日曜日は神奈川県立近代美術館 鎌倉へ
最終日となってしまった『湘南の画家たち展』を観に
行って来ました。間に合って良かったです。
明治期に欧米から海水浴や保養の習慣が伝えられ、
別荘地として独特の文化が生まれた相模湾一帯。
現在では湘南として広く知られ人気の地域ですが、
当時から富士山や箱根の山々を望む風光は、
多くの作家を惹きつけました。
洋画界では岸田劉生、萬鉄五郎、黒田清輝、
有島生馬、朝井閑右衛門など、
日本画界では鏑木清方、山口蓬春、前田青邨、片岡球子など、
これら名立たる作家たちが、この辺りで療養、滞在、居住をし、
制作の場としていたことを今回知りました。
展示は、県立近代美術館のコレクションから、
ゆかりの深い作家らが湘南を描いた作品や、
湘南を制作の場とした画家たちの仕事を
近代洋画と日本画を中心に現代美術まで
約70点を紹介していました。
特に湘南に建つ美術館で湘南を拠点に
湘南を描いた作品の数々を一挙に見ることができたことは、
その移り変わりと変わらない空気感が味わい深く感じられました。
いい企画展だったと思います。
最後までお付き合くださいまして、ありがとうございました。