近年、お正月はニューイヤーコンサートへ足を運ぶことが
恒例のようになっていたのですが、今年は趣向を変え、
ニューイヤーコンサートはEテレで楽しみまして、
向かったのは、東京国際フォーラムです。
j-CULTURE FEST にっぽん・和心・初詣
は、にっぽんのお正月を楽しもう。というイベントです。
ここでは、伝統芸能の第一人者による公演が行われており、
東儀秀樹 源氏物語音楽絵巻 ~儚き夢幻~
を鑑賞してきました。
東儀さんの笙や篳篥(ひちりき)、古澤巌さんのバイオリン
塩谷哲さんのピアノ、花總まりさんの語りと歌に
尾上菊之丞さんの舞踊でつづられる、源氏物語絵巻
ひちりき、バイオリン、ピアノの相性は素晴らしく、
上演時間70分と短い時間でしたが、堪能致しました。
この公演では、デジタル映像表現による演出もされていて、
音楽とデジタル映像表現の相性は良く思えましたが
舞踏とデジタル映像表現の相性は、微妙に感じました。
ビジュアル表現同士で、相乗効果と言うよりは、
寧ろ、打ち消し合ってしまっているような印象でました。
尾上さんの舞が素晴らしかっただけにちょっと残念な気がします。
それでも日本の伝統芸能が西洋の楽器や最新の技術と融合し、
一般に馴染み易いものに進化し受け継がれていくことに
期待したいと思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。