投稿

こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「秋の衣替え」

【2】   家づくり雑記帖 「日本の林業と森林破壊-2」

【3】   家づくりのいろは「造作家具―洗面廻りの仕上げ―6」

――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――
【1】 片付け好きの頭の中 「秋の衣替え」
こんにちは、片付け好きの久保です。10月に入り気候が安定てきた葉山辺り、こんな季節に済ませて置きたいのが衣替え、と言うことで、今日は秋の衣替えについてです。
最初に、洗濯槽クリーナーで洗濯槽の除菌を行います。そして、夏物衣類の染みや汚れ、ほつれなどのチェックを行い、問題があれば処理をして、問題なければなるべく乾燥している日に、いつもの洗濯の後に、水だけでもう一回洗濯をして、よーく乾かし、アイロンを掛けたら準備完了です。
我が家の2人分のクローゼットは間口が3M、一般的な上部に枕棚とハンガーパイプがついており、下部には桐製の押入用の引出収納がひとり6個ずつ、合計12個置かれております。
ハンガーパイプの半分にはほこり避けにクローゼット用の収納カバーを設けてオフシーズンの衣類を収納し、残りの半分にはオンシーズンの衣類を掛けて使っています。また、引出しは、手前にオンシーズン、奥にオフシーズンの衣類になるように入れ替えています。
枕棚には鞄やオフシーズンの靴、小物類を置いています。そろそろ靴も点検して入れ替えないといけません。ひと夏共に過ごした衣類たちにお疲れ様の気持ちを込めて。
――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――

【2】 家づくり雑記帖 「日本の林業と森林破壊-2」
こんにちは設計の田中です。
前回は、日本の林業と森林破壊-1として、古代から続く森林資源の活用と森林破壊、江戸時代の森林回復の話を書かせて頂きました。今回はその続きで、明治から終戦までの日本の林業と森林破壊の事を書いて行きたいと思います。

明治以前、江戸幕府は、森林破壊を原因とする水害の対策として、各地の森林の保護と造林を行いました。この事によって、それまで減少し続けていた森林も回復へと向う事ができ、幕末の江戸の町では、世界有数の緑園都市とも言えるほど緑豊かな都市にまでなっていたそうです。

しかし、明治時代になると再び森林資源の需要が急速に膨れ上がり森林が減少してしまいます。殖産興業をスローガンに、建築用の木材、足場、杭、鉱山や土木工事の土留め坑木、線路の枕木、電柱、貨物の梱包、造船や桟橋工事、薪や炭などの燃料や、農業肥料の原料などが大量に必要となり、規制がなかった民有林では無計画に伐採が進められました。また、明治政府が幕府、各藩、社寺から引き継いだ官林(後の国有林)においても盗伐が相次ぎ、森林はどんどん荒廃してしいました。

やがて水害が多発したため、明治30年、森林法制定されることになりました。森林法では、保安林制度と営林監督制度が整備され、森林を保護するだけでなく、富国強兵で更に高まる木材の需要に応える林業の強化も図られました。私有林では、林業地の開発も行われ、再生産の為に伐採後の植林も行われるようになりました。更に造林推奨規則で木の無い民有地への植栽で補助金も支払われるようになりました。また、国側も明治の終わりに関東を襲った大水害のこともあって、荒廃地を計画的に復旧する森林治水事業を開始するようになりました。

しかし、植林や荒廃地の復旧を進める一方で、経済発展や戦争の拡大で木材需要は高まるばかりでした。更に、終戦後も復興のために大量の木材を必要とした為、日本の森林は結局大きく荒廃してしまい、災害が多発する事となってしまいました。この事もあって戦後の日本では、官民問わず国民の間に森林の復旧、造林の必要性が強く意識されるようになっていたそうです。

次回は引き続き、戦後の林業のお話です。日本の森林に新たな問題が起こります。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――

【3】 家づくりのいろは「造作家具―洗面廻りの仕上げ―6」

こんにちは、千葉です。
肌寒いくらいの日もあり、慌てて洋服を引っ張り出している日々が続いています。もう、しっかり衣替えしないといけないですね。爽やかなこの季節に、やってしまいたいと思っています。

今日の「家づくりのいろは」は、洗面廻りの仕上げについて勉強していきたいと思います。
これまで勉強してきたように、造作家具にすると、生活スタイルやお好みに合わせて、カウンターや洗面ボウル、キャビネット、ミラーキャビネットなど自由に選び、組み合わせることが可能ですと書いてきましたが、最後にこれらをつなぐ、洗面廻りの仕上げ材について勉強してきたいと思います。

洗面廻りと言いましても、カウンターの上部とミラーキャビネットの間の仕上げについてです。洗面廻りの壁は、水が跳ねる部分ですので、拭き上げるお手入れがし易いように、造作家具で洗面化粧台を造る場合、松匠創美では木、タイル、ミラーなどの仕上げ材をお薦めしております。

senmendai-6
木で仕上げる場合、落ち着いた雰囲気になるように感じます。濡れたままはあまり木に良くないので、水はねの後は軽く拭き上げておくことがきれいに保つポイントのようです。

一番多く選ばれるタイルは、色も大きさも手触りも様々で、なかなか決められないほどの種類があり、カタログを見ただけでは、正確な色や質感がわからないので、サンプルを取り寄せ、実際手にとって見て頂いています。タイルの種類や目地の色によってお手入れはし易さに、大きな違いがあるようです。

最後にミラーの場合は、経年変化が一番少なく、拭けばいつでもきれいになる素材ですので、お手入れは意外と簡単なのですが、水はねが気になる方には維持管理が大変かもしれません。

事務所兼モデルルームの洗面廻りの仕上げには、木が貼られています。是非見学にいらして下さい。

――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――

☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

https://hayama-ie.jp
▲身近な写真と共にブログ更新中

〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内785-4
Copyright (C) 2014 松匠創美 All rights reserved.

こんにちは。
葉山・逗子・鎌倉・湘南エリアで無垢の木の注文住宅を建ててきた工務店【松匠創美(まつしょうそうみ)】です。
今日の目次は下記です。どうぞ宜しくお願い致します。

【1】   片付け好きの頭の中 「実家の片付け」

【2】   家づくり雑記帖 「日本の林業と森林破壊-1」

【3】   家づくりのいろは「造作家具―洗面ミラーキャビネット5―」

――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――

【1】 片付け好きの頭の中 「実家の片付け」

こんにちは、片付け好きの久保です。今日は実家の片付けについてです。
今月初めに父が入院してしまいました。その結果、もう家で生活することは難しいと入院先の病院の先生よりお話がありました。既に母は施設で寝たきりの生活を始めて3年以上が経っており、ほんの少しの衣類以外、必要としない生活ですし、少しずつ実家の片付けを始めることにしました。
最初は、キッチンの片付けから、衛生的であるべき場所ですので、気持ちが割り切り易く、手が付けやすいと思います。実家は男所帯でしたので、調味料類を含めた期限切れの食品をまずは、どんどん処分します。食べられるモノだけを残し、飲み残しの薬やサプリメント、お茶なども同様に処分しました。

また、頂いて使っていない割りばしや保存容器、レジ袋なども必要以上に大切に保存していますので、厳選し残りは思い切って処分します。短い時間でしたが、これだけでも随分とスッキリとしました。

両親共に家での生活は難しくなったとはいえ、まだまだ長生きしてくれそうですので、それぞれの思いのあるものを処分することは忍ばれます。片付けを進めていく先には、判断が難しくなっていくことが出てくると思います。ゆっくり少しずつ、進めていければと思っています。

――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――

【2】 家づくり雑記帖 「日本の林業と森林破壊-1」

こんにちは設計の田中です。
今日は、また日本の森林や林業のお話しです。これまで、森林と災害との関わりや環境との関わり、日本と世界の森林の現状、日本の森林の貴重性など色々な視点で森林について書いて来ました。今日は、話を林業に移して「日本の林業と森林破壊」を書いて行きたいと思います。

日本の林業家は、古代では杣工(そまく)と呼ばれていたそうです。国の所有する杣(そま)という山から、都やお寺を建造する為の木を伐り出し、山から運び出していました。杣工は大工と同じように職種でもあり、職人そのものを意味する言葉だったようで、別に杣夫(そまふ)杣人(そまびと)とか近世では省略され「杣」とだけで呼んだりもしていたそうです。
この杣工、林業は、大昔から日本の発展を常に支えてきた反面、それは森林破壊の繰り返しでもありました。

日本では、古代から山資源の本格的利用が始まったそうです。先ずは肥料や薬の為に木を切り出しました。676年、飛鳥川の氾濫が頻繁に起きていた事もあり、上流において、世界最古と言われる森林伐採禁止令が天武天皇によって発令されました。
しかし、その後も森林の伐採は続きました。度重なる遷都や大小様々な寺社建設で都の周辺の森林が、製塩で瀬戸内海近辺の森林が、製鉄で中国山地の森林が荒廃していきました。
中世になると、人口の増加、職業の増加が進んだこともあり、森林伐採が更に進みますが、室町時代にスギ、ヒノキの植林も行われるようになったそうです。戦国時代になると、お城や城下町の建設、武器の製造、鉱山の開発の為に森林資源の需要が増々高まりましたが、植林も同時に推し進められたようです。それでも森林減少は止まらず、江戸時代初期、とうとう当時の技術で木を切り出せる山はハゲ山と化してしまったそうです。しかも同時に洪水も頻発した為、遂に幕府は森林保全、盗伐の取締り、植林、造林に本格的に取り掛かるようになり、江戸後期には森林も回復していったそうです。
この森林回復の大きな要因には、奥地の山々は健康を維持した状態だったことや、日照条件の良さ、豊富な雨量があった為と考えられているそうです。

しかし、明治になると、再び森林破壊が始まってしまいます。
次回、産業革命以後の林業と森林破壊について書いて行きたいと思います。

設計:久保歩美・田中伸二
松匠創美の「家づくりの考え方

――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――

【3】 家づくりのいろは「造作家具―洗面ミラーキャビネット5―」

こんにちは、千葉です。
運動会シーズンですね。秋晴れは、爽やかで気持ちがいいです。もうすぐ、保育園での最後の運動会なのですが、息子は風邪をこじらせてしまい、参加できるかどうか心配です。子どもが体調を崩すと、日々元気に過ごせることは、本当にありがたいことだと身にしみて感じます。

今日の「家づくりのいろは」は、洗面ミラーキャビネットについて勉強していきたいと思います。
洗面ミラーキャビネットも、これまで勉強してきたように、造作家具にすると、大きさや形状を生活スタイルに合わせて、自由に選ぶことが出来ます。
松匠創美の場合、いつも木の温かみある質感とミラーの清潔感が活かせるようなデザインを心がけ、扉の形状は片開き、両開き、三面鏡、引き違い戸、下から上へ跳ね上げる扉などがあります。

ミラーキャビネットまた収納は、鏡の裏以外にも、オープン棚として、ミラーの左右や下部に設ける事が出来ます。洗面廻りのものなどは大きさや形も様々で、収納の高さや奥行きなどは家づくりをされる方の持ち物によって決めることができます。最近使用される方が多くなってきた電動歯ブラシは、背が高いだけでなく充電が必要なものの為、特に始めから検討しておいた方が良いものの一つのようです。

事務所兼モデルルームの洗面ミラーキャビネットも造作されています。是非見学にいらして下さい。

――――――――――――――――――――――――・・□■
■□・・――――――――――――――――――――――――

☆最後までお付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい 有限会社 松匠創美

https://hayama-ie.jp
▲身近な写真と共にブログ更新中

〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内785-4
Copyright (C) 2014 松匠創美 All rights reserved.