こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「なぜ片付け?」

【2】 家づくり雑記帖 「長周期地震動」

【3】 家づくりのいろは 「木―ウェスタンレッドシダ―」

――――――――――――――――――――――――・・□■

■□・・――――――――――――――――――――――――
【1】 片付け好きの頭の中 「なぜ片付け?」

こんにちは、設計を担当しております久保です。

このコーナー、今回からは『片付け』をテーマに書いて行きたいと思っております。最初の今回は、なぜ「片付け」をテーマに選んだかについてです。
学生の時には、美術大学で油絵を学んでいました。その4年の間、作品をほめて頂くことはまずない劣等生でした。唯一、褒めて頂いた記憶があるのは、作品ではなく、大量にある絵の具などの画材道具の片づけ方でした。当時の担当教授で、後に女子美の学長となられた佐野ぬい先生にも「私の分も片づけて欲しいわ」と言っていただいたことが、もしかして、「片付け」は特技かも!?と思うきっかけになりました。
その後、社会人となり、デザインからインテリア・建築へと仕事は変わりましたが、どの会社に入っても、片づけを担当しました。それは、その会社の仕事を理解する上でもとても自分のためになったと思っています。
好きこそものの上手なれで、これまでの経験で学んだ、片付け好きの頭の中をご紹介できればと思い、テーマに選びました。
これから、どうぞよろしくお願い致します。
――――――――――――――――――――――――・・□■

■□・・――――――――――――――――――――――――
【2】 家づくり雑記帖 「長周期地震動 」

こんにちは、設計の田中です。
昨日で東日本大震災から3年が経ちました。震災後の建築業界では高層建築物などの長周期地震動という新たな問題点が話題となりました。先日、日本一の高層建築物となった「あべのハルカス」がグランドオープンしたこともありますので、今日はその長周期地震動について書きたいと思います。

長周期地震動とは、揺れの周期が長い(2~20秒)波を多く含む地震動のことで、規模が大きい地震ほど長周期の震動が多く発生しているそうです。このような長周期の震動は、超高層建築物の震動と一致しやすく、共振によって建物が大きくゆっくりと揺れてしまう場合があります。
新潟県中越沖地震の際は、長周期地震動の影響で遠く離れた六本木ヒルズのエレベーターのロープが切れ、東日本大震災の時は、更に遠い大阪にある55階建ての咲洲庁舎が約10分の間揺れ続け、その揺れ幅は2.7mに達したそうです。重いコピー機は移動し、パーテーションも破損していたそうです。

この長周期地震動が注目され始めたのは最近のことです。地震大国の日本でも1980年代に入ってからその影響による被害が考えられるようになりました。本格的に注目され出したのは2003年の十勝地震の時で、その後、国土交通省では対策検討会を度々行っているようです。

長周期地震動は、地表から地下深くまでの堆積層の影響が大きく、巨大地震が発生した際には首都圏、大阪、名古屋のような堆積層の厚い平野部で増幅しやすいと考えられているそうです。国土交通省によると、高さ60m以上のオフィスビルやタワーマンションは全国に約2500棟あり、その9割が首都圏、大阪、名古屋に建っているそうで、その為、今後必ず発生するだろうと言われている東南海地震に対する予防対策、防災計画の検討が国、県市町村、民間団体問わず進められています。また、1年くらい前になりますが国土交通省でも建築物の長周期地震対策を義務化することで方針を固めたとの報道もありました。

このように長周期地震動について、まとめていくと、現在建っている超高層建築物の安全性について心配になりますが、日本の超高層建築物は粘り強く建てている為、倒壊の危険は無いと言われています。しかし、エレベーターの故障、天井の落下、家具の移動と、それによるガラスの破損、又は目まい等の健康被害が心配されています。新規で建てる場合の対策としては、制振ダンパーの設置が有効と考えられていて、あべのハルカスにも多く採用されています。

年に一度は、地震が起きた時の行動を個人個人でもシュミレーションして頂き、高層建築物で仕事をされている方の場合は、この機会に長周期地震動についても想定して頂けたらなと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方http://bit.ly/1jGaFJU

――――――――――――――――――――――――・・□■

■□・・――――――――――――――――――――――――
【3】 家づくりのいろは 「木―ウェスタンレッドシダ―」

こんにちは、千葉です。
梅の花も咲き始め、我が家は卒業式、卒園式と続き、涙もろい私は、少し気が重いところです。

今日の「家づくりのいろは」は、「ウェスタンレッドシダー」について勉強してみたいと思います。
ウェスタンレッドシダーはカナダ産の針葉樹で、針葉樹の中でも耐久性があり、シロアリなどが嫌うフィトンチットや、カビ、ダニの繁殖を防ぐアルカロイド、虫の動きを弱らせるヒノキチオールなどの成分により、天然でありながらも強い殺菌力と防虫力を持ち合わせているようです。そして、他の針葉樹に比べ、極めて収縮率が低く、反り、曲がり、割れなどが生じにくい性質の上、低密度なので、容易に加工できる木材だそうです。
また、ヤニなどがないので、様々な塗料を使用することができ、木目のきれいな木材なので、美しい仕上がりになるようです。
「松匠創美の家づくり」の中の「良質な素材」にもウェスタンレッドシダーが紹介されていますので、ご覧になって下さい。
https://hayama-ie.jp/concept/concept04.html#red
松匠創美では、ウェスタンレッドシダーを玄関ドアや軒天としてよく使います。水に強く、節が少なく、見た目がきれいなので、玄関ドアにとても適しています。その他、柔らかく、ささくれにくいのでデッキの床などにも使います。色味としては、赤味が強く、落ち着いた仕上がりになります。外部で風雨にさらされると経年変化とグレーになっていきます。
「松匠創美の建てた家」の多くが、ウェスタンして、シルバー
レッドシダーの素敵な玄関ドアですので、是非ご覧になって下さい。
https://hayama-ie.jp/example/archives/628#more-628
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。

――――――――――――――――――――――――・・□■

■□・・――――――――――――――――――――――――
☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

https://hayama-ie.jp
▲身近な写真と共にブログ更新中

〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内785-4
Copyright (C) 2014 松匠創美 All rights reserved.