数回に分けてご紹介をしてきました軽井沢のことも

今日で最後となりました。最終回はハルニレです。

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ハルニレとは、ニレ科の落葉高木のことで、

北海道ではハルニレの巨木が多いことからか

「アイヌの神話ではこの木は女神となって、

人間の子を生みました。」と言われていることが、

セゾン美術館のお庭のハルニレの樹に記されていました。

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そして、千葉が撮影したハルニレの樹が家族写真のようで

とても素敵だったので、お借りしてご紹介です。

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落葉後の枝ぶりもとても美しい樹です。

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そして、軽井沢のハルニレと言えば、

現在ではこちらのハルニレテラスです。

出掛けましたのはまだ11月でしたが、

すっかりクリスマスの雰囲気でツリーがきれいでした。

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旅の最後にちょっとだけ観光気分を味わいながら

お土産を買って帰路につきました。

日帰りでしたが、いい建物を沢山見て、充実の旅になりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日は、少し前に軽井沢へ出掛けた際に立ち寄りました

軽井沢タリアセン内の塩沢湖畔に建つW・M・ヴォリーズ設計の

旧朝吹山荘 『 睡鳩荘(すいきゅうそう)』をご紹介いたします。

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ヴォリーズ設計のこの建物は、昭和6年、

6000坪の土地に建てられた朝吹家の別荘です。

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平成20年に軽井沢タリアセン内へ移築されました。

湖畔に建つその景色は、とても美しいものでした。

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外観から手の込んだ仕事がされている建物です。

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内部も大変細かいところまでこだわりの見える

上質な仕上がりの空間です。

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2階には、寝室が4部屋あり、どの部屋の窓からも

魅力的な景色を眺めることが出来ます。

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第1回「軽井沢緑の景観」特別賞を受賞しているとのこと

頷けます。

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機能的な工夫も見られます。2階の床下全面には、

遮音のためにオガクズが敷き詰められています。

その様子が一部見えるようになっています。

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帰るころには建物に明かりが灯り、とても築85年の建物

とは思えないくらいにキラキラと輝いていました。

軽井沢の話も回を重ねまして、次回が最終回になります。

なんとか今年中に完結させたいと思っております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日は昨日に引き続き、先日出掛けた軽井沢で

立ち寄りましたペイネ美術館のご紹介です。

この美術館、建築家アントニン・レーモンドさんが、

昭和8年にご自身の別荘兼アトリエとして建てられた

「軽井沢・夏の家」を1986年7月に塩沢湖のほとりへ

移築復元したものです。

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元々、夏の家と言うことで、大きな窓が沢山あり

開放的な造りの建物なのですが、

現在は美術館ということで、塞いで使用しているため

本来の建物の居住性を感じることは難しいです。

1室のみ窓が開かれていて、

少しだけ当時の雰囲気を感じることが出来ます。

ただ、現在の使用状況にあまり愛が感じられず、

ちょっと寂しい感じがしてしまいました。

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一方、美術館としましては、かわいい恋人たちを描く

フランス人画家 レイモン・ペイネさんの原画やリトグラフ、

愛用の画材などが多数展示されています。

これまで、ほとんど興味を向けたことのなかった画家ですが、

実際に作品を拝見しまして、流石は愛の国の方です。

とてもロマンチックではありますが、子供向けでなく

あくまでも大人の作品であるということを知りました。

開館30周年を記念して展示されていた原画作品は

特に素晴らしく、詩的な作品に感動しました。

建物を拝見しに行ったのですが、

ペイネさんの素晴らしさも知ることが出来良かったです。

師走の週末、どうぞ有意義にお過ごし下さい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。