昨日は雨仕舞のひとつで板金について書きましたが、

今日も雨仕舞のひとつ、外壁材のお話になります。

松匠創美で建てさせていただく家の外壁材は、

最近では、シラスが原材料のそとん壁が一番多くなっています。

そして、もう一つ個人的におすすめ外壁材が、木製サイディングです。

048

現在建築中の大きな屋根の家は、

久しぶりに外壁が木製サイディングになりました。

中でも特におすすめの、板をラップさせて貼るタイプです。

017

近くで見ていただきますと、写真のように壁に凹凸があります。

それは、下の板の上に重ね代を取り、

上の板をかぶせるように貼っているからです。

この方法ですと雨が自然に流れることになるため、

雨仕舞がしやすいと言う利点があります。

090

それでも、建物の出隅などには水が入りやすいところがあります。

そんなところには、仕上がってしまうと全く見えなくなるのですが、

昨日お話をしました板金で水切りを入れて処理しています。

もう少しで貼り終えられそうですので、

仕上がりを今から楽しみにしています。

今日は一日、冷たい雨が降り続いています。

ひと雨ごとに暖かくなってくれることを期待したいところです。

そんな雨降りの今日は、雨仕舞のお話を。

069

衣食住の住で最初に求められる機能は雨風を凌ぐこと

そこで、建築では雨仕舞をしっかり行うことが重要です。

この雨仕舞、雨水処理と言い換えることも出来ると思いますが、

一言で雨仕舞と申しましても、その機能は複合的です。

複合要素のひとつに板金があります。

052-tile

松匠創美では板金の屋根にすることが多いのですが、

屋根以外の目立たないところにもたくさん施されています。

窓のまわり、壁と庇の取合いや壁と基礎の取合い部分など、

建物の折れ点はほとんど板金で処理されています。

056-vert

建物を長く愛していただくために、手を抜けない部分です。

今日は、昨日に引き続き大きな屋根の家のお話です。

昨日は床板の塗装について書きましたが、

実は塗装に取り掛かっていただくその前に、

照明やコンセントの位置の確認をしていただきました。

025

いつも、頭の中に家を建て、照明やコンセントの計画を行っています。

とは言いましても、松匠創美で建てる家、

吹抜けが多く、実際にその空間に立ってみますと

思わぬ発見をすることも多々あります。

そのため、照明やコンセントの位置は、

現場にて最終検証が欠かせません

014

クライアントさんにとってもきっと、

図面だけでは掴めない部分があると思います。

配線が終わった段階で実際の位置を一箇所ずつ確認し、

生活をシュミレーションしていただくことで、

何箇所かは見直しが必要になることもあります。

壁が出来上がってしまう前に行う大切なことのひとつです。