先週に引き続きになりますが、今日も逗子のまち歩きのことです。
今回、内部まで見学させていただいた登録文化財建物に共通して
印象に残りましたのは、窓でした。
まずは最近では中々見ることのできないような
大変に繊細な組子の障子が、やさしい光を演出している窓です。
こちらも、手の込んだ開閉できる丸窓です。
部屋と部屋の間仕切壁の上部に2つ設けられていました。
空間のデザインとしてのユニークさと実用を兼ねています。
こちらは廊下部分の足元に設けられた地窓です。
建物の細部にまで行き届いた配慮が感じられます。
最後はキッチンの天井部分にあった換気窓です。
天窓が付いているのかと思って覗き込んでみましたら違いました。
匂いが排気し易いように、よく考えられています。
ひと昔前の日本の建物には電気がきていませんでした。
その為、通風だけでなく換気をしたり、
内部に光を取り入れるための装置としての役割も
大きかったと言うことを改めて感じました。
5回に渡る逗子のまち歩きの話に
お付き合いいただきまして、ありがとうございました。