先週、笠間日動美術館へ行った際に最後にもう一箇所
立ち寄りたかったところが、茨城県陶芸美術館です。
この美術館のコレクション展として開催されていた
『近現代日本陶芸の巨匠たち』
―板谷波山/文化勲章受章者と人間国宝たち/松井康成―
時間が限られていましたので、錚々たる作品群を
立ち止まらないように観て回ろう思っていたのですが、
板谷波山・松井康成のコーナーでは、足が止まってしまいました。
板谷波山につきましては、「HAZAN」と「波山をたどる旅」の
2本の映画が製作されているそうで、美術館の敷地内に
「HAZAN」の撮影用にセットとして製作された
板谷波山の工房が移築されていました。
中に入ることはできませんでしたが、隣りには窯もありました。
後ろ髪をひかれる思いで、企画展『第23回日本陶芸展』へ
粒ぞろいの最新の陶芸作品を一気に観ることができる機会は、
そうそうあるものではなく、中には本当にこれが陶芸なのかと
信じがたい作品もあり、とてもいい勉強になりました。
秋の終わりに芸術に触れる旅に行くことができ、
こころが充填されてほんとうに幸せでした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。