昨日、コンクリートを打設する際に行いました、

コンクリート試験についてです。 

今回は、地階がRC造と言うことで、

試験を実施することにしました。

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上の写真は、試験に使われる道具です。 

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 先ずは、コンクリートミキサー車から、コンクリートを抜き取ります。

こんな幅の狭いネコは初めて見ました。

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 上の写真は、コンクリートスランプ試験です。

コンクリートの流動性を測定します。

大きなコップ状のスランプコーンという容器にコンクリートを詰め、

逆さまにして、スランプコーンを引き抜くと、

コンクリートが、軟らかさの程度によってつぶれます。

適正な範囲で軟らかい程、

型枠の中に流し込んだときに鉄筋との間にも回り易くなります。

軟らかすぎても、強度が足りない恐れがあったり、

硬すぎると、型枠の隅々まで回り込まなかったりしますので、

スランプが適正範囲であることが大切です。

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こちらの写真は、圧縮強度試験用の供試体を製作するところです。

圧縮強度試験とは、実際に打ち込んだコンクリートが、

期待通りの強度が出ているかを

このようにサンプルをとって、1週間後と4週間後に、

試験機で、上下から加圧し強度を計測して確認します。

これ以外にも、コンクリート中の空気量や、

塩化物含有量も測定し、適正な範囲内であるか確認しました。

今日の午後は、現場でミスが発覚しました。

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こんな時には、気持ちがオロオロしてしまいます。

するとつい、ミスを隠蔽(無かったことに)したくなります。

でも、一番しなければならないことは、

ミスがあったことを認めることだと思います。

そして、現状を分析し、どのようにこのミスに対処することが、

建て主さんにとってより良いことなのかを考えることです。

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結果、今回は出来上がりには、問題のない解決策を

見つけることが出来ました。

とは言いましても、今回のミスは確認不足が原因です。

今後は、これまで以上に、注意深く確認をするように致します。

本日は、ご心配をお掛けしまして、申し訳ございませんでした。

昨晩から雨が降り始めて、今日は一日、冷たい雨になりました。

そのため、本日予定していましたコンクリート打設は、

朝の連絡で、順延となりました。明日の天気はどうでしょうか。

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今日は、今年5月に新しくなったスパン表について。

9月の中頃、この新しくなったスパン表の利用方法についての

講習会が開催されましたので、行って来ました。

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こちらが、新しくなった平成23年版スパン表です。

このスパン表は、木造軸組工法の梁などのサイズを

あらかじめ構造計算等を行い「早見表」の形式に整理して、

設計施工実務に活用できるように工夫された技術資料です。

2階建ての住宅を設計する際には、この早見表を参考にして

梁などのの寸法を決めていきます。

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こちらは、旧スパン表です。

新スパン表は、平成18年版に比べますと、各所で詳しくなり、

判りやすくなっています。