今日は4月としては記録的な寒さとのこと、葉山も真冬でした。

ここまで寒暖の差が激しいと、体調管理が難しいです。

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写真は先週、お花見ランチへと出掛けた際に

ちょっと寄り道をして池のある公園へ行った時のものです。

この日も冷たい雨が降っていましたので、人影はなく、

静かな池を取り囲むように桜色に煙る景色がなんとも

美しく、穏やかな気持ちにさせてくれました。

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そして池のほとりを歩いていると、

懐かしい映画を久しぶりに観たくなりました。

その映画は『黄昏』1981年、第54回アカデミー賞で

ヘンリー・フォンダとキャサリン・ヘップバーンが各々

主演男優賞、主演女優賞を受賞し、

脚色賞を加えた3部門で栄光に輝いた作品です。

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作品は湖畔で暮らす老夫婦の織りなす日常を

淡々と描いたものですが、そのご夫婦の愛と素敵な年の重ね方に

理想を観たような気がして、ずっと心に居る映画です。

ちょっと探してみようと思います。

最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

今年の桜、葉山辺りでは、そろそろ終盤です。

写真は先週、東京ミッドタウンへ出掛けた際に写したものです。

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この日、billboard 東京では最愛のミュージシャン

佐野元春さんのLiveが行われました。

昨年に引き続き、3度目の’Smoke & Blue’です。

前2回同様、1日2公演を東京と大阪の各会場2日間、

3ヵ月連続の全24公演、今年は周年期と言うこともあり、

精力的に活動される予定の佐野さん。楽しみです。

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写真は、桜越しの東京タワーです。

今年35周年の佐野さんをずっと応援し続けてきたのは、

佐野さんの描く詩の世界は、恋する少年少女ばかりでなく、

様々な人間が思いを巡らせることを許容する

大きさ、寛容さがあるからです。

ところが最近、佐野さんが描いた女性賛歌と

今回披露してくださった女性を観察して出来たという新曲には

自分の居場所はなく、佐野さんの女性観との隔たりに

少々打ちのめされています。

いつもはLiveで栄養補給してもらっているのですが、

今回は、傷心の心持ちで終了しました。

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この日は雨模様だったのですが、公演後、外へ出ると

既に雨は上がり、間もなく満月という月明りが

ライトアップ終了後の満開の桜を明るく照らし出し、

月から前向きなエネルギーを受けることができました。

最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

日曜日は神奈川県立近代美術館 鎌倉へ

最終日となってしまった『湘南の画家たち展』を観に

行って来ました。間に合って良かったです。

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明治期に欧米から海水浴や保養の習慣が伝えられ、

別荘地として独特の文化が生まれた相模湾一帯。

現在では湘南として広く知られ人気の地域ですが、

当時から富士山や箱根の山々を望む風光は、

多くの作家を惹きつけました。

洋画界では岸田劉生、萬鉄五郎、黒田清輝、

有島生馬、朝井閑右衛門など、

日本画界では鏑木清方、山口蓬春、前田青邨、片岡球子など、

これら名立たる作家たちが、この辺りで療養、滞在、居住をし、

制作の場としていたことを今回知りました。

展示は、県立近代美術館のコレクションから、

ゆかりの深い作家らが湘南を描いた作品や、

湘南を制作の場とした画家たちの仕事を

近代洋画と日本画を中心に現代美術まで

約70点を紹介していました。

特に湘南に建つ美術館で湘南を拠点に

湘南を描いた作品の数々を一挙に見ることができたことは、

その移り変わりと変わらない空気感が味わい深く感じられました。

いい企画展だったと思います。

最後までお付き合くださいまして、ありがとうございました。