今日も日曜日に参加した逗子のまち歩きの続きです。
明治22年に横須賀線が開通したことで、
逗子海岸界隈は別荘地として栄えたそうです。
しかし、現在では建設当時の姿を残す建物は取り壊され、
唯一、登録文化財建物に指定されている
長島孝一邸のみになってしまったそうです。
今回のまち歩きではこちらの建物を見せて頂くことが出きました。
ロンドン生まれ、ウェールズ育ちの奥様が
現在でも暮らしを営まれている現役の住宅です。
日本に暮らし始めた当初は生活様式の違いから、
諸々の問題もあったそうですが、
少しづつ改良を重ねて来られたそうです。
ご自宅が登録文化財建物であることについて問われると
「建物を、器として保存するだけではなく、
その中で営まれる生活習慣ごと残して行きたい」
と、仰っていたことが印象的でした。
住宅建築と言うのはやはり生活と切り離して考えることは
出来ないものですね。