先週、笠間日動美術館へ行った際に最後にもう一箇所

立ち寄りたかったところが、茨城県陶芸美術館です。

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この美術館のコレクション展として開催されていた

『近現代日本陶芸の巨匠たち』

―板谷波山/文化勲章受章者と人間国宝たち/松井康成―

時間が限られていましたので、錚々たる作品群を

立ち止まらないように観て回ろう思っていたのですが、

板谷波山・松井康成のコーナーでは、足が止まってしまいました。

板谷波山につきましては、「HAZAN」と「波山をたどる旅」の

2本の映画が製作されているそうで、美術館の敷地内に

「HAZAN」の撮影用にセットとして製作された

板谷波山の工房が移築されていました。

中に入ることはできませんでしたが、隣りには窯もありました。

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後ろ髪をひかれる思いで、企画展『第23回日本陶芸展』へ

粒ぞろいの最新の陶芸作品を一気に観ることができる機会は、

そうそうあるものではなく、中には本当にこれが陶芸なのかと

信じがたい作品もあり、とてもいい勉強になりました。

秋の終わりに芸術に触れる旅に行くことができ、

こころが充填されてほんとうに幸せでした。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

先週、笠間日動美術館へ行った際には分館へも立ち寄りました。

この分館は春風萬里荘といい、もともとは、

江戸時代中期に現在の神奈川県厚木市近郊の地の豪族で

大庄屋でもあった伊東家の母屋であったものを昭和の初めに

北大路魯山人が、北鎌倉へ移築し、自らの住居としたものです。

昭和39年に洋画家朝井閑右衛門と小説家の田村泰次郎が

長谷川仁日動画廊社長と笠間を訪れた折、

笠間にアトリエを作りたいという作家たちの要望から、

「芸術の村」構想ができ、昭和40年に笠間へ移築されました。

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入母屋の立派な茅葺屋根をあまり下から見る機会はないので、

今回見上げてみて、その厚みに圧倒されました。

さすがにこれくらい厚ければ雨の侵入も防げそうです。

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龍安寺を模して造られた枯山水による石庭もあり、

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龍安寺程の静謐さは望めませんが、名残の紅葉が楽しめました。

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高低差を生かした広大なお庭には池があり、

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その奥へと散策をしていると豪農屋敷の長屋門がありました。

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長屋門によって切り取られた景色もたいへん美しく、

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冬のお庭も木々の枝ぶりが面白く、中々いいものだと思いました。

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これでお天気が良くて、日差しがあれば最高でした。

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喫茶室に灯った明かりがとても暖かそうでしたが、

もう1カ所立ち寄りたかったので、次へ急ぎました。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

現在建築中の『橋を架ける家』外部の耐力壁が貼られ、

雨仕舞が始まったところで、今日は朝から上部躯体検査でした。

上部躯体検査とは住宅を新築する際に加入が義務化されている

住宅瑕疵担保責任保険に加入した場合に行われる検査です。

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必ず、ひと言ふた言愚痴って帰られる検査員さんにも

随分と慣れ「どっちの写真を提出する?」などと

相談までしていただけるようになりました。

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指摘事項もなく、無事検査を終えた後は、

建設中の敷地お隣に仮住まいさているクライアントご夫妻と

幾つか未確定のことがありましたので、打合せ。

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打合せの後は、少し遅いお昼を済ませて現場へと戻り、

電気屋さんと穴明け位置ほかの最終確認を行いました。

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外では、橋のたもとの土留め用型枠ブロックを積んでいましたが、

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現場を離れるころには、大分積み上がっていました。

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先日、図面を見直していて僅かながら断熱欠損部分が発覚。

急遽ウールの断熱材を入れてもらうことにしました。

今日はその部分に断熱材がしっかり入っているところを確認でき、

ひと安心いたしました。

早いものでバタバタと過ごしているうちにもう週末です。

急に寒くなりましたので体調など崩しませんように、

良い週末をお過ごしください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。