こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】 こんな感じに過ごしています 「 にぎわう海と盆踊り大会 」

【2】 家づくり雑記帖 「 木造耐力壁ジャパンカップ2013 」

【3】 家づくりのことば 「 坪 」

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【1】 こんな感じに過ごしています  「 にぎわう海と盆踊り大会 」

こんにちは 野上です。

ウェブページのWhat’s Newなどで「お知らせ」しましたが 松匠創美では先週お盆休みを取らせていただきました。ありがとうございました。

その間 全国的な猛暑が葉山でも例外なく続き その暑さが功を奏して海では海水浴のお客さんが去年より多く訪れていると海の家で働いている友人に聞きました。そこで そんなに賑わっているのかと好奇心が働いて 暑さで外出を控えていた私ですが海岸へ行ってちょっと様子をみる事にしました。

すると 家族連れやお友達同士のグループが バーベキューやお弁当を広げたりしながら 火照った体を冷やすのを楽しむように海に入って遊んでいる姿が多く見受けられました。波打ち際から少し離れた位置に建つ いくつかの海の家にも 席が埋まるほどお客さんがいます。しかし こちらは海水浴と言うより 日射しを避けつつ海辺の光景を眺め スピーカーから流れてくる音楽を楽しむ人達といった雰囲気でした。 思い返すと私も子供の頃は 夏休みの期間肌が真黒になるほど毎日のように海水浴をしていました。沢山泳いで お婆ちゃんが作ってくれた焼きおにぎりを頬張る・・私も海遊びが大好きだったなぁと 何だかはしゃぎたい気持ちが込み上げてきました。

でもこの暑さです。焼けるような砂浜の上で長くは耐えていられません。どうしたものか・・・そう悩んでいたタイミングに 恒例の「森戸の浜の盆踊り大会」が開催されました。こちらの盆踊りは 森戸海岸の砂浜の上で行われる海辺の街ならではの盆踊り大会です。夜の7時から踊り始めますので その頃にはすっかり砂も熱が冷めて素足が気持ちいいくらいになります。昼間の海遊びにくじけたのなら 涼しくなった夜の海を楽しめばいいんだ! と都合よく気持ちを切り替えました。

“バンドの演奏”と“歌い手さんの生の声”で踊る事が出来るちょっと贅沢な内容の盆踊りは ここ数年人気もジワジワと広がり 町内外からも踊り好きさん達が集まってきます。 今年も沢山の人が訪れて 踊りの輪は何重にも重なっていました。去年のメルマガで「葉山音頭」という踊りがとても複雑でなかなか上手に踊れる人を見ることがない・・と書きました。私もネット動画などで予習をしているのですが 相変わらず調子が合いません。しかし 周りを見渡すと今年は上手に踊る人達が多く見受けられたので驚きました。

IMG_3343(写真がうまく撮れていなくて申し訳ありません・・凄い熱気のせいです。)

踊る人、それを見ている人の溢れる笑顔と 波音に重なる軽快な音頭にのせた踊りの輪の中で 2時間と言う時間はあっという間に過ぎましたが とても楽しむ事ができました。 お盆を過ぎたので海の中にはクラゲが現れはじめ 海水浴はできそうにありませんが これからは夕暮れ時の涼しくなった砂浜に 波の音を聴きながら赤く染まる水平線をながめたりしに 積極的に足を向けてみようと思いました。

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【2】  家づくり雑記帖 「木造耐力壁ジャパンカップ2013 」

こんにちは設計の田中です。

今年のお盆休みは、「木造耐力壁ジャパンカップ」が開催されていましたので、会場となっている日本建築専門学校のある富士の麓まで久保と友人と3人で行ってきました。

この大会については、毎年書かせて頂いているのですが、今年も概要をご紹介させて頂きたいと思います。

そもそも「耐力壁」と言うのは、地震や強風で建物が揺れる時に、揺れを食い止める耐力のある「壁」の事です。

木造の場合、壁に耐力を持たせるには何種類もの方法があり、それぞれの方法で強度が異なっています。地震や台風の多い日本ではこの耐力壁をバランス良く配置する事が設計上の大事な要素になっています。

木造耐力壁ジャパンカップとは、パンフレットから引用しますと「実物大の木造耐力壁を組み立て、足元を固定した状態でどちらか一方の壁が破壊するまで、桁を互いに引き合わせて対戦させるイベントです。一般公募16体によるトーナメント戦を行います。最後まで勝ち進んだ耐力壁には、トーナメント優勝杯が贈られます。決勝トーナメント戦に勝ち進んだ耐力壁8体の中で、コストパフォーマンスを示す評点がもっとも高い耐力壁にはジャパンカップ優勝杯が贈られます。出場する耐力壁は、与えられた条件を満たす仕様の範囲内で、さまざまに工夫されたオリジナルのものとします。」となっています。

この大会に嵌ってしまった見どころが2つあります。

一つは、総合優勝を意味するジャパンカップ優勝杯を手にする為には「安くて強い耐力壁」を造る必要があるという点です。

針葉樹より広葉樹、無垢の材より集成材等の木質材の方が、耐力を得られやすい傾向にありますが費用が掛かってしまいます。同じく、金物使用量、加工費や施工費、解体分別費、等も費用をかければ耐力が得られやすい傾向にありますが評価が上がりません。また、国産材より輸入材の方が輸送の際のエネルギーコストが掛かり環境負荷に影響がある事も加味され評価が上がりません。

あっちを立てればこっちが立たずのレギュレーションの中、どうコストパフォーマンスの高い耐力壁を造れるかが大会を面白くしていると思います。

もう一つの見どころは「さまざまに工夫されたオリジナルのもの」という点で、各チームのポリシーやプライドが垣間見えて、これもまた大会を盛り上げてくれています。

木造の耐力壁には、大きく2つの考え方があります。一つは、竹の様に折れない「柔」の耐力と、もう一つは太い幹の様にガッチリと折れない「剛」の耐力です。

「柔」の耐力壁は日本の伝統工法で、「剛」の耐力壁は南蛮渡来と言ったところです。日本の構造設計では、長くこの柔と剛について議論が交わされています。伝統と新技術、職人の技術の向上と経済性、構造計算と実際の実験結果など、様々な見地から比較されています。

この「柔」と「剛」をベースに各チーム様々なポリシーで出場しています。「金物は一切使わないチーム」「金物能力を最大限に活かそうとするチーム」「将来の実用性」「室内でも見せられるデザインされた壁」、過去には「DIYショップで買える材料で造った壁」と「(高級な)堅木で造った壁」がトーナメントの決勝で対決した事もありました。構造設計士、工務店、メーカー、大学の研究室など、ベテランから若者まで、それぞれの立場で真剣に優勝を目指して戦うところが異種格闘技戦の様でもあります。

木造耐力壁ジャパンのルールやレギュレーションを見ると、木造住宅の課題、重要性、必要性、可能性と言ったものが見えてきて、観戦する度に「良く考えられた大会だな」と感じています。

後日、久保のブログでも紹介させて頂くと思いますが、そんな事を思い浮かべながら読んで頂けると嬉しいです。

設計:久保歩美・田中伸二 松匠創美の「 家づくりの考え方

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【3】 家づくりのことば   「 坪 」

こんにちは、千葉です。

残暑の厳しい日々が続いておりますが、本日もメルマガをお読み下さり、ありがとうございます。

さて、建築に関わる言葉をどのように皆様と勉強させていただこうかと考えましたところ、チラシ広告で目にする言葉から選んでみることにしました。 家の事を考えられるとき、まず広さ(面積)を確認されると思います。 今日は、そんな中で目にする「坪」と言う言葉について勉強してみたいと思います。

「坪(つぼ)」は、土地・建物の尺貫法における面積の単位です。 不動産では平米(㎡)での表記が公正取引協議会で決められていますが、今でも「何坪」という単位が生きているのは、1坪は人が手足を伸ばしてゆったり寝られるぐらいの人間サイズで、感覚的には馴染みやすいからではないかと書かれている本もあります。

現在一般的に使用されている1坪とは、メートル法で1820mm×1820mmです。部屋の大きさとしてみると、畳2枚分にあたります。

お風呂の大きさを表現する時に、よく1坪タイプと言いますが、これもこの大きさになります。ちなみに同じ1坪タイプのシステムバスを「1616サイズ」と呼んだりします。これは、壁の芯から芯までが1820mm×1820mmの大きさになり、その空間の中にシステムバスが収まり、内側の壁から壁までの有効寸法が1600mm×1600mmになるので、こう呼びます。

「坪」が表す大きさを少しイメージして頂けましたでしょうか。 次回は「建ぺい率」について勉強したいと思います。

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☆お付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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