先週末は、映画『パッション・フラメンコ』を観に
シネマ・ジャック&ベティまで行って来ました。
この映画は、2015年9月のシルバーウィークに
日本で公演が行われましたサラ・バラスの
『ボセス・フラメンコ組曲』を公演の準備段階から
ツアー最終公演まで追ったドキュメンタリーです。
日本公演の時のことは、こちらで少し触れています。
フラメンコの先生に伺ったところによりますと、
タブラオで行われるフラメンコ公演は、即興的と言いますか、
その時のライブ感を大切にするもののようなのですが、
今回のようなホールなどで行われる公演の場合には、
綿密につくり上げ、高みを目指すとのこと。
まさに「努力しない者には我慢が出来ないの
さっさと消えて欲しいわ」と言うサラ・バラスのストイックさが
そこにかかわるすべての者にいい影響を及ぼしていて、
「才能がないのではなく、努力することで才能が花開く」と、
「自分はどんな仕事に就いたとしても、
世の中を良くするために完璧に仕事に取り組んでいるだろう」
「私がウエイターならカウンターはぴかぴか。
私がタクシーの運転手なら車の中はいい香り。
アーティストだけが特別ではない。
誰もが特別な存在で、何かを成し遂げることが出来る。
あとは挑戦するかどうかだけ」と言い、
レット症候群(神経系を主体とした特異な発達障害)の
病と闘う多くの家族たちの支援活動も行っています。
もちろん映画の中にはサラが踊るシーンもふんだんに
納められており、その素晴らしさから、映画と言う事を忘れて
うっかり拍手をしそうになり、抑えるのに苦労しました。
エンディングでは、オレ!とスタンディングオベーションを
送りたくなる映画でした。
明日から3連休の方もいらっしゃることと思います。
どうぞ良い連休をお過ごし下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。