「測ること」、それは設計の仕事をする上で

とても大きなポジションを占めています。

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そこで写真は、わたしが普段使用している測るものです。

1番奥から3番目までは一般にスケールと呼ばれているもので、

人によってはコンベックと呼ぶ人もいます。

これらのスケールにはそれぞれの役割があって

1番奥の5.5mまで測れるものは、現場に出かけるときに

持って行く用(現場ではこのくらいの長さがないと足りないので)

2番目の3.5mまでしか測れないものは、設計をしているときに

デスクで使用する用(軽くてコンパクトで使いやすいので)

3番目は、1.0mしか測れないのですが、

常にカバンの中に潜ませておき

出先で気になった寸法を測るとき用です。

そして一番手前は一般にサンスケと呼ばれていますが、

正式名称は三角スケールといい

図面の縮尺にあわせて寸法をあたる時使用します。

これらを忘れてしまったり、行方不明にしてしまうと

とてつもなく不自由を感じることになるので大変です。

そのため、いつも手元に置いあり

長いものは20年は使用しているので、

今ではかなりの愛着を感じているものたちです。

完成が間直のリフォームで、

竹をアクセントに利用しようと言うことになり

近所の外構用の竹を扱っている竹屋さんに行ってきました。

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微妙な色の違いがあってなかなか綺麗なものです。

この日は、日曜日だったのでお店の方が

ちょうど、犬の散歩に出かけてしまっていたので

クライアントと品定めだけして帰ってきました。

その際私が、「青じゃない方ですね?」と確認しましたところ

外国人のクライアントは「アオじゃない、これはミドリです。」

と言って教えてくれました。

そうでした、私たち日本人は昔、ミドリをアオと言っていました。

以前、信号も「これはアオではないミドリです。」

と教えてくれた外国の方が居たことを思い出しました。

色には少々うるさいつもりでいたのですが、

ハッと気づかせられました。ありがとうございます。

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この日は、上空に雲ひとつない快晴だったので、

帰り道は富士山のシルエットが薄っすらとうつくしい

夕暮れを見ながらになりました。

□ 松匠創美 設計 久保歩美
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空がまたまた窓に向かってワンワン攻撃を仕掛けています。

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夜、ロールスクリーンを下ろしていない時などは

窓ガラスに映った自分に向かって

ワンワン攻撃をしていることがあるのですが、

この時は朝でしたので何だろうと様子を見てみますと

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少し前に窓辺に置いた仏像に向かって攻撃をしていました。

棟梁 松田作の未完成品とは言え

仏像に向かって攻撃を仕掛けるとは

臆病なのか、怖いもの知らずなのか・・・

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少しの間攻撃をしても反撃がない事が判ると

安心したのかその後は攻撃を仕掛けることはなくなりました。

まだまだ、出会わなければならない初物が

この世の中にはたくさんのあるから、

ひとつひとつ覚えて行こうね、空ちゃん。

□ 松匠創美 設計 久保歩美
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