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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉を中心に無垢の木と自然素材で注文住宅とリフォームをしてきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。

2020年最後のメルマガになりました。

新型コロナウィルスも第三波の猛威に加えて変異種が国内で発見されるなど、未だ先が見えない毎日ですので、この年末年始はウィルスに注意しながら新しい年の家づくりに備えたいと思います。

今日のメルマガは、家づくりを計画中のご家族のお手伝いになればと思い「注文住宅の分類」について書いてみたいと思います。

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こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】  葉山の魅力散策 「葉山芸術祭」

【2】   家づくり雑記帖 「木造住宅の直下率」

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【1】 葉山の魅力散策 「葉山芸術祭」

こんにちは、千葉です。
新学期が始まり、我が家の子どもたちは、新しいクラス、新しい先生に少しずつ慣れてきたと同時に、緊張が緩み疲れも出てきたようです。ゴールデンウィークまでもうひと頑張りです。

今日は今回で25回目の開催となる、「葉山芸術祭」をご紹介させて頂きます。今年は4月22日(土)~5月14日(日)の期間で行われますが、このイベントは開催される場所が、鎌倉、逗子、葉山、横須賀の店舗や会館、あるいは個人宅であったりと様々で、主に展示販売やワークショップなどですが、中には有形文化財となっている古い別荘のガイドツアーの企画などもあり、盛り沢山なところが魅力的です。

そんな中で最も人気があるのは葉山一色にあります森山神社境内で行われる「青空アート市」で、こちらは4月30日(日)、5月13(土)、14(日)の3日間開催されます。
そんなに広くはない境内に沢山のお店が並び、全部見て回るのが大変なほど賑やかです。
また、「屋台フードコーナー」もあり、普通のお祭りの屋台とは一味違った食事を楽しめます。「マイ箸、マイ皿、マイコップ持参」とガイドブックに書かれてある上、「ゴミ袋も持参」となっていました。環境に優しいイベントです。
公式ガイドブックが葉山近隣の数店舗に、1冊100円で置かれていますが、ホームページからPDFでダウンロードすることもできるそうです。
子どもから大人まで楽しめる「葉山芸術祭」、ガイドブックで出展される場所や日程をチェックして是非、葉山近郊でゴールデンウィークをお楽しみ下さい。

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【2】 家づくり雑記帖 「木造住宅の直下率」

こんにちは、設計を担当している田中です。
今、発売されています日経ホームビルダーに、「直下率が構造計画の新指標に]という特集記事があります。この直下率の普及には、松匠創美でもお手伝いをさせて頂いていた事もありましたので、今日は、「木造住宅の直下率」について書いてみたいと思います。

先日の4月14日で、熊本地震から1年が経ちました。熊本地震では、震度7以上の揺れが2度起きるという、想定外な事が起きてしまいました。建築業界では、震度7クラスの地震は、極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震と想定されています。その地震が立て続けに2度発生してしまったのですから、これからの家づくりについて考え直さない訳にはいきません。

実は建物の構造設計では、地震に対して倒壊しない事が目標になっていまして、損傷は仕方ないという考え方になっています。ところが、熊本地震では、1回目の地震で、損傷は受けたものの倒壊は免れた建物に再び震度7クラスの地震が襲ったのです。結果、耐震等級2(建築基準法の1.25倍の強度)の住宅ですら1階部分が倒壊してしまう例が起きてしまいました。

そこで、想定外な事も起こりうる中で、家を造る場合に考えたいのが、プラスアルファとして行う構造計画です。その一つに「直下率」という考え方があるのです。

直下率とは、上階の柱や壁が、下階の柱や壁の上に何パーセント重なっているかを計算して建物の安全性を確かめていきます。
これまで建築基準法では、阪神淡路大震災の経験から、地震時に建物の揺れを抑える耐力壁のバランスをチェックする事を義務付けてきましたが、これは各階毎に行う平面的なチェックで、上下階のバランスは考えられていませんでした。直下率は、ちょうど、この上下階のバランスを確認するチェック方法に当たる計算方法になるのです。

通常、住宅の設計やクライアントとの打合、又は、建売や中古物件の購入時の資料として、間取りを現した平面図がメインに使われます。平面図だけでは見落としがちになる上下階のバランスをチェックする事で被害を少なくする事が出来るのです。
熊本地震での調査では、柱、壁の直下率が60パーセントを超える建物の被害は比較的軽微なもので済んだようで、直下率の低い建物は、たとえ耐震等級2の建物であっても倒壊してしまったようでした。

直下率の考え方は、決して安全を保障するものではありませんが、建物の弱点を減らすのには、とても優れたチェック方法だと思うのでお勧めしたいと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆
出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

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■ 第60号 ■

■□・・―――――――――――――2011年11月23日

木の家を知る・建てる・暮らす

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□ 目次

【1】 こんな感じに過ごしています

【2】 「屋根の話し」

【3】 家づくりのことば 「 ネイレ 」

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【1】 こんな感じに過ごしています

こんにちは 田村です。

事務所から歩いて2~3分のところにある風早橋バス停。
その目の前に今月11月11日に可愛くて素敵なお店ができました。

「ガラス、琺瑯(ホウロウ)、かご、古い家具、キリムなどの布類」などアンテークとまではいかないけれど 小さい頃家にあったなぁ・・と思いだすような家具や雑貨が並んだ道具屋「wakka」さんです。

オーナーのIさんとは 葉山で保護犬活動をしているKDP(神奈川ドックプロテクション)さんを通じて知り合いました。
Iさんのお宅には 先住犬1匹の他に保護犬が2匹とちいさなお子さんが3人居て・・それはもう毎日がお祭りのような賑やかさの様ですが日頃から大好きで集めていたかごやホウロウを扱うお店をずっと出してみたかったと聞きましたので お家の事も大変そうなのに夢を叶えるなんて素敵だなと思いました。

オープン初日は生憎のどしゃ降りの雨でしたが オメデトウが言いたくて仕事の帰り お店が閉まる寸前に雨でびしょびしょになりながらお邪魔をすると そんな私にひるむ事もなくIさんは笑顔で迎えてくれました。
「オメデトウ」を伝えたのも早々 可愛らしい商品を前に興奮してしまい 目があちらこちらに行って落ち着きませんでしたが(笑)しばらくして目が慣れてくると 天井がとても高いことに気が付きました。

古い建物なので年季の入った色の梁が見えます。 Iさんに聞くと旦那さまが 低い天井の天板を取外したのだそうです。その効果あって ゆったりとして居心地のいいお店になったということです。また梁や柱が見えることで 並んでいる古い家具や器などがとてもしっくり合っていました。渋いなかにも キリムのクッションやラグ ホウロウの赤や緑の食器などがアクセントになって Iさんのセンスの良さを感じます。

アンティークや古道具はお値段が張るイメージですが Wakkaさんは ちいさな子供でも買えるモノが沢山ありました。
私も さっそくホウロウのお皿とカップをセットで頂きました♪

wakka1

震災後 葉山でも移転や閉店するお店がいくつかあり 少し寂しい時でしたので 心が温かくなる素敵なお店を開いてくれたIさんには 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
「またきたの・・。」と呆れられない程度に顔を出そうと思っています。

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【2】 「屋根の話し」

こんにちは設計の田中です。

久保がブログで書いた様に、今、築30年以上経った実家の屋根の葺き替え工事をしています。
9月末の台風で屋根の一部が破損してしまい、これを機に屋根を全面葺き替える事にしました。
実家の屋根は今でも珍しいくらいの急勾配の屋根で印象的なデザインですが、実際に工事が始まり屋根の上に登って見ると屋根の形をちゃんと知らなかった事に気付かされました。
今日から2回に渡って印象に残り安い反面、意外にもちゃんと見ていない屋根について書いていこうと思います。
今回は、屋根の話し。次回は、屋根の設計です。

見ている様で、見ていな無かったと書きましたが、逆に言えばちゃんと見ていなくても印象に残るのが屋根です。
幼い子供に家の絵を描かせるとギリシャの子供は四角い箱を並べ、日本の子供は屋根を三角に描き、寒い地域の子供は屋根の上に煙突を描くと言います。

屋根は暮らしを守る大事な部分ですので、気候や文化、地域性が顕著に現れ印象に残りやすいのかも知れません。

屋根の形には一つ一つ名称が付けられています。
一番単純な三角の屋根は切妻(きりづま)屋根。
入母屋(いりもや)屋根は、日本らしい形状の一つで誰もが一度は目にしたことがあると思います。
牧場に良く見られるのは腰折れ屋根。真平らな屋根にも名前があって陸(ろく)屋根と呼びます。

その他にも、寄棟(よせむね)屋根、方形(ほうぎょう)屋根、片流れ屋根、招き屋根などいくつもの名前があります。

一見、統一感が感じられる古いまち並みでも、同じ形の家は2軒とありません。
その統一感、特に遠景の時に大きく関わってくるのが屋根の仕上げ材です。
その地域で採取しやすく、製造しやすいものが屋根材として選ばれ、屋根材の種類と降水量によって屋根の勾配が決まります。
結果、白川郷や金沢のような景色ができあがりるのです。

仕上げ材は、時代と共にどんどん豊富になって屋根の角度も様々にります。
茅葺屋根から瓦の屋根に変わり屋根の角度は少し緩くなり、鉄板の屋根では更に緩い角度まで可能になります。
今では様々な屋根材がありますが、それぞれの材に適した屋根の勾配がちゃんと決まっているのです。

松匠創美では、まちの景色の一部になり、いつしか地域の定番になる家づくりを心がけています。
屋根の材料や角度が自由になった今だからこそ、屋根の設計では何度も何度も検討を重ねます。
しかし、その検討する項目も外観だけではなく、内観や機能、法律、近隣と関わることが多く互いに影響しあいます。
次回は、そんな屋根の設計についてご紹介します。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

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【3】 家づくりのことば 「  」

私(田村)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今のは何だろう?」と思う建築用語が たくさんあります。
なんとなく聞き覚えのある言葉や 初めて耳にする言葉などをここで少し紹介したいとおもいます。

○ネイレ

前回紹介しました「根切り」の次に来るのがこの「ネイレ」です。

パソコンに「ねいれ」と打ち込むと値入と一番に表記されます。根切りを聞いた時に 値切り=値切ることだと思った旨を書きましたら 久保が「あっそうだよね、それもあったんだ」と 笑いながら驚いたので あたり前の事だと思ったことが逆だったので 私も驚きました。
そして それほど基礎を作る事は 家づくりにはとても大切な工程なんだということも感じました。

ネイレとは「根入れ」と書きます。地盤を掘削する根切りをした後に 基礎が地中に埋まる部分が根入れとなります。

家の基礎は地面のうえに直接つくると弱い・・という事を前回お話したように 基礎の1部分は地中に埋めて ズレや傾きを軽減させます。私はその根切りした面を見たことがなかったので きっと綺麗に平らな状態を作っていると思っていましたら 実はいくつかの凹凸した部分がある事を知り また驚きました。

それは 基礎の一部分を根入れする事でズレなどに強くなりますがさらに引っかかりを設けることで 強度がずっと上がるのだと教えてもらいました。

これは私の解釈ですが 同じ根と書く植物の「根」も 1本よりも数おおくあるほうが地に強く根付きますから 家の根の部分の基礎も 引っかかりを多くすることで しっかりとした物になるのだと思いました。

松匠創美のウェブページに「丈夫な構造」というコンテンツがありますので そちらを見ていただくと 地盤や基礎の大切さがもっとわかっていただけると思います。

○根入れ
=基礎や杭を土中に入れること。 とくに、直接基礎にあっては地表面からさらに深くまで設ける こと。
「建築用語辞典・岩波書店」より

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☆お付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい
有限会社 松匠創美

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