先週からずっと、今日中に終わらせる必要に迫られた仕事に

追われて居りまして、中々出掛けることも儘ならない状態でした。

今日は、久しぶりに締め切りの無い日でしたので、

現在進行中の現場2箇所に検査と打合せに行って来ました。

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明日、地下車庫部分のコンクリートを打設予定の

鎌倉の現場では、コンクリートを打つ前に、

鉄筋の配筋と型枠の検査を行いました。

一部、型枠の調整を指示しましたが、

特に問題点は見受けられませんでした。

心配されていた明日の天候も、帰り道に見た夕焼けが、

とてもきれいでしたので、きっと大丈夫のような気がしています。

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上の写真は、真名瀬から横須賀方面を見たところです。

下の写真は、鎌倉の先の江ノ島です。

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検査を終えて、葉山の現場へ行きますと、外壁のそとん壁が

丁度、塗り終えていました。

内部も、そろそろ大工さんが大詰めの家具作りに入ります。

 昨日、コンクリートを打設する際に行いました、

コンクリート試験についてです。 

今回は、地階がRC造と言うことで、

試験を実施することにしました。

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上の写真は、試験に使われる道具です。 

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 先ずは、コンクリートミキサー車から、コンクリートを抜き取ります。

こんな幅の狭いネコは初めて見ました。

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 上の写真は、コンクリートスランプ試験です。

コンクリートの流動性を測定します。

大きなコップ状のスランプコーンという容器にコンクリートを詰め、

逆さまにして、スランプコーンを引き抜くと、

コンクリートが、軟らかさの程度によってつぶれます。

適正な範囲で軟らかい程、

型枠の中に流し込んだときに鉄筋との間にも回り易くなります。

軟らかすぎても、強度が足りない恐れがあったり、

硬すぎると、型枠の隅々まで回り込まなかったりしますので、

スランプが適正範囲であることが大切です。

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こちらの写真は、圧縮強度試験用の供試体を製作するところです。

圧縮強度試験とは、実際に打ち込んだコンクリートが、

期待通りの強度が出ているかを

このようにサンプルをとって、1週間後と4週間後に、

試験機で、上下から加圧し強度を計測して確認します。

これ以外にも、コンクリート中の空気量や、

塩化物含有量も測定し、適正な範囲内であるか確認しました。

鎌倉、逗子、葉山辺りは、

山と海の隙間を縫って人が暮らして居ますので、

曲がりくねった道や狭い道路が多くあります。

今回の現場の場合は、前面道路を更に少し登りますと、

山になってしまうため、行き止りになります。

そのため、現場より山側へお住まいの方たちは、

現場の前を必ず通らなければ出入りが出来ません。

そんな大切な生活道路を塞ぐようにして、

今日は、コンクリートの打設を行わせていただきました。

近隣の皆さまには、大変、ご迷惑をお掛け致して居ります。

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地階のベースコンクリートの打設は、生コン車から、

シューターと言う道具を使って、直接流し込みました。

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後は職人さんが隅々に行き渡るように均して行きます。

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そして、コンクリートの中に空隙が残らないように、

バイブレーターを使って、振動させて空気を抜きます。

この後、表面を均し、仕上げていきます。

今回は、コンクリートの試験を行いましたので、

そのお話は、明日に続きます。