土曜日の夜は長引く風邪の影響か久しぶりに発熱してしまい、

朝から最悪の体調でしたが、昨日は見逃すことのできない

シルヴィ・ギエムのフェアウェル・ツアー(引退ツアー)

「ライフ・イン・プログレス」の公演が行われるため、

上野の東京文化会館まで、出かけて来ました。

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いつものことですが、彼女の驚異的な動きからは

衰えの気配は全く感じられず、常に最高のものを

私達に見せてくれる、その姿勢に感動させられました。

*2013年12月のシルヴィ・ギエム公演の記事はこちらです。

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更に引退公演にも拘らず、

これまでの人気の高いプログラムを踊るというわけではなく、

3作品中、2作品が新作と言う、意欲的な構成にも拍手です。

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ロビーにはシルヴィ・ギエムからの素敵なメッセージがあり、

(画像をクリックすると拡大してメッセージが読めます。)

最後に踊る地に日本を選んだ理由が少し判るような気がしました。

今後この踊りを二度と観ることができないのかと思うと

最後は自然と涙があふれ、寂しい気持ちでいっぱいになりました。

これまでお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

9月に父が入院してから既に3カ月以上が経ち、

急性期の病院にこれ以上居続けることは難しく、

療養を主とした病院へと今日は転院をする日でした。

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(写真は12月4日の強風に白波の立つ海と江の島です)

転院先の病院までは車で約1時間の道のり、

父は既に歩くことが難しく、車いす生活を送っているため、

介護タクシーを進められ、今回はお願いすることにしました。

以前、母が介護施設へ移る時には自分の車に乗せて

倍の距離をよく移動したものだと、今では思います。

今日の介護タクシーのドライバーさんは

ホームヘルパーの資格などをお持ちで

途中、トイレに行きたいとの突然の要望にも柔軟に対応してくれ、

転院先の病院を間違えて、違う病院へ連れて行かれるという

おまけがつきましたが、負荷が少ない移動ができました。

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(写真は12月9日森戸海岸の夕景です)

これしか動けないのだから「俺には無理だ」と言う父と

これだけ動けるのだから「やってみなければわからない」

と言う娘は、病室でけんかをして別れました。

やさしい言葉でやる気にさせる、その勉強が必要なようです。

今年もあと2週間を切りました、

どうぞ充実した週末をお過ごしください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

昨日は、佐野元春さんの35周年記念コンサートでした。

オールタイムベストな選曲でしたので、

前半は、いろいろなことを思い出しながら、聴いていました。

まだいろいろな意味で未熟だった頃、人生で一度だけ、

これまで信じてきたこと全を木端微塵に打ち砕かれ

生きていくことに絶望した時期がありました。

その頃は9階建てのオフィスの8階で仕事をしていたのですが、

仕事をしていると屋上の方から

「こっちへ来て、ここから飛び降りたら、自由になれるよ」

とささやく声が聞こえて来るという日々でした。

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屋上から飛び降りる時には、パラシュートを付けて飛ぶようにと

冗談交じりに諭してくれた友がいた事と、その頃発売された

佐野さんのアルバムがあったことで、私は今もこうして

家づくりの仕事に邁進できる生活を送ることができているのだと、

改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

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悔しかったのは、先週火曜日から風邪を引き始め、

急な気圧の変化により喘息が誘発され、最悪の体調でした。

インターバルを挟まない3時間超えのコンサートでしたので、

後半は立っているのもやっとの状態で、最後は立ってもいられず、

着席のままのアンコールは、

遠くの方に佐野さんの声が聞こえてました。

来年3月のファイナルは万全の体調で臨みたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。