先週末、地震津波被害・耐震診断・耐震補強の講習会
5回目に行って来ました。
この季節、部屋のあちこちでサンキャッチャーによる
光のプリズムが見られます。
5回目のテーマは「耐震補強と診断・補強の実務」でした。
前半は「耐震補強の考え方」
4回目のテーマが「耐震診断法」でしたが、
この診断法をどのように解釈し、有効な補強に活かすか。
耐震補強をしても実際に地震に強い建物になっていない
と言う、残念な補強事例も見受けられると言うことで、
そうならない為の勘所をざ~っと説明をしてくれました。
そんな中で新鮮に感じたことは、耐震補強にかかる費用と
震災などで被害を受け、修繕する費用の比較部分で、
この先10年住み続けるなら、20年ならとあり、
当然、かかる費用は、壊れてから直すよりも
補強をしておくほうが少なくて済むとの結果です。
また、倒壊の恐れのある建物の場合には、
人命にかかわることもありますので、
掛けられる費用に見合った耐震補強をされることを
お勧めしていきたいと思いました。
後半は「耐震補強の実務」について、
原則、設計者に向けての講習会と言うこともあり、
設計監理者の立場でのお話でしたので、
普段自社で工事を行っている立場からすると、
日々、実際に工事をする際の苦労を肌で感じ、
その難しさと対面し、知恵を絞りだしておりますので、
新鮮なお話と言うよりは共感する話が多くありました。
時折、こうして新しいお話を聞き、情報を更新、
整理できる講習会は、とても身になる大切な時間です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。