■ 第16号 ■

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木の家を知る・建てる・暮らす

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□こんな感じに過ごしてます・・・

こんにちは 田村です。

最近 話題のハンバーガー屋さんが 恵比寿にあるので出かけて
来ました。
丁度お昼時で 噂の通り お店の中はお客さんがいっぱいで
大きなバーガーを さらに大きな口を開けて美味しそうに食べて
いるのが見えました。

少し待ちましたので 席に着くと早々注文をし さらに周りを観察し
ていると 面白いことに気付きました。

お客さんの大半が 若いカップルで「お肉はあんまり食べません」
と言うんじゃないかと思える「細身で小顔」な男女がほとんどでした。

で どんなバーガーを注文するのかなぁ?と興味深々で みていた
ら男性は ほとんどが「アボガドバーガー」を注文します。そして 女
性はと言うと「ベーコンエッグバーガー」や「ベーコンチーズバーガ
ー」と言った 予想を反した「肉汁たっぷり」なバーガーを注文して
いました。
さらに面白かったのが お店に備え付けられている バーガーを包
むペーパー(食べる際に肉汁がこぼれるのを防ぐための紙)を 男
性はほとんどが使っているのですが 女性は「食べにくいから」と言
って そのままバーガーにかぶりついている確率が高かったことです。

草食系の男子が増えたって聞いていましたが 本当ですね。
強い(たくましい)女性が 増えたのも う~ん 本当なんだなぁ(笑)

ちなみに 私が頂いたのは「マッシュルームバーガー」です・・。
私は 何系でしょうか?

味の感想が 後回しになってしまいましたが 黒毛和牛100%の
ブラッカウズさんの ハンバーガーは 噂通りの100%美味しい
ハンバーガーでした☆
今まで食べた中で 1番だと思います おすすめです。

黒毛和牛バーガー「ブラッカウズ」さんはこちら
https://www.kuroge-wagyu.com/bc/

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こんにちは、設計の田中です。
今日から、シリーズ「松匠創美のたてた家」のリフォーム編を
ご紹介したいと思います。

リフォーム編 第一回
S寺 書院

以前に境内のトイレ棟を建てたこともあるS寺から、本堂の離れ
でもある書院が、老朽化しているのでリフォームしたい、という
お話がありました。

書院は本堂の北側に位置し、池のある中庭を挟んで建って
います。書院へは、本堂から中庭を眺められる渡り廊下を通って
アプローチするプランになっていました。

また、その渡り廊下とは別に、東側の外部から直接アプローチ
する事も可能で、北側には墓地、西側には崖が迫っていました。

住職からのリフォームの要望は、風通しを良くしたいというものと、
10帖ほどあったキッチンをコンパクトにしたい。
そのほか、人の集まりに使用したり宿泊も可能となるように
水回り(トイレ、洗面脱衣室、浴室)をキレイにしたい。
と言うものでした。

老朽化した建物を調査すると、湿気や過去に増築したと聞いた
部分の雨仕舞いが原因で、畳や内装、構造材の土台などを
痛ませていたことが解りました。

そこで、当初から建っていた、8帖間3室と縁側は仕上げをやり
直すだけに留め、過去に増築した部分をソックリ解体し、新たに
水回り部分をコンパクトに建てるという、「減築(床面積が減る)」
を行うこととしました。

キッチンは、給湯室としての役割があるので、8帖間3室の中心
の出入口の正面に配置し、建具などで仕切らずに、数人の人
が一度に出入りしやすい様に計画しました。
また、廊下に面しているので常に他人の目に触れることもあり、
作業台を無垢の木で造作し、家具に見えるように配慮しました。

そしてキッチンの西側に、トイレと洗面脱衣室、浴室を配置し
通風が取りやすい様に引き戸で仕切り、東側には、外部からの
来客用にと1坪の玄関を計画しました。

今回は、水回りと玄関をコンパクトにまとめ、珍しい「減築」という
方法をとることで、建物の北側外部の湿った土が、風や日光に
よって乾きやすくなり、建物にとっても、お墓にとっても
良い環境にすることが出来ました。

設計:久保歩美・田中伸二

松匠創美の「家づくりの考え方」はコチラ

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□家づくりのことば・・

私(田村)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今のは何だろう?」
と思う建築用語が たくさんあります。
なんとなく聞き覚えのある言葉や 初めて耳にする言葉などを
ここで少し紹介したいとおもいます。

○左官

3月3日は 桃の節句「雛祭り」の日です。
今年は(何年か振りに) ひな人形を飾りました。

我が家の雛段は 豪華七段飾り!ではないのですが・・・
男雛・女雛と三人官女から始まり、左大臣・右大臣と揃えて、
今現在 5人囃子の3人までが集まりました。

私が生まれて3☆年経ちますが・・5人揃ってお囃子できる日は
来るのでしょうか??

DSC00249

さて 右大臣と左大臣を 飾っている時に 前々から気になって
いた事を思だしました。

壁に漆喰などを塗る職人さんのことを 「シャカン」と言いますが
漢字で書くと「左官」ですよね。
「官」という字が使われているという事は 左大臣のように 何か
しらの階級の位があるんじゃないかとか そもそも「左官」と書く
のは何故なんだろう?と疑問に思っていたのです。

そこで 松田と久保に聞いてみました。

2人の話では 昔 棟梁は官職の位にあり その下に職人たちが
いて その職人の中で1番の位(棟梁の次)を与えられたのが
壁塗りをする職人だったそうです。棟梁(職人を統括する長)の次
に位置するので「左官」という高い位が与えられ その呼び名が
今となっては 職業名になったそうです。

左官の語源は まだまだ奥が深そうなのですが・・
「左」と「右」では「左」と付くほうが偉いんですね。

そう言えば 私も人の右側に座るより 左側に座るほうが落ち着く
かも(笑)

○左官(サカン)=建物の壁や床、土塀などに、土(藁を混ぜた)
や、漆喰を、コテを使って塗り仕上げる職種。

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☆お付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい
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■ 第15号 ■

■□・・・・・―――――――――――――― 2010年02月17日

木の家を知る・建てる・暮らす

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□こんな感じに過ごしてます・・

こんにちは 田村です。

前回 私の自転車のお話をしましたが・・・
この時期 毎朝の自転車通勤は寒さが 本当に身にしみます(涙)
空気がクリアなので 富士山が綺麗に望めたりする時は 幸せで
すけれど 太陽が出ていない日などは 体の芯まで冷え切ります。

そんな毎日 事務所のドアを開けると なんとも心地の良い温かさ
を感じ 靴を脱いで床に上がると 自然解凍される冷凍食品のよう
にジワジワと 自分の体がほぐされていくのがわかります(笑)

事務所は1階部分に床暖房を設置しています。 そして 2階には
暖房器具を置いていません。
ですが それだけでも十分家中が 小春日和のように ポカポカし
ています。

そして 最近倉庫部分を改修して 事務所スペースを広げ 床暖房
を増設する工事がありました。

施工途中でむき出しの配管の 配置をみせてもらえた際に「この管
の中には 何が通っているのですか?」と 聞いてみましたら「循環
液」という液体が通っているとのこと。

「いま 電源を切ってから時間が経っているけど触ってみてよ。
まだ暖かいよ。」

そこで手で直に触ってみたのですが 本当にぽわ~っと温かさが
伝わってきました。
我が家をおもうと 一部屋に何らかの暖房器具が ブンブンと稼働
してくれていますが こんなやわらかい温かさを味わうことがあり
ません・・。

床暖房と花ちゃん 001

(花ちゃんは ぽかぽかで嬉しそうです。)

いつか 自分で家を建てることができるようになったら・・・
なには措いても 床暖房だけは付けよう!とおもっています。

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こんにちは、設計の田中です。
最近、ヒートショックという言葉も定着し、よく耳に
するようになって来ました。

家の中の温度差によって起こるヒートショックは、
家庭内で亡くなる原因の1/4と言われています。

今回は、そのヒートショックの解決にもつながる
全館暖房について書いていこうと思います。

全館暖房とは、特定の暖房システムを指す言葉では
ありません。

「家の熱損失を減らし、家全体を暖め、家の中の急激な
温度差を失くす」暖房方法のことを指していています。

熱損失を減らす為に、必要とされる断熱性能や気密
性能、家を暖める為の暖房方式は色々で、その組合せ
は、設計者や工務店、住宅メーカーによって様々です。

一度暖めたら冷めにくく、次に暖めるときは少ないエネル
ギーで、家全体を快適な温度に保つことが出来る様にと
トータルで考えます。

松匠創美のwebページにも書いてある「住まいの性能」も
それぞれの特徴や長所を詳しく載せましたが、実は
トータルで全館暖房だと考えています。

まず、床暖房のふく射熱で、床面以外にも、壁や天井面、
人の身体が室温とは関係なく、温められて行きます。

それと同時に、暖められた床面によって室温も徐々に
暖かくなり、次第に上昇気流が発生し、家全体を暖めて
いきます。高い断熱性によって室温が保たれ、暖房の
ランニングコストも抑えられます。

松匠創美のスタッフには寒がりが多いのですが、毎日、
この全館暖房の中で快適に仕事をしています。

「住まいの性能」はコチラ

 

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□家づくりのことば・・

私(田村)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今のは何だろう?」
と思う建築用語が たくさんあります。
なんとなく聞き覚えのある言葉や 初めて耳にする言葉などを
ここで少し紹介したいとおもいます。

○不凍液(ふとうえき)

床暖房が ぽかぽか温かい状態でいられるのは循環液という液体
が管の中をクルクルと巡っているからだと 上で書いた事務所工事
の時に教えてもらいました。

管の中に何が入っているのか?は とっても気になっていたのに
「循環液」と聞いただけで「へぇ~」と何故か納得していました。

でも その循環液と言う液体はいったいナニモノかは 解っていな
かったことに気づきました(汗)

久保に「循環液って言うのは お水と不凍液が混ざってはいって
いる物なのよ。」と後から教えてもらってから

「温水式の床暖房」なんだということを 理解しました(笑)

私の頭にも循環液を入れてもらって 正常に機能するようにしない
と駄目かも・・?

○不凍液=寒冷地(北海道や東北地方など)の冬期において 配
管内の水が凍結しないように作られた液体のことである。

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■ 第14号 ■

■□・・・・・―――――――――――――― 2010年02月03日

木の家を知る・建てる・暮らす

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□こんな感じに過ごしてます・・

こんにちは 田村です。

通勤に乗っている自転車は 友達のD作君がインターネットで
コツコツと部品を探し集めて手作りしてくれた お気に入りの1
台です。

とは言え まだまだ未完成な部分があるので 少しずつですが私
好みの仕様に作り変えたいと 日々 あれこれ考えていたところ
去年のクリスマスに 相方が革製のサドルをプレゼントしてくれ
ました。
“BROOKS”と言う 元々は馬具を作っていたイギリスの老
舗メーカーの革サドルで 座面に花柄が型押ししてあるデザイン
がとても可愛く サドルを一つ買えただけでも 自転車の雰囲気
が変わったことが きっかけでますます熱が上がってしまいまし
た(笑)

最近は 環境のこともあって 自転車通勤をする方たちが増えた
ことで専門雑誌も沢山でています。

女性向けの雑誌もあるので それを参考に「どんなパーツがいい
かな」など悩むのですが・・・自転車はパーツごとに種類もデザ
インも豊富で未熟な私には どれがいいのか? どんなものを選
べばいいのか 本当に悩むところです。

相方はいったい何処で こんな可愛いサドルを見つけてきたのか
?(ちなみに相方は 自転車オタクなのですが・・。)

教えてもらったのは葉山の近く 横須賀の久留和海岸にあるアウ
トドア専門のお店「3Knot」さんでした。(現在は閉業)

実は 私はまだお店にお邪魔したことがありません。
話しは前から 散々聞いていたのですが なかなか足が向きませ
んでした。

これを機にサドルを見せに遊びに行ってみようと思います。
「焚き火カフェ」や「満月山歩」などなど 面白そうなイベント
も開かれているそうですよ。

ちなみにブログに私のサドルのことが書かれていました☆

自転車 005

 

 

 

 

 

 

 

 

Before ↑ 少しお尻が痛かったサドルです・・。

自転車 011

 

 

 

 

 

 

 

 

aftre ↑ 座り心地最高です☆使い込んでいくとどう変わるか楽しみ。

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こんにちは。設計をしている田中です。
今回は「住宅版エコポイント」について触れていきたいと思います。

先日の1月28日に、平成21年度第二次補正予算案が成立した
ことによってエコポイントの発行対象が決定しました。

具体的には、エコポイントをもらえる建物は以下のように、

*新築住宅の場合、昨年の12月8日以降に着工して1月28日以降
に完成する建物。

*リフォームの場合は、今年の1月1日以降に着工して1月28日以
降に完成する建物。

(但し、着工期限が両方とも今年の12月31日まで。)
という事になりました。

では、エコポイントが発行される住宅(エコ住宅)は、どのような
工事をすれば良いのかといいますと、
新築住宅の場合には、省エネ性能基準を満たさなくてなりません。

省エネ性能基準には複数あるため説明は控えさせていただきます
が、リフォーム工事の場合は比較的解りやすくなっています。

A.窓の断熱改修
B.屋根か天井、壁、床の断熱改修

の二種類です。

また、AやBと同時にするバリアフリー改修のリフォーム工事に
ついてもエコポイントが発行されます。

例えばAの窓の断熱改修の場合、ガラスをペアガラスに1箇所交換
するだけでもエコポイントが発行されます。勿論、サッシそのものを
断熱性の高いものに交換しても発行されます。
(1.6mx1.8mのサッシを交換で18,000ポイント)

Bの場合は、北側の壁の断熱改修だけでもエコポイントが発行さ
れます。

そして、エコポイントの発行上限は新築、リフォーム共に30万ポイン
ト(1ポイント1円相当)です。
30万ポイントもあると、色々と使い道が考えられそうです。
国土交通省では、交換できる商品を公募したり、即時交換なども
検討してくれています。

因みに、昨年の11月始めにブログでも紹介させていただいた
コチラの古い日本家屋のリフォーム工事

の内容は30万ポイントは確実な内容でした。
エコポイントは発行されませんが、ご主人は冬でも家中を短パンと
裸足で移動していて、省エネルギーにはなっていると思います。

松匠創美の家づくり「住まいの性能」はコチラ

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□家づくりのことば・・

私(田村)が 事務所内で飛び交う会話の中に「今のは何だろう?」
と思う建築用語が たくさんあります。
なんとなく聞き覚えのある言葉や 初めて耳にする言葉などを
ここで少し紹介したいとおもいます。

○かんれいしゃ

棟梁の松田が先日 上着にガーゼのような布をくっつけて 現場か
ら帰ってきました。
大工仕事は 怪我も付き物なのかなぁ・・と思いましたが ガーゼ
にしては ちょっと張りがあって目が荒い感じがしました。

疑問に思ったので「これって何ですか?ガーゼですか?」と田中に
聞いてみました。(その場に松田がいなかったので・・)

壁面の石膏ボードなどの継ぎ目がある部分に貼り付けて その上
から塗装をすると 継ぎ目が目立たなく綺麗にぬれるという下地の
役割をする「寒冷沙」という布だということを教えてくれました。

後日 調べてみると「肉を包む、味噌漬け、スープをこすなど、あ
らゆる場面で重宝する、無害・安全な食品用クロス。」と紹介して
いるサイトもありました。

とても小さな布切れでしたが とてもいい仕事をするようです。

○寒冷沙(かんれいしゃ)= ガーゼのような薄い布で、塗装の下地
などに使う。石膏ボードの上に、寒冷
紗を張って、その上からパテを塗って
しごき、平滑に仕上げる。寒冷紗を張
ると、柔らかい仕上がりになる。

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☆お付き合いいただきまして ありがとうございます☆

出会い・つながる・木の住まい
有限会社 松匠創美
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