。