先週に引き続きになりますが、今日も逗子のまち歩きのことです。

今回、内部まで見学させていただいた登録文化財建物に共通して

印象に残りましたのは、窓でした。

まずは最近では中々見ることのできないような

大変に繊細な組子の障子が、やさしい光を演出している窓です。

2010_1205AU

こちらも、手の込んだ開閉できる丸窓です。

部屋と部屋の間仕切壁の上部に2つ設けられていました。

空間のデザインとしてのユニークさと実用を兼ねています。

2010_1205CS

こちらは廊下部分の足元に設けられた地窓です。

建物の細部にまで行き届いた配慮が感じられます。

2010_1205DI

最後はキッチンの天井部分にあった換気窓です。

天窓が付いているのかと思って覗き込んでみましたら違いました。

匂いが排気し易いように、よく考えられています。

2010_1205DB

ひと昔前の日本の建物には電気がきていませんでした。

その為、通風だけでなく換気をしたり、

内部に光を取り入れるための装置としての役割も

大きかったと言うことを改めて感じました。

5回に渡る逗子のまち歩きの話に

お付き合いいただきまして、ありがとうございました。