今年のはじめ、ニューイヤーコンサートで、

声楽の素晴らしさに触れたことで、

今年は声楽のコンサートへ行こうと決めました。

そして、初めて行った声楽のコンサートは、

デジレ・ランカトーレ&セルソ・アルベロの

デュオ・リサイタルでした。

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今回も、何の前知識もなく出掛けました。

歌い手のお二人が、たいへん素晴らしく、

帰り際に購入したプログラムには 「生理的に快感につつまれる」

と書かれてありましたが、

まさに、からだに響いてくる感じに快感を覚えました。

そして、後方の席だったのですが、

後ろ頭から察するに、年配の方の割合が非常に多く

ビックリしました。

これが、なぜなのかは不明ですが、

観客としてもベテランさんらしく、

Bravoの声掛けも堂に行っていて、

歌い手さんとのやり取りも楽しめました。

アンコールに4曲も歌って下さって、

たいへん満喫することができました。

初めての声楽コンサートとしては、

とても贅沢な内容だった気がします。

吉沢久子さん、94歳。

素敵な方です。

ずいぶんと以前、なにかの雑誌で、

吉沢さんの暮らしぶりが紹介されていて、

日常を大切に生きている姿が、印象に残っていました。

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最近では、本もネットで買うようになってしまい、

中々、本屋さんで本を物色する機会が減っていることもあり、

この本、90歳から毎年発売されていたにも拘らず、

5冊目にして、やっと出会うことができました。

『常に前向きに』はわたしの座右の銘ですが、

本のタイトルにあります『おおらかに』これは難しいです。

でも、吉沢さんの程よい『おおらかさ』は、

是非、お手本にしたいと思いました。

それと最近、記憶が曖昧となった母との会話で、

もっと早くに、聞いておけばよかったと思うことが多くあり、

吉沢さんのお話に、少し気持ちが緩みました。

90歳、91歳、92歳、93歳の吉沢さんのお話も

読んでみたいです。

今日は、介護認定の調査に立ち会う為に、

母の暮らす施設まで行って参りました。

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2000年に介護保険制度が導入されてからは、

40歳になると介護保険に加入し、

介護保険料を納めることになりました。私も納めています。

そうすることで、介護保険サービスを受けることが

できるようになるからです。

でも、このサービス、受けるためには手続きが必要です。

市町村に申請をして、要介護(どのくらい介護が必要なのか)

の審査を受けて判定に基づき、認定されます。

この審査は、年に1回更新が必要で、更新の度ごとに、

同様の審査を受け判定に基づき、認定されます。

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今日は、この更新のための審査が行われる日でした。

母は、退院をして施設に入ったばかりということもあって、

母の状態を理解している者の立ち合いが必要なため、

自分が立ち会うことにしました。

審査は、日常生活で普通にできること、困っていることを

理解するために、本人にいろいろな質問をしていきます。

ヒトというのは不思議なもので、できないことも

できると言ってしまったりすることがありますので、

そんな時には、立ち合いの者のフォローが必要になります。

ひと月くらいすると介護度が決定しますので、

後は保険証が届くのを待つことになります。