昨日は日曜日に県立近代美術館へ出掛けたことを書きましたが、
この神奈川県立近代美術館 鎌倉館は、来年2016年を持って、
その活動に終止符を打つことが決まっています。
その歴史は、1951年に日本で最初の公立近代美術館として
鎌倉の鶴岡八幡宮境内に開館してから65年に及びます。
ル・コルビュジエの愛弟子、板倉準三さん設計による建物は、
隣接した蓮池のみなもがピロティの天井に反射し煌めく様子や
中庭から降り注ぐ自然の光の取り込み方がとても美しく
自然と調和した、たいへん魅力的な建物です。
そんな魅力的な建物ですが、今回展覧会を鑑賞してみた
実感としましては、美術館としての役目を
そろそろ終えても良い時かもしれないと言うことでした。
延べ床面積1575㎡という規模のささやかさは、
近代美術館として致命的な気がします。
魅力的な建物ですので、違った形で残ってくれることを
願って止みません。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。