今日は少し時間が空いてしまいましたが、

7月に木造建築物の防耐火設計について学ぶ講習会で

最後に見学をした所沢市民体育館のご紹介です。

IMG_0174

緩やかな美しい曲線が印象的な体育館の設計は、

鎌倉の旧神奈川県立近代美術館の設計を手掛けらえれた

板倉準三さんが創設した板倉建築研究所によるものです。

IMG_0171

前面道路には圧倒されるような美しいケヤキ並木があり、

この並木を生かし、その自然のイメージを

体育館の内部へ取り込みたいとの思いから、

無垢の木材を使った大規模構造に取組むことになったそうです。

IMG_0179

基本構造はRCですので、柱や壁はコンクリート製です。

IMG_0196

各ディテールへの心配りが随所にみられ、

建築全体の美しさを造り上げていることがわかります。

IMG_0189

屋根は秩父地方のスギを無垢材で使用した構造です。

鉄骨と役割分担をし、これだけの大空間を支えています。

IMG_0191

体育館の屋根に無垢の木材を使用することが出来たのは、

木材に着火しない性能設計によります。

IMG_0194

それは、火源と木材を必要な距離離すことで、

火災時に木材に着火しないようにするということです。

沢山の人が集まる空間ですので、大切な性能です。

今回の見学会で、拝見させていただいた4件は、

各々が違うタイプの防耐火設計をしていましたので、

タイプによる見え方の違いなど、大変勉強になりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

おかげさまで本日、松匠創美の事務所が

無事、上棟することが出来ました。

久しぶりに真夏の空で、厳しい暑さとなりましたが、

前回同様、レッカー車を据えられない立地ということで、

手揚げによる建て方、お疲れ様でございました。

DSC_8036

昨年の春に「事務所を建てよう」と口にしたその時から、

いろいろな事が一気に動き出しました。

難航すると思われた土地探しもすんなりと決まり、

計画をまとめ、すぐにでも建築にとりかかりたい、

そんな思いはあったのですが、

何分、本来の役割であるご依頼いただいている家を

しっかりと完成させることが最優先です。

先送り、先送りされ、土地が決まってから、

ここへ辿り着くまでに1年を要しました。

IMG_0490

今回建築をする建物は、一戸建ての住宅よりも更に

小さな小さな建物になります。

そこで、Wooden hut(木造の小屋)と呼ぶことにしました。

このWooden hutは、松匠創美の家づくりの考え方を基本に

計画をしています。

暫くの間は、構造の見学をしていただくことも可能ですので、

ご希望がございましたら、是非問い合わせフォームより

ご一報下さい。ご案内させていただきます。

これから、少しづつ工事の様子も

ご報告していきたいと思っております。

時折様子を見にお越し頂けましたらうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

日曜日は、『ハナちゃんの家』のエアコンについて

クライアントさん、取付業者さんと

朝から現場で打ち合わせがありました。

エアコン工事は量販店さんにお願いしていただくことが多く、

今回も量販店さんに依頼いただいているのですが、

隣地との空きが厳しい3階建てという条件もありまして、

完成引渡し後の工事ではなく、足場があるうちに

先行で配管工事を行ってもらうことにしました。

IMG_3155

しかし、ご購入予定の機種が特殊なサイズと言うことで、

喧々囂々、侃々諤々の打ち合わせになりました。

最終的には、機種を変更していただくこととなり、

お手間をお掛けしてしまうことになってしまいました。

柔軟な対応が出来ずにすみませんでした。

IMG_3148

その後は、照明やコンセントの位置を確認いただき、

家事室やウォークインクローゼットの棚の高さの確認や

暫く時間を取ることが難しいとのことでしたので、

朝9時に現場で始まった打合せでしたが、結果、

16時までの7時間にも渡りお付き合いいただきました。

長時間お疲れ様でございました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。