2月から始まった2つの現場ですが、

震災の影響を受けつつも、少しずつ仕上がってきています。

どちらも、システムバスの納期が大幅に遅れていたり、

今後入荷するものについても、

まだまだ予断を許さない状況ではありますが、

今までのところは、作業が止まるようなことなく、進んでいます。

今日はそのうちの1件の現場で、クライアントとの

打合せがありましたので、進捗状況の説明をいたしました。

すると、「こんな状況なので、遅れても仕方ないと思っていた」

と言って、理解を示して下さいました。有り難い事です。

しかし、とは言いましても、お言葉に甘えることなく、

引渡しの日までに、シッカリと完成したいと思っております。

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今回、外壁の仕上は、左官のそとん壁、掻き落とし仕上げです。

最後の面を作業中でしたので、今日中には完了しそうです。

  *掻き落としとは、

   一度コテで平らに抑えた後、専用のブラシで、

   表面を荒らす仕上方法。

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外壁が仕上がりましたら、最後に雨樋とベントキャップを取付て

雨仕舞いの完了となります。外部はあと一息です。

  *ベントキャップとは

   外壁に設ける給排気の穴に雨が入らないよう取付ける部材

今朝は、一番で港南区の現場へ向かう予定でした。

横浜市の場合、木造2階建ての専用住宅も

中間検査が有ります。その検査に立ち会うためです。

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ところが、事務所を出発しようとしていますと、

現場から電話が入り、「もう検査員さんがきてるよ」とのこと。

随分と早い到着の知らせに、慌てて出かけました。

お約束の時間には、なんとか到着しましたが、

既に検査は入念に行われた後でした。

到着すると早速サインをして検査完了です。

特に指摘事項など無かった事が、何よりでした。

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中間検査では軸組の組み上がりの状態を確認します。

上の写真に有りますような金物がシッカリと取付けてあるかとか、

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外壁の構造用合板が、適正な釘ピッチで取付けられているか、

などなどです。

検査に立会うだけでなく設計者も、

見落としがないようにシッカリと確認することが必要です。

2月から横浜の港南区と港北区の2箇所で、

2週間程の違いで、新築の工事が始まっています。

その内の一軒が先週末、無事上棟致しました。

おめでとうございます。

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春一番の翌日で、風も納まりお天気にも恵まれました。

クライアントのご両親もいらして、特にお父様が、

とても喜んでくださっている様子で、

それを見たクライアントは、親孝行になったと喜び、

その喜びが我々にも伝染して、

全体に喜びの輪が広がっていく感じが、

何よりも良かった上棟でした。

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ご主人も、ヘイグシを取付て降りてこられて、

「面白かった~」とおしゃっていたのを聞いて、安堵しました。

6月まで、滞りなく工事が完了できるように、

心して取り組みたいと思います。