先月完成をしました『乗務員室のある家』には、

乗務員室の他にボックス席もあります。

一組のシートは実際の電車で使われていたモノを

今回、家を新築するにあたって入手されました。

そこで、ボックス席として対面で座れるようにと

入手した古いシートに倣って新しくシートを製作することに。

2015-10-17 19.31.13

先週末、これがやっと完成しましたので納品に行って参りました。

ボックス席の雰囲気、感じて頂けますでしょうか。

IMG_2329

実際に使用されていたシートの時間を経た味と

新しく製作したモノとの差は大きく、

馴染むまでには少し時間がかかるかもしれませんが、

雰囲気と経年変化を楽しんで頂けれたら幸いです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

今日は、昨日に引き続き

『三世代バリア”アリー”の家』のご紹介です。

敷地の立地から2階にリビングとなりましたので、

2階リビングの利点を生かし、空間的広がりが感じられるよう

トイレ以外の空間には、フラットな天井は設けず、

屋根の傾斜なりの勾配天井にしました。

15_05_15 horiuchi_055

そして、階段の柱とそれに架かる大きな小屋梁を見せ、

それ以上の小屋組みはボードを貼り、

白い天井として仕上げました。

15_05_15 horiuchi_067

床には、チェリーのラスティックグレードを貼りました。

ラスティックの床板は無垢ですが、節や白太と赤味を混ぜて

工場でジョイント加工したものですので、

いろいろな杢目が入り交じり、とても表情豊かで

面白味のある仕上がりになります。

そのため、木の表情を楽しみたい方に人気があります。

今回もとても気に入っていただきました。

このような形で木材を加工して有効活用することで、

丸太の利用率を向上することができます。

それを使用することは山を守ることにもつながりますので、

大切なことだと思います。

『三世代バリア”アリー”の家』のご紹介は今回で最後となります。

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

少し間があいてしまいましたが、

今日は『三世代バリア”アリー”の家』のご紹介です。

15_05_15 horiuchi_033

2階南西の角にはバルコニーがあります。

南西に建つ3階建てとの間にバルコニーを設けることで、

視界と日差しを確保するためです。

また、バルコニーは、お子さんがプールで遊んだり、

BBQをしたりしたいとのご希望でしたので、

細長い形状ではなく、四角い形状としました。

15_05_15 horiuchi_029

結果、2階スペースがクランクすることになり、

このクランクを利用し、

リビングの一角に子供コーナーが確保できました。

15_05_15 horiuchi_032

お子さんがまだ小さい今は、散らかしてもいいスペースとして、

もう少し大きくなったら、学習するスペースとしても

利用することができます。

15_05_15 horiuchi_036

子供コーナーはバルコニーに面する掃出し窓から

たっぷりの日差しが差し込む明るい空間です。

また、子供コーナーからリビングを見ますと、

階段室との仕切り壁によって

緩やかに区切られているように感じられます。

『三世代バリア”アリー”の家』のご紹介は

次回が最終回になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。