先週、着工しました新築の現場は、

古くは斜面地だったところのようで、

斜面なりに一部、地盤の悪い所が有りました。

そこで、サンドパイル工法で地盤補強をするコトにしました。

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この工法、写真で山になっています、粒度を調整した専用の砂を

同じく写真の、6mの巨大なドリルのようなもので、

地中へ圧送して周辺地盤を締め固める工法です。

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重機でドリルの操作を担当する人と、

矩折の方向で倒れを確認する人と、

ユンボを操作して、砂を送り込む人の3人で作業は進められます。

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とても段取りよく、テキバキと作業は進められ、

あっと言う間に、一箇所、二箇所と締め固められていきます。

どの位まで砂を送り込むのか観察していましたら、

地盤が少しだけ盛り上がるところで、終了するのが判りました。

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ちなみに、砂を運んでくるときは、

こんなに大きなバックに詰められています。

今日は小雨が降る中、先日解体工事が完了した敷地の

地盤調査に立会いに行ってきました。

住宅の地盤調査の場合、スウェーデン式サウンディング試験を

行うことが一般的で、今回もこの試験の立会いです。

この試験は、先端に下の写真のようなスクリューがついている

パイプを回転しながら地中にねじ込むときの回転数等から

地盤の強度を推察します。⇒以前のブログはこちら

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良好な地盤に達した所でねじ込みは終了しまして、

今度はねじ込んだパイプを引上げなくてはなりません。

最近では、ねじ込むときは動力で行うことが多くなりましたが、

引きあげる際は、今でもほとんどが人力です。

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その際使用するのが、テコの原理を利用した道具です。

右奥に伸びたパイプを上下するコトで手前のペンチのようなもので

パイプを挟んで引上げていきます。

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地盤が良い場合はいいのですが、

良くない所では深さが10m近くになることもありますので

この作業、夏場は特に大変なようです。

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今日は本当に寒い一日でしたので、

作業的には程よい感じだったのではないでしょうか。

立会いの私たちは凍えそうになりましたので、

帰りにほうとうを食べて帰ってきました。

現在計画中の新築住宅は、既存の建物を解体しての建替えです。

そのため、古い建物の解体から行います。

今日は、解体工事の最終日ということで、

状況確認のため現地へ行ってきました。

すると敷地の隅に忘れ物が在ることが判明し、

再度重機の出番となりました。

敷地と道路に1m程の段差があるので出入りが大変です。

どの位大変かは写真でお伝えしたいと思います。

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降りるときはアームを固定して、重力に逆らわずに無事到着。

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敷地を隅まで移動します。撤去が終わると逆回転です。

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ガラの山を登ります。

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ほぼ浮いています。アームだけが頼りです。

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怖がりの私はハラハラし通しでしたが無事登頂。

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あとはガラをトラックへと積み込んだら終了です。

御疲れ様です。慎重な作業、ありがとうございました。